すべてのおすすめ
ひにひに老いて、
それから歌って、
ね、
な、
にゃんわり、ね、
な。
あららな日和ね。
焼き芋の包まれている新聞紙かすかなインクの匂いも食す
くくられた新聞紙の椅子の上あごひげという名の猫がくつろぐ
ちぎられて水にひたさればらまかまれほこりにまみれて新聞紙逝く
世の中の ....
うちの猫、しりませんかという看板、わたしの好きも探してほしい
その、こころ、いただきましたという予告、付箋ひとつで君からとどく
お迎えにハムスターがくる夜は、既存依存の弱さが強いものだ ....
おばあちゃんの猫はおばあちゃんの匂い 猫のおばあちゃんがいなくなっても
おぬし 忍びの末裔であるな 足音もたてずに猫が来る
どんなに寒い夜でも おまえだけは温かいゆたんぽ
ねずみがい ....
はかなげな羽が降りてくるようにシダーウッドの練り香の夜
素のままの足先冷えるにまかぜては南瓜の裏ごしなんかしてみる
面取りの支度を終えた大根の白さに嫉妬 そうゆうをんな
忘れたり思い ....
入社式帰りの子らを羨望の眼差しで見てモク拾いなう
迷信を信じてあえて爪を切る時間を夜と決めている僕
強風に この身のタガをはずされそうで夜の毛布を抱きしめている
蓋のないボンドはいつしか固まって自己完結を目指しています
貝ボタンはずせばそこはあの海で潮の香りが満ちて広がる
風見鶏 ....
紙を折り色とりどりに祈ります三角のかどはぴんとして
一膳の箸のすがたも美しく背筋を伸ばす五人のしもべ
夜更けすぎ昨日を連れて散歩する買って帰ろうコンビニ ....
下ネタをよく言うやつが結婚し言わないやつが損をしている
餅つきに飽きて兎はナイターで月の氷を滑っています
煮詰まった砂糖が夜に冷えていきゆっくり月はべっこう飴に
おつきさま あなたの裏は永遠に知ることのない孤独でしょうか
月明かり 独り寝 ....
薬局で迷いに迷って買いました蜂蜜入りのリップクリーム
秋物を買おうと行った店先でつい手が伸びる夏の{ルビ値引き品=バーゲン}
肌寒くなると伸ばしていた髪を切りたくなるのはなぜな ....
この夏を共になんとか生き延びて ずしりと重い冬瓜を買う
唐辛子 束ねて売れば店先が花屋になった花屋であった
セルリーがしなびて見切り三十円 手にとればもう戻せなくなる
無花果の星型に ....
死を拾う 空に斧振り上げたまま腹見せて転がっている
詩を拾う 弔いもなく涙なく乾いて虫の命逝く夏
からっぽをからっぽで埋めからっぽで蓋をしててもあふれるからっぽ
言葉尻に「けど」つける娘よわたしはその「けど」のあとが聞きたい
早急に
なんじゃコレ!って
伝えなきゃ
人の一生
短いんだから
楽しみは
詩を書くことと
口滑り
知人に真顔で
心配された
hiroto22さんの短歌おすすめリスト
(17)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ら、ら、ら、
-
チョ・ヴ ...
短歌
2
14-1-14
新聞紙
-
そらの珊 ...
短歌
13
14-1-10
うちの猫、しりませんか
-
たにがわ ...
短歌
4*
14-1-6
猫や_猫(自由律)
-
そらの珊 ...
短歌
15
13-11-11
イノセント
-
そらの珊 ...
短歌
11
13-10-30
入社式帰りの子らを羨望の眼差しで見てモク拾いなう
-
北大路京 ...
短歌
6
13-10-29
迷信を信じてあえて爪を切る時間を夜と決めている僕
-
北大路京 ...
短歌
4
13-10-25
風の街
-
そらの珊 ...
短歌
10
13-10-16
蜜色の眠り
-
石田とわ
短歌
9*
13-10-7
下ネタをよく言うやつが結婚し言わないやつが損をしている
-
北大路京 ...
短歌
6
13-9-30
月の氷
-
そらの珊 ...
短歌
13
13-9-20
ねぇ、秋がきましたよ。
-
時子
短歌
7
13-9-17
冬瓜を買う
-
そらの珊 ...
短歌
11
13-9-13
蟷螂
-
そらの珊 ...
短歌
17*
13-8-24
からっぽ
-
はるな
短歌
9
13-8-16
言葉尻に
-
久里
短歌
3
13-8-10
イタッ!短歌3
-
花形新次
短歌
2
12-7-29