すべてのおすすめ
最後は風が吹いたとさ
なんにもないよな一日に
だあれもいない丘の上
さみしい人もいない町
焼けた野原に草が生え
雲ひとつない青空に
ひまわり一輪 天仰ぎ
夕日が沈むその前に
染まる色彩見ておこう
一番星のその前に
今日の名残を惜しんでおこう
月がひっそり顔を出す
兎の影絵を探してみよう
無為に過ぎてく一日に
何もできない一日に
眠りにお ....
花咲か爺さん 灰を撒く

小さな島を照らしましょう

日本に花を咲かせましょう

鉄砲持って 海渡ろう

ハンバーガーを食べながら

見知らぬ人を撃ちましょう

大地を真っ赤に ....
花咲け大地

叶わぬ夢も

素知らぬ顔で

天まで昇れ

いずれは雲に

やがては雨に

今日もどこかで花が咲く

色とりどりの花が咲く
きみには
もう届かない
神さまの手紙を
僕は今日も読んでいる
きみが知る由もない
今日という日の美しさを
僕が手紙に書きましょう
こちらは四月に雪が降りました
そちらはどうですか?
フリードリヒが見ていた
あの十字架

雲海に聳える
孤独な十字架

廃墟で傾く
あの十字架

運命はいつも
フリードリヒの絵の中に

同じ十字架を見つめて
同じ背中を見つめて ....
風吹き抜ける丘のうえ
祈りを捧げる家が建つ
人の無力の絶望に
抗う祈りのうたう声
潮風のつぶに紛れつつ
砂の浜辺に隠れては
いつか亀の背に乗って
海の彼方のその彼方
祈りはどこに届くか ....
神社のない
町に生まれた
墓もない
新しい町に育って
隣り町の友達は
高層マンションから
空き地だらけの町を眺めた
僕らは
歴史のない町に育った
僕らの故郷には
神社がない
僕ら ....
蝋燭の灯りが消えてゆくように
真っ暗闇になるのだと
そんなふうに
誰に教わったわけでもないが
そんなふうに
思い込んでいたもので
真っ暗闇に包まれて
何も見えなくなることは
なんとなく ....
治療しなければ半年です

そう告げられました


でも私は治療をします

そして半年以上生きます


生きます
誰とも喋りたくないとき

メールは便利だ

日々を繕うことが出来るから

喋ってしまって

交感神経優位にならないですむから

活動・緊張・ストレスこそが

生きてる証拠みたい ....
木漏れ日みどり映え
そそぐひかりの束

だれが僕を
貴方をあたためる

この世に
春をつれて
いずれつれ去る

僕を
貴方を
塵ひとつ残さず
忘れる人さえ
いなくなっても
 ....
遠いベッドで寝転んでいると

小窓のカーテンの向こうから

おいてきぼり喰らった僕の声

銀河鉄道の夜を見送っていた

この世の悪も善も乗せてゆく

悲しみも退屈も希望も喜びも
 ....
軒先のんきな風鈴が
遠くの空を眺めてる
空だか海だかわからない
水平線を眺めてる
子どもたちが遊んでる
白い浜がお気に入り
いったりきたりする波を
にやにやしながら眺めてる
ばかにきれ ....
見えるものがすべて
そこにある世界
それが世界
どうせなら
楽しい世界
苦しみを超えたら
きみだけに見える
やさしい世界
きみだけに
見えるから
きみだけの世界を
僕も信じるから ....
雨の夜すぎゆく車窓

アスファルトに

コンビニが映っている

置き去りにされた

一瞬

それがいずれ


『この花の種だったのか』


そう思い出す日が

そう ....
犬がなく

ぼくらが人生でやっていることなんてたぶん

記憶にものこらないハレの日のこと

必死に切なくなっていることだってたぶん

記憶にものこらないハレの日のこと

犬にしてみ ....
世の中とうまくやれなかったあの頃のほうが

純粋で気高くてずっとまっすぐだった

神様でもないのにもう大人なのに

信じることや

信じてもらうことぐらいしかぼくは出来ていない

 ....
窓の結露を拭き取れば
むこうには霧がたって
ふくらみだした蕾の群れ
まばらにかたまって
微睡みの中のようにぼんやりとある

春は病み、桜は病気を体現する

まだ冷たさを保っている
寒 ....
途上の果てに途上が永遠に続く程

過程こそ命だったりするのかもしれない

結果の全てを錆びれた勲章のように刹那の時代に留め

天へ行く虫の息を深呼吸の懐の泉 澄む結びに憧憬の界

今を ....
小爆発しながらでないと
わたしの日々は動いていかない
(しらないあいだにも)


母が消えてくれたらいいのにと思った
そんな自分を恥じなかった
だけど越えられたなんて自信は
も ....
突き抜けるような
青い空に
純白の雲
雲の向こう側に
なにが蠢いているのか
誰も知らない

青い空

白い雲

果てしない孤独
もしかしたら
言葉は音になって
空気中を漂い
あなたの耳から侵入する
かもしれない

もしかしたら
言葉は文字になって
どこかに刻まれ
あなたの目から侵入する
かもしれない

 ....
彼女がひとりぼっちで 部屋の片隅で膝を抱えて震えていたとき
ノーテンキなボクはいつものように テレビの前でゲラゲラ笑ってた


彼女が例の彼氏と別れたって 人づてに知ったときも
ボクは取り立 ....
私が不治といわれる病気になった時
学校のことや
子供会のことなんか
代わって引き受けてくれたママ友に
「いろいろごめんね」と謝ったら

事情を知っている彼女は言った
「そんなこと、気にし ....
冬に生まれても
春に生まれても
愛される子に違いない

星座が好きでも
闇夜が怖くても
夢を見る子に違いない

走るのが得意でも
描くのが得意でも
頑張れる子に違いない

 ....
過ぎた時間の中の僕
膝を抱えてうずくまる
受けた傷の痛みにすら
置き去りにされ
出来事の意味に囚われたまま

そんな僕を迎えにいこう
ふとそんな気になったのは
きっと君に会えたから
 ....
絆創膏は彼女に優しい

いつだって

なにも言わないで
傷を覆う
傷が治っても
彼女が落ち着くまで待っている

いつまでも

僕はそれが拒絶に思えて仕方ない
絆創膏で塞がれた傷 ....
鳥になりとうございます どこに国境がありましょう 魚になりとうございます おなじ水面をしっています 山になりとうございます 花になりとうございます ひととしての命ですので 希望の道、

なにやら宗教ぽくなってしまうのが残念だが、希望の道、だ

言葉として容易くは使えない、希望の道、だ

できれば魯迅ぽく、希望の道、だ


うちのめされて

どんなに ....
川瀬杏香さんの自由詩おすすめリスト(331)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
来るべき世界- 花咲風太 ...自由詩115-6-1
その前に- 花咲風太 ...自由詩415-5-28
花咲か爺さん〜三好達治「灰が降る」から60年を過ぎて- 花咲風太 ...自由詩115-5-27
花咲け- 花咲風太 ...自由詩315-5-26
神さまの手紙- 花咲風太 ...自由詩515-5-22
フリードリヒの十字架- 花咲風太 ...自由詩315-5-19
祈りの家- 花咲風太 ...自由詩215-5-19
_故郷- 花咲風太 ...自由詩9+15-5-15
そんなこと- 花咲風太 ...自由詩415-5-12
余命の告知- 小川麻由 ...自由詩11*15-5-10
世直しが好きだから- 吉岡ペペ ...自由詩415-5-5
祝福の朝- 花咲風太 ...自由詩215-4-27
今日という日に- 吉岡ペペ ...自由詩715-4-22
風鈴- 花咲風太 ...自由詩615-4-21
きみだけの世界で- 花咲風太 ...自由詩115-4-16
この花の種- 吉岡ペペ ...自由詩315-4-10
よしよし- 吉岡ペペ ...自由詩215-3-25
花散ります- 吉岡ペペ ...自由詩215-3-23
春、濁り- 北井戸 ...自由詩415-3-15
過程の空- 朝焼彩茜 ...自由詩12*15-3-13
ココロコスモ- 唐草フウ自由詩8*15-3-7
青い空、白い雲- 花咲風太 ...自由詩715-3-2
ひとかけら- 花咲風太 ...自由詩715-2-20
関係者- 涙(ルイ ...自由詩315-2-17
明日は我が身- そらの珊 ...自由詩17*15-2-16
命なんだね- 千波 一 ...自由詩515-2-16
迎えにいこう- 森川美咲自由詩1*15-2-11
絆創膏- 北井戸 ...自由詩115-2-9
視線- 黒木アン自由詩415-2-8
希望の道- 吉岡ペペ ...自由詩715-2-4

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