振り切った涙一粒金魚玉
交差するXYZ金魚玉
『ダイパー・ドライブやっています』
“おむつのドライブ?”
丁寧な発音
穏やかなトーンの声に
思わず立ち止まる
行きつけのスーパーの入り口
『新生児用のおむつが特に不足しています。 ....
母さんと夕食を食べている
母さんは
ポテトサラダの味付けはどう? と聞く
僕は
葛藤の群青が冷却される三辺のFM波が機体
を下降気流へと誘惑してステンレスがベニヤ
板へとバク宙する ....
どっか行こ?
自由だなって
思えるどっか
ケータイもパソコンも
鳴らないどっか
眠れる夜のどっか
なんだろ
文字を書くのが好きだ
なぜだろ
考えるのが好きだ
でも
どうしてだろ
酒や薬に溺れて
それらを消し去るのも好きだ
朝
君が
遠浅で
わたしを
呼んでいる
幸せなゆめを
見ていたいなあ
水がつめたく
感じる様な
繊細かつ
美しい
君の
夢
昼
私は
海の先
蜃気楼を
じ ....
スパイスと宝石の匙で
耳を穿られる
《誰の膝が欲しい?――
頭の中から始まる旋回舞踏
透明な花びら 光彩のミスト
すぐに船内の浴槽が揺れるよう
隠れた海が押し寄せて捲れだし
突 ....
六月のソーラーパネル青い眉
六月の匂いでなおる夫婦仲
気がつけば
三階席の片隅にいて
タリス・スコラーズのハーモニーに
君の耳は
空中浮遊する
悔い改めるでなく
道を求めるでもなく
真実に目覚めるはずもなく
美しさそのものとしての ....
小鳥たちの鳴き声
ここはドームだろうか
不思議と羽の音がしない
首筋から胸もとにかけて
蝋の塊は溶けて垂れていた
とっくに扇風機は止まっているのだ
目が覚めるのはいつもこんな調子で
....
六月の雨が止むまで振るタクト
六月のキリンの首や紙の鶴
白い霧に覆われて色褪せた世界
山と街に被さっている
蝉と暑さと湿度が
どうしようもない倦怠を引き連れる
他にも排気ガスの熱風とか
首の無い鳩の死体とか
濁った川の流れとか
何でも無い ....
家族や国を守るため
自ら志願し戦場へ行くと言うのなら
その人は行けば良い 後ろ指さされても
人殺しと罵られても
たとえ国家権力が徴兵しても
誰の血も流したくないと言うのなら
その人は拒 ....
こがねの日が差す
金色の夕立は
さぞや美しい狐が嫁に行くのかと
思わず微笑む天気雨
夏は
今も昔も懐かしく
子供の頃と同じ空
うちわで扇ぐゆるやかな所作
遠い昔に見たしぐさ ....
電車の窓から見える景色は
近景がこんなにも速く流れるのは何故?
遠景よりも遠ざかるのは何故?
僕の傍にいる方が早く消えてゆく?
ならば遠ざけておかなくちゃ
大事なモノほど消えてゆ ....
生贄にされてるらしく猿轡やけに激しい風が吹いてる
新郎の元カノがいるテーブルにやけに激しい風が吹いてる
「ろくでなし」
我がロクサーヌ
臈長けたその唇で
いたぶるがいいさいつまでも
でもときどきキスしてロクサーヌ
見た目なんてどうでもいいことさ
中身のない石炭袋のようなものさおれ ....
孤独とは思わないが
無意味だと思う
呼吸して
空を見上げて
夕日の美しさに呆然とする
短い現を
必死で生き延びる夏の蝉のようだ
今日も命を鳴いたか?
悔いなく鳴き続けた ....
ピザピザピザピザピザピザピザピザピザピザ「わたしのことは?」大好き!
終電に駆け込むときに風になる全筋肉が喜んでいる
ミッキーをM字のハゲと呼ぶように少しズレてる僕らの明日
ささやかれている
この世の終わり
大きい火山が噴火したり
全てが海に沈んだり
この世の終わりというけれど
始まりでもあるんだな
全てがまっさらなくなる
というものも
気持ち ....
青空が燃えている
遥か天空が
ガスバーナーの火みたいに
青は温度が高い証
僕達は炎に向かって落ちないように
重力にしがみついている
僕らが時々
眩しさを堪えて空を見上げるのは
あの ....
あきらかにNASAは開発していないやけに激しい風が吹いてる
調理パン買いに行かされ売り切れでやけに激しい風が吹いてる
駄菓子屋のババアがボケて食べ放題やけに激しい風が吹いてる
たけしさんのおすすめリスト
(591)
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
振り切った涙一粒金魚玉
-
北大路京 ...
俳句
5
15-8-5
交差するXYZ金魚玉
-
北大路京 ...
俳句
4
15-8-5
ダイパー・ドライブ
-
夏美かを ...
自由詩
23*
15-8-3
ポテトサラダと葛藤の群青
-
村乃枯草
自由詩
11*
15-8-2
ANYWHERE
-
ガト
自由詩
6*
15-8-2
HYDE
-
ガト
自由詩
3*
15-8-2
波も涙
-
瑞海
自由詩
10*
15-8-1
音楽の効能
-
ただのみ ...
自由詩
15*
15-8-1
六月のソーラーパネル青い眉
-
北大路京 ...
俳句
5
15-7-31
六月の匂いでなおる夫婦仲
-
北大路京 ...
俳句
2
15-7-31
虹を映す濁った水晶体
-
Lucy
自由詩
13*
15-7-30
蝋館
-
アラガイ ...
自由詩
13*
15-7-30
六月の雨が止むまで振るタクト
-
北大路京 ...
俳句
4
15-7-29
六月のキリンの首や紙の鶴
-
北大路京 ...
俳句
3
15-7-29
倦怠感
-
凍月
自由詩
5*
15-7-29
正直なところ大言壮語すれば
-
ただのみ ...
自由詩
10*
15-7-29
狐の嫁入り
-
ガト
自由詩
3*
15-7-29
置いてけぼり
-
凍月
自由詩
7*
15-7-27
生贄にされてるらしく猿轡やけに激しい風が吹いてる
-
北大路京 ...
短歌
1
15-7-27
新郎の元カノがいるテーブルにやけに激しい風が吹いてる
-
北大路京 ...
短歌
4
15-7-27
ろくでなし
-
梅昆布茶
自由詩
11
15-7-27
ひぐらし
-
ガト
自由詩
4*
15-7-27
ピザピザピザピザピザピザピザピザピザピザ「わたしのことは?」 ...
-
北大路京 ...
短歌
4
15-7-26
終電に駆け込むときに風になる全筋肉が喜んでいる
-
北大路京 ...
短歌
2
15-7-26
ミッキーをM字のハゲと呼ぶように少しズレてる僕らの明日
-
北大路京 ...
短歌
5
15-7-26
この世の終わりが来るときは
-
瑞海
自由詩
6*
15-7-26
青空が燃えている
-
凍月
自由詩
11*
15-7-26
あきらかにNASAは開発していないやけに激しい風が吹いてる
-
北大路京 ...
短歌
2
15-7-25
調理パン買いに行かされ売り切れでやけに激しい風が吹いてる
-
北大路京 ...
短歌
1
15-7-25
駄菓子屋のババアがボケて食べ放題やけに激しい風が吹いてる
-
北大路京 ...
短歌
2
15-7-25
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