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真夜中のとばりに一人きり
風の音に目を覚ます
横に眠っているはずの君は
ここにはもういなかった

君は私の右腕に頭を預け
その髪の匂いに微睡んだ夏
あれからいくつもの季節が過ぎたけど
 ....
出来損ないのアンドロイドであるところの私
溶けていくウイスキーグラスの中の氷
オイルの切れたネジがまた狂ってしまったようで
昼夜はいつかの「不適切な関係」になり
無理矢理ゼンマイを回そうとする ....
暗い土手をみんなで歩いた
川の流れだけが静かに聴こえる
誰かは「またな」と手を振って
誰かは「もう会うこともないだろう」と
静かに呟き、どこかへ行った

一人減り、二人減り
友の口も段々 ....
好きな女の子とデートして
「何処か行きたい?」と訊ねたら
「何処でもいい」とその子は答えた
今までの経験上、大概の女の子は
「何処でもいい」が口癖らしい

だけど突っ立っていても仕方がない ....
僕は最近眠れないんだよね…。
なんでかって?
それはさ、それはさ…。
どう言えばいいのか、
僕にもよく分からないんだけど…。
でも、思い切って言ってしまおう!
いや、やっぱり止めておこうか ....
どうかこの拙い{ルビ詩=うた}に

あなたの気持ちを詰め込んで

最も大切な人に捧げて下さい

あなたの気持ちがしっかりと

その人に届くまで

私はここで祈っています
我々、日本人も野蛮人
バンバンジー食らいバンジージャンプ
夜は気取ってワインの馬鹿
ほら、言わんこっちゃない
悪酔いして翌日も二日酔い

よいしょよいしょの窓際族
やっぱり屋上からのバン ....
公園の芝生に腰を下ろして
君と他愛も無い話をしていると
右手の甲にそうっと蟻が這い上がる
私は無表情にその蟻を一瞥し
左手の親指の腹で静かに潰す

目の前には無限のような緑
足下は歩き慣 ....
不具の男が夏の夜に向けて
煙草の煙を吐き出している
誰かと繋がりたいと強く願いながら
それと同時に同じ位強く
誰かと繋がることを拒んでいる

携帯電話の点滅
そしてその振動する音
発光 ....
空っぽの心に種をまく
いつか花が咲くように
そう、
ただ闇雲に種をまく

美しい花
可愛らしい花
中にはきっと
醜い花もあるだろう
いつ咲くのかも分からない

だけどそれでもいい ....
初代ドリンク嬢さんの快晴さんおすすめリスト(10)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
私の横に今いない人- 快晴自由詩11*05-5-31
出来損ないのアンドロイドであるところの私- 快晴自由詩2*05-2-22
川沿いの道- 快晴自由詩4*04-11-27
新大久保デート- 快晴自由詩9*04-10-24
眠れない夜- 快晴自由詩7*04-9-30
天使の詩- 快晴自由詩3*04-9-22
イン・ザ・ミソスープ- 快晴自由詩4*04-9-15
- 快晴自由詩8*04-9-7
悲しい不思議- 快晴自由詩5*04-9-4
種をまく- 快晴自由詩3*04-8-23

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