枯れるほどの才能もない 昨日のうえにことりと
今日が落ちてくる
その順番は変えられない

やっと捜し当てた今日は
つかのまのあいさつを済ますと
足早に去ってゆく

きのうの昨日のきのう

そこには取り ....
秋冷や蓄積されしセルライト 自転車に乗っている女性の下着が見えないかと


車を運転しながら  ついつい目をやってしまう自分が嫌いで



なんとか克服しようと 



女性を見たら 



必ず裸 ....
OMOTENASHIわたくし 妖怪 おもてなし と申します。
わたくしの体のほとんどの部分は 水とコラーゲンなのでございます。
人間の水分量は たったの六割だそうですね。 
よくそれで生きていら ....
タバコを吸いながら 考えていた あの頃を思い出す

あの 間が よかったよなあ



右手から 煙が上っててさあ

考えてるのが よかったなあ






口内炎が むち ....
欠伸と溜息ばかりの酸欠美人
憂鬱な一輪挿しに蒼い微笑
死語とエゴの齟齬で過ごす
午後の惨さ
相違ありませんか
花鳥風月と課長風下劣
おやめ下さいその菓子は
名刺の角で指を切り
 ....
耳を塞いでよく聞きな
俺の生い立ちはこうだ
頭を巡らせてみると
格子の向こうに四角い光
その中からこっちを見ている一本の木
やっと首の据わった俺が
ベビーベッドの中にいたというわけさ
何 ....
※中途半端に疲れた自分

ぶらりぶらぶら壊れた道で
その先にある幸せという嘘

空は全く灰色で
お日さまかんかん晴天で
雨も降らずに灰色で
光線だけが照り注ぐ

先も急がずぶら ....
タラレバがやって来るときは憂鬱だ
タラレバには輝く空がない
これを言うとみんなに叱られるから
タラレバはいつもひっそりと隠れている

タラレバは食い物じゃない
タラレバは歩くのが遅 ....
父ちゃん
あんお地蔵様な毎日こっちば見よるとよ
戦火でむごう焦げた左っかわ
今日もハンサムよ 
父ちゃんに似てよか男ばい
いたばり出てみれば秋ん風のすーっとすると
こん前どか雪降ったつ ....
紙ねんどでできた魂が
窓ぎわで色あせていました

緑化された街へとつづく
海風にやぶれた辺外の家の
そこだけ乾いた晴れの日のモーヴ

わたしはわたしの火で身を焼いた
「あの日」となづけ ....
まちがいだと
笑わないでください

季節を
取り違えた
ばかな花だと
笑わないでください

きょうだいたちが
眠っているのを
ただ静かに見守るためだけに
秋に咲いた
一輪の紫陽 ....
趣味っていうほどのものでもないですけど

穴を掘って汗をかくのが好きですね


あんまり 暑くないときに はい




好みとか特にないですね


別に好きにならなくても ....
中庭に迷い込んできた彼岸花が一輪だけ咲いている

とても貴重に映り 華やかな感じがするが

当人(花)は場違いなところに来てしまったと

恥ずかしい思いをしているかもしれない


 ....
下ネタをよく言うやつが結婚し言わないやつが損をしている 紫色の紙が足りなくなってしまった
急いで買いに行かないと、もうすぐなのだからと
気ばかりがいたずらに焦って
どうしたらいいかわからない
今までどこで買っていたかなんて覚えてないし
手配してく ....
おれの明日は
今日ではないか、と
もちろん分かってはいるのだけれど
今日が
それはおかしいではないか、と
異論をはさむので
悩んでしまうのだ

今日が
おれのどこに異論をはさむのか
 ....
猫とは煮込み続けた ライオンのことである

言霊とは チョコレートの 破片の中の 0.0000001である



名言作りにはげんでいた久兵衛さん



畑を耕しながら なにやら  ....
たわんだガラス窓をひたすらに登ろうとしている羽蟻を見ていた。
同じ動作を飽きもせず繰り返している。
彼はなぜその小さな背に生えている羽を使わないのだろう。
よく見るとその羽は見る影もなく疲れ ....
滝川クリステルに激似だとお?
冗談も休み休み言いやがれ!
共通点はハーフってだけじゃねえか!
しかもナニ人とのハーフだ?
アフロじゃねえかよ!
5万もするDVD買わせやがって
ふざけんな、 ....
星のみえない夜にも
星は存在する
風にふれない丘にも
風は存在する
あなたが消えたあとにも
あなたは存在しつづける

両のてのひらを
まるくして合わせる
透明な卵だよ、ほら
結婚してからも二人は別々の道を歩いた
二人の間が広がっていったとしても
二人は詰めようともしなかった

二人の間に他人が入ったとしても
二人の間を埋めることも
ひろげることもできなかった
 ....
お昼休みの中庭に
理科部の男子が
窓から放したハムスター

クローバーをむしゃむしゃ食べた

タンポポも食べるよって
誰かがいった
ストローみたいな茎のはじから
食べていって

 ....
遠い日
私をすこやかに育てなおしてくれた人よ

あなたの真似事をしています



背負ってしまった陰を呑み込んで
人知れず水鳥の如く足掻きながら
あなたは
微笑むことを忘れません ....
  

      あなたが泣くのなら
      そのとなりで
      わたしも
      黙って泣こう 
             
      そう思わずに
      い ....
――弱さも振りかざせば暴力。

「その言葉も弱者に対する暴力です」

――その主張だって、弱さを振りかざしているでしょ。イコール暴力。

「その言葉も弱者にとっては、以下略」
 ....
それから
すべての君の中から僕のすべてがいなくなってしまえばいい

それから
ふつうになにげに生きてゆく

それから
今日はやたらと月がきれいに見える
とかは気のせいで
ふつうに ....
あたし
体重が重すぎて
膝に水が溜まって
溜まりに溜まって
お魚さんや
それを狙った水鳥たちが
集まるようになってしまいました
餌を与えないで下さいって
言ってるのに
パン屑を投げる ....
最前列に磔刑宛ら固定され
急な坂をゆっくりと上って行く
頂上に何が待ち受けているかは分っている
(何故こんな日に雨が降るのか) から
(何故雨の日にこんなことをするのか)
思いを行き来する疑 ....
hiroto22さんのおすすめリスト(307)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
枯れるほどの才能もない- 北大路京 ...自由詩413-10-4
きのう- 梅昆布茶自由詩1913-10-3
秋冷や蓄積されしセルライト- 北大路京 ...俳句413-10-3
まだまだ思春期- 八男(は ...自由詩313-10-3
おもてなし妖怪2013- るるりら自由詩24*13-10-3
タバコ吸いたいなあ- 八男(は ...自由詩413-10-3
officelady- ただのみ ...自由詩15*13-10-3
パターナル- salco自由詩13*13-10-2
途〜パートいくつか忘れました- ……とあ ...自由詩11*13-10-2
タラレバ- アラガイ ...自由詩12+*13-10-2
風の子の弔う- 凛々椿自由詩513-10-1
神のアール- 平井容子自由詩1113-10-1
シークレット_ガーデン- そらの珊 ...自由詩12*13-10-1
お見合い- 八男(は ...自由詩413-9-30
彼岸花- 八男(は ...自由詩513-9-30
下ネタをよく言うやつが結婚し言わないやつが損をしている- 北大路京 ...短歌613-9-30
紫色の紙- 春日線香自由詩613-9-30
かもしれない- 草野大悟 ...自由詩2*13-9-29
無名なる日々- 八男(は ...自由詩513-9-29
ある社会の中で- ヒヤシン ...自由詩11*13-9-27
滝川クリスタル映像- 花形新次自由詩213-9-27
わたしが消えたあとにも- そらの珊 ...自由詩22*13-9-27
夫婦- イナエ自由詩10*13-9-26
ダンデライオン- Lucy自由詩19*13-9-25
水蜜桃- 伊織自由詩12*13-9-22
思わずにいられない- 石田とわ自由詩11*13-9-22
ループ- 自転車に ...自由詩513-9-21
それでも- AB(な ...自由詩813-9-20
絶食自殺- 花形新次自由詩413-9-20
家族旅行- ただのみ ...自由詩26*13-9-20

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