おとうちゃん しっぷ はらはる
 あかんもう年や、ゆうて 腰に貼らはる

 おかあちゃん むね はらはる
 もうすぐあかちゃんくるんやで、ゆうて むね張らはる

 おにいちゃん テ ....
もういいだろう



コーヒーカップを片付けようとした
コーヒーがコーヒーではなくて
モーイーだった
モーイーなんて
くだらなすぎる
だじゃれにもならない
飲み乾してやった
 ....
左、
右、

左目  君 人に見える タバコを吹かしている 暇らしい。
右目  君 眩しく映る 後ろにある夕陽?いや 恋らしい。

右肩  ツボ かなり凝っている。
左肩  ツボ この辺 ....
昨日隣街で
宇宙の人に話し掛けられた


こんにちは
と彼は言う

こんにちは
と僕も言う


どこから来たの
と彼は聞く

すぐ近くから
と僕は答える

僕もそ ....
ここんとこ
お通じがなくて
苦しかったのは
詩を書くのを忘れていたからさ
と書いたとたん
痛いほど もよおして
トイレにかけこんだ
今日は 暑かった

今日は 忙しかったと

なにげなく 言い合う

いつもの 二人の会話に

今日も かなしかった と

言うのは やはり

重すぎるので

二人とも

 ....
大通りが静かな日でした
西側に傾いた窓から空を見下ろすと
秋でした
寝転んだ姿勢のままで
耳を使って確かめてみても
国道は確かにそこにあって
とても
静かな日でした


赤とんぼが ....
くそ じじい と

おまえは また そのすこし 

ぽってりとした くちびるを ゆがめて

はきすてるように いうのだろう


なんだよ と


ふたりのあいだにある へだたり ....
 
 たった一言交わして
 すれ違うだけの人にも
 私を憶えていてほしい
 それは贅沢なことだろうか


 食卓や墓地や廃屋にさえ
 いつも人の面影があった
 私の生まれは人だから
 ....
キュウちゃんいなくなった

ピーちゃん泣いた

おばあは笑った



じいちゃんいなくなった

みんな泣いた

おばあは笑った

おばあは笑ってた

お ....
どこにもやれないので

かかえてあるいています

おいていくわけにいかないので

いつもおんぶしています

だれにもみえないので

どんどんおもくなります

つよくなるために
 ....
 天涯くんと鳩子がカーサ針山で暮らし始めたので、わらび餅を持って遊びに行った。

 玄関から枯れた草が、半分ならオブジェなのに居間までのびていたのでもう帰りたかったが
「お花見に行きたい!」と鳩子が言 ....
ここは人の家なのだ
息の音がするのは当たり前だ



二階の影は濃い
下にはあたしと
8歳のころ掬った
金魚のなれのはてだけ
(彼はどうしてこう長生きなのか)
(そろそろ死 ....
帰り道 雑木林の遊歩道 


意識もせずに3人並んで  


等間隔に浮かんだ声


その意味に気がつくのは、3年後
こすった赤い眼の中
おちていく太陽が
すぎこしていった
夜へ

さみしいのまえに
たいくつがある
考える脳のくらやみ
がある


明日はデートだ
そんなことを空想す


 ....
たこ焼き屋のまえで
たこ焼きが出来上がるのをじっと待っているジャリたれは
いつも実存のことばかりに頭を巡らせているので
たこ焼きくるくるするの難しい?
としつこく同じことを尋ねては
店のおば ....
家に帰ると兄が花壇を取り壊していた


“マルを作るんだ”
“マル?”
“庭いっぱいの”


思い立ったがまま行動するのは兄のいつもの癖だ


ほんの1ヶ月前、兄の顔はまさし ....
ねえ、知ってるかい。


ゆうううつ、

ゆうううつ、


「あんた、それ間違っとるよ」

いいや、
いいや、かあちゃん
ぼくは間違ってなんか、ない
間違ってなんか。
だっ ....
どうかこの拙い{ルビ詩=うた}に

あなたの気持ちを詰め込んで

最も大切な人に捧げて下さい

あなたの気持ちがしっかりと

その人に届くまで

私はここで祈っています
破 点線のぬり絵
やぶれても

まだ 色がぬられてない

電車内で 公園で 商店街で 能楽堂でぬっていくところです

能舞台では
面と厚い衣装
おはなしの全てが声
生き方の全てが
 ....
良く考えたら

人って地球の上に約10億人いるんだよ


その脳に詰まっている言葉の重さは

一体何キログラムなんだ?
あたたかい あったかい それは屋根の上でかなほしのひかり ぼくは ほーほーと呼ぶよ あなたのとおい暖かみを翼はかたいし .... 余計なものはすべて捨てた
部屋にはダンボール箱が一つ
私は体を折りたたんでその中に入り
蓋を閉める

部屋には今、箱だけがある
おばあちゃんがわらっている
黒豆があんまりにもふっくらしていて
それはね、圧力鍋で炊いたのよって
たねあかしをしてしまうのが惜しいくらいに
私の魔法であると思わせたかったの


私は去年 ....
ごめんね、猫。
あたしは勇気がなくて
黄緑色のかえるや
濡れてつやつやしたその
まっくろな毛が
こわかったよ。
触れることさえ
できなかったよ。
雨にうたれて横たわるその姿は
とても ....
冷え切った校舎の裏
ささくれ立った言い訳をした日
嘘をつくのは単なる処世術ではなく
空気と同じなんだと信じることにした


地球は今この瞬間も律儀に回っている
無数の嘘を繋ぎ止めながら
 ....
四日間
昼も夜も流されていった
誰の目にも触れずに
ぼくの姿は水の中
ビニールでもなければ
人形でもない

痛くても生きていたかった
怖くても待っていた

どこにも行くところがなか ....
混沌として毎日 時には大蛇のように
死に枯れたくないけど死に枯れたい

映像が重なって重なって重なって
真っ黒

実写版コボちゃんみたいなガキが転んだ
これは「起承転結」の「結」だ

 ....
きみがしあわせかなんて
ぼくはわかんない

なんかいわらっても
それはそれかも
しれないし


きみがしあわせかなんて
きみにもわかんない

ゆめのいいとこで
めがさめたり ....
山にこもる友達が
もう疲れたからって言って
キャンプ場から2、3キロ離れた場所から
ずぶぬれで降りてきた
俺の部屋で毛布をかぶり震える指で
タバコを吸うので
うまいかい?と尋ねたら
 ....
初代ドリンク嬢さんのおすすめリスト(634)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
はらはる- 六一介自由詩6*04-9-28
モーイーカフェ- バンブー ...自由詩404-9-28
左。右。- 湾鶴未詩・独白504-9-27
宇宙の人- 松本 涼自由詩5*04-9-26
すっきり- みつべえ自由詩304-9-26
会話- こむ自由詩3*04-9-26
それとも- 霜天自由詩804-9-26
あくたいと_また、_その_こころ_の- 六一介自由詩12*04-9-25
人_(2004.9.25)- 和泉 輪自由詩2904-9-25
姥の喝(仮- AB(な ...未詩・独白704-9-24
君を- こむ未詩・独白1*04-9-24
牢の花、めめぞ群- 山内緋呂 ...散文(批評 ...304-9-23
金魚- フユナ未詩・独白7*04-9-23
あ、は、は- 半知半能自由詩404-9-23
明日の予定です- 石川和広自由詩6*04-9-23
連続する立ち位置- 捨て彦自由詩1204-9-22
兄のマル- 喫煙変拍 ...自由詩904-9-22
ゆうううつ- 望月 ゆ ...自由詩2*04-9-22
天使の詩- 快晴自由詩3*04-9-22
すい_と参る- 山内緋呂 ...未詩・独白504-9-22
人間の重み- 汰介自由詩304-9-22
_- 石川和広自由詩2*04-9-21
Simple_Life- たもつ自由詩1404-9-21
黒豆- みい自由詩7*04-9-21
とてもうつくしかったのに- poetaster未詩・独白404-9-21
朝の儀式- 窪ワタル自由詩15+*04-9-20
早く迎えに来てほしかった- 蒼木りん未詩・独白1*04-9-20
流れの中- マスイジ ...自由詩2*04-9-20
しあわせ- 松本 涼自由詩5*04-9-20
山にこもる- 瓜田タカ ...自由詩404-9-19

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