すべてのおすすめ
くたびれた我が身に
赤い旗がいくつも立つ
宣告は容赦なくて不要物に
なる日もとおくはない

息子達のために生きているつもりでも
やつらからはなんの音信もなくて

CSN&Y
ぼくたち ....
 
あなたは、ぼくじゃない

ぼくは、あなたじゃない

でも、わかりあえないわけじゃない



 
空から雫が降ってくる
そんな日がすきだ
同じものがからだのなかにある

こわれた玩具の痛みをしらない街に棲む
風に翻って反転する記憶の陰翳を編む

この電話も壊れてるんだ
だから意味を ....
夜空が見せる死へ
立ち会えば
人は願いごとをするのだというけれど
想いに比べれば言葉はもどかしいだけで
現実にはそんな暇もないほど
許されている時間は
まるで人生のように短く
まばたきの ....
タクシーを止められなかった手で背中をかく 三月のかた雪の上を歩いて
湖を行くと
半分水につかったまま
凍りついた樹の枝に
ふくろうがいた
ふくろうは目を閉じていたが
やがてゆっくり見開くと
私をみつめた

ひらべったい猫に似 ....
かなしみをください
あなたの傷口のように深い夜に

ことばをください
書き忘れた遺書のように
端正に綴ってみたいのです

桜が眼に沁みてなぜかせつなく
なにかを教えてくれるのですから
 ....
帰宅する

幹線のJRの駅から田舎電車に乗り換え
一五分ほど奥まった田舎の駅
そこが自分の住む家の最寄り駅である。
妻と子が二人、義父母二人
六人が暮らす自分の家だ

自分の父母は随分 ....
今日のために
昨日を生き
明日のために
今日を生き
夢のために
明日を生きる

でも

私は知っている
昨日も今日も明日もつながっていることを
だから本当は昨日も今日も明日も ....
私が私でなくなる日にも
海は変わらず在るのだろう

私が私でなくなる日にも
空は変わらず在るのだろう

私が私でなくなる日など
なんの特別なことはなく

私が私でなくなる ....
揺れる心地よさに
居眠りしていたわけではないが
通過してしまった駅があったという
ぼくを待っていた人に気付かず
遠ざかった町

乗車駅の ....
【人間】
初めてのアルバイトは中学1年の冬休みだった。
親戚の雑貨店でのレジ打ちの仕事だった。
年末のある日、事件は起きた。
その日の昼食後、レジに戻ろうとしたら、おばあさんが
お茶碗を買い ....
かあさんの
みずたまもようのワンピース
あれ、手作りなんやでって
こそっと打ち明けた
キヨちゃんが
ほんま? すごいなー
でもどこからが手作りなん? って
イケズゆうから
どこもかしこ ....
魂を語り合いましょうと
いいながら
詩人は逝ったのでした

今朝
わたしはみつけた
ゴミステーションの柵に
いくつも並んだ雫
それは
ぶらさがって
落ちまいと揺れていた
冬の夜が ....
ひとを好きになって
はずかしかった
目も口も鼻も手足も
はずかしかった
話すことも黙ることも
さわってもさわられても
泣きたかった
赤くて青くて
欲しかった
あふれるまぎわの気持 ....
  なあ 枕
  もう30年以上経ったかな

僕のことは何でも知っている
酔っ払って寝たときも
泣きながら寝たときも
うれしくてなかなか寝付けなかったときも
いつも同じ
変わることは何 ....
倚りかかるのでなく
凭れる
そんな時間の
絶妙

安心を手放さない為に
色恋は放棄。

わたしが今欲しいのは
色恋のドキドキではなくて

しっとりと落ち着いた
「ベ ....
とりたてて喜ぶほどでもない
あたりまえのことを渇望する
今日は昨日よりも調子がいい
そんな錯覚でも気分がよくなる

まわりの誰と比べても
あたしなんて可愛いもんだ
錯覚か幻想だけでも ....
子供の前で大人のふりをした

洗濯物の前で大人のふりをした

鏡の前で大人のふりをした

悲しみの前で大人のふりをした

ママ友の前で大人のふりをした

雪の前で大人のふりをした
 ....
キレるところじゃなかった 小学生のころ虫を食べていた

アリやトンボやチョウやセミ

その味ならいまも思い出せる

小学生のころそれで虫博士と呼ばれていた

頭がよくなったような気がして

嬉しくてみんなの ....
私は何も知らないじゃないか。
小学校、中学校、高校、大学、社会人。
サボってきたわけじゃない。
つらいことの方がが多かった。
それなのに学校が何であるか。
社会とはこういうもの。
国とはこ ....
 

願わくは、
どうか僕より
先に死んでください
あなたの居ない絶望を
舐めるように
味わいたいのです

願わくは、
どうか僕より
不幸でいてください
あなたを幸せにする方法 ....
猫の隣で
白い息は丸くなって
コタツの上の
最後の一つになった蜜柑も丸くなって
少し温くなって

わたしの隣で
あなたは丸くなって
秋よりももっと丸くなって
ほあん と 丸くなって
 ....
ほんの
ひと握りの間に
つたえられる想いなど
わずか数行

わびるにも
しのぶにも
なぐさめるにも
たしなめるにも

ひとは
それほど多くを
持ち得ないから
大切 ....
なに考えているのかちっとも手応えがない仕事人間のようなふたりでも

ささやかな感情のふくらみで満足していたりするのです

したいこと、やるべきことがあるから今の暮らしをしているのだ ....
誰もいない海に雨が降る こちら変態こちら変態応答願います 寒い日に「寒いね」って当たり前のこと
温かくて柔らかい吐息の色でわかっているよ

降り積もった朝の霜を踏んで
砂利道の上のキャッチボール

口遊んだいつもの歌も
溜め込みすぎて漏れ出した ....
クフフッ
ボクは男の子

ママは云ったんだ
大人になったら男の子はパパに似るはずだから良かったねって

 惚れんなよ ママ

クフフッ
ボクは男の子

でもボクはママのDNAを好 ....
hiroto22さんの自由詩おすすめリスト(269)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
息子へ- 梅昆布茶自由詩1215-6-1
じゃない- 殿上 童自由詩15*15-6-1
モノローグ- 梅昆布茶自由詩1114-12-16
一瞬一生- そらの珊 ...自由詩23*14-8-6
タクシーを止められなかった手で背中をかく- 北大路京 ...自由詩1114-4-12
ふくろう- Lucy自由詩20*14-4-2
憧憬。春- 梅昆布茶自由詩24*14-3-31
不安−詩想との訣別- ……とあ ...自由詩17*14-3-27
昨日と今日と明日と- ichirou自由詩10*14-3-26
私が私でなくなる日- 千波 一 ...自由詩214-3-16
通過駅- イナエ自由詩18*14-3-14
アルバイトの備忘録- ichirou自由詩19*14-2-25
授業参観- そらの珊 ...自由詩18*14-1-24
- そらの珊 ...自由詩1814-1-23
まぎわ- はるな自由詩814-1-22
なあ_枕_いいだろう?- ichirou自由詩7*14-1-21
もたれる- 鵜飼千代 ...自由詩10*14-1-21
病室- 藤原絵理 ...自由詩8*14-1-20
まく- 小原あき自由詩17*14-1-20
キレるところじゃなかった- 北大路京 ...自由詩314-1-19
虫博士のころ- 吉岡ペペ ...自由詩214-1-17
知っている- ガンジー自由詩414-1-17
STARDUST- 自転車に ...自由詩214-1-16
丸くなって、冬。- 佐東自由詩214-1-15
わずか数行- 千波 一 ...自由詩414-1-15
飄々と- 鵜飼千代 ...自由詩11*14-1-14
誰もいない海に雨が降る- 北大路京 ...自由詩1014-1-14
こちら変態こちら変態応答願います- 北大路京 ...自由詩714-1-14
言葉のカタチ- 中村 く ...自由詩13*14-1-14
ボクは男の子- 朝焼彩茜 ...自由詩14*14-1-13

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