たくさん野次馬がいて
わあわあ騒いでいる
下りなのか登りなのかわからない坂道を
私は必死に歩いている
というか
這ってるみたいになってきた
インゲン豆が数限りなく空から降ってきて
今日は ....
メタンガスもフロンガスも
もうどうでもよくなってきたけれど
おれは戦うしかないらしい

最後まで いや
最期まで
おれは抵抗すると誓ったのだから

ポケットに手を突っ込む
最後のパイ ....
φ(..)夜がやってくると σ(^o^)は
決まって!と?の大海にくりだし
しらくらすれちがう会話を交わす
てんで勝手に (‥?には (‥?と答える流儀で

送信情報は饒舌をもって貴 ....
憧憬と書いて
どうけいと読むのだと思っていた
でも
しょうけいとも読むらしい
しょうけいのほうがかっこいい

とおもったのは
本多勝一の『憧憬のヒマラヤ』を読んだときで
ええと
わた ....
この文章をどこで見たとしても
あなたは呪われます。
たったいま、私が呪いました。
私はあなたを脅迫します。
脅迫されなさい。


パターン1

あなたは後ろ暗い四畳半の部屋で
せん ....
声が届いたことなんか一度だってあっただろうか
山々は鈍い色に塗りたくられている
いつも
線路は鉄の匂いがする
いつも
阻むのはガラスの壁 ではなくて
やわらかいマシュマロ状の肉塊
頭部は ....
先週からひどい吐き気がする
酸っぱいものがこみあげる

幸か、不幸か、

食べすぎている
一週間で体重が5キロ増えた
薬はちゃんと服用している
食欲がありすぎる
気分は暗い

と ....
いつものナレーションから。この文章には、『スター・レッド』のネタバレが含まれている。批評というものはネタバレなしには不可能というのが私の持論、この持論に不満がある人はここから先を読まないように。

 ....
夏休みは毎年キャンプにでかける。たとえ休みが一日しかなくても無理矢理でかける。わざわざキャンプにでかけなくてもうちは田舎にあるから山のふもとに住んでいるようなものなのだけど、やはり山奥にまで入り込むと .... 私は生活実感のこもったエッセイを書くのが苦手だ。書けないことはないと思う。苦手というより書きたくないんだと思う。いや、書きたくないんじゃなくて、書いたらアカンという気がしているんだな、うん、自制してい .... はじめにお断りしておく。この文章には、『スター・レッド』のネタバレが含まれている。結末がわかってしまったら物語を楽しめないと思う人は、ここから先を読まないように。もっとも題材が萩尾望都なのだから、結末 .... いま私は激烈に機嫌が悪いのだが、これはパキシル切れのせいだと思われる。薬を切らしたのは私の責任であって、他の誰のせいでもない、などと書いてる場合ではなく、書くべきものはきっちり書かねばならんのだ。うう .... 使えないものがある
持っていないのではなくて
使えない
使い方を知らないのではなくて
使えない
使える状態に保存してあるけれど
使えない
使わないのではなくて
使えない

相当に苛 ....
萩尾望都私論というより好きなこと書き散らしているだけのような気もしてきたが、これは続ける。好きなことをやるのは好きだ(当たり前か)。なんてことを書いてる場合じゃなくて、ひとつ言っておかねばならないのだ .... I'd rather cry than lie,
I'd rather die than shy;
The star children dance in the sky,
I'm waiting ....
さて私は嬉しい。ようやく1970年代後半にたどりついて、今から『スター・レッド』(1978〜79)のことを話せるからだ。この時期の萩尾望都はどっぷりとSFの人になっていて、ブラッドベリの短編や、光瀬龍 .... 最初にぼくたちは井戸を掘った
深く掘り進めば
清らかな水が湧き出すと信じた

けれど 掘っても掘っても水は出なかった
そこでぼくたちは業者を呼んで水道を引いた
それからぼくたちは ....
わたしたちは湖のほとりに住んだ、
白い壁の賑やかな寮に住んだ、
壁は雨が降るたびによごれたので、
日曜がくるとわたしたちは、
大騒ぎしてよごれを湖水で洗い流した。

湖のむこうには、
冠 ....
 その日はクリスマス・イヴだったので残業がなかった。イヴをひとりで過ごさなくてはいけない彼は残業をしたいと上司に申し出たが、上司は笑って言うのだった。
「なあ、君、折角のクリスマスなんだから帰れよ ....
『11人いる!』(1975)の続編は、『東の地平・西の永遠』(1976)だということになっている。登場人物は同じだし、話は続いてるし、まあ間違いなく続編ではある。ではある。ではある。ではあるけどな、あ .... 「論」っつーのはめんどうくさい。おいらいろいろ調べて書くんだぞ、詩人のことも調べるしさ、萩尾望都論書くにしても年代を追って並べてみたり比較したり変化をたどったり変化しないで繰り返しあらわれるものをたど .... (去年の夏頃書いたやつ)

このあたりには工場が多くて、仕事自体は割とたくさんある。ただし、選ばなければ、の話。それでも仕事があるのはありがたい、というのも、キツイ仕事の工場で出逢う女の子たちは、 ....
空に高く浮かぶ月は
ほんのわずかな青みも持たず
灰色の海に浮かぶ薄片は
カンディンスキーの白より白い

ばらいろの雲は
みずいろの恋は
にじいろの夢は
みんな絵本に封じられて

し ....
まだ終わりはしないのだと
つぐみが歌うので
それで私はかなしくて
モッキンバードを撃ち殺す

あかるいのに
こんなにも世界はあかるいのに
どうして誰も気づかないのか
光だらけでまぶしく ....
1.プシュウ

プシュウと言った
聞き間違いではない
意味などわからないが
それは妻の口癖だったし
最近では
それしか口にしないほどだったから
それ自体は不思議でなかった
ただ目の色 ....
というタイトルからダーナ・ドンブンブンを思い出す人はいても、『アトムの子ら』を連想してくれる人はほとんどいないだろうなあ、でもってこの「アトム」が鉄腕アトムではなく原子という意味のアトムで、『アトムの .... 書く書くと言って書けていないマンガ論(たぶん主に萩尾望都論)を書こう書こうと思っているんだけど、書けない(くどい文章だね)。本屋に注文したままほっぽらかしてある萩尾望都の最新作『バルバラ異界』を、せめ .... (携帯電話を作っていたころの文章です。今は掃除用パッド作ってます)

そんなにこんがらがってるわけではない。話は意外にシンプルだ。私はいま、要するに、ひたすら、経済的余裕がない。簡単な悩みだろう( ....
愛しいと書いてかなしいと読む、と
知ったのは十三の年だ、

なんでそんなこと知ったのか覚えているけど
もう忘れておこうとおもう。
むかしばなしだから。

春からこっち一度もカットしていな ....
ものすごく悲しいのだが理由がない。
誰か死んだような気がする、
いやバカバカしい、
いまこの瞬間誰かが死んでいるのは当たり前の事実だ。

理由がない、理由がない、理由を探す、
たとえば君に ....
佐々宝砂(886)
タイトル カテゴリ Point 日付
バナナフィッシュがバナナを食べる日自由詩204/12/14 5:11
最後の一分自由詩6*04/12/13 1:49
あのひとは記号より他に何もくれない自由詩1*04/12/12 4:16
しょうけいのひまらや自由詩304/12/12 3:55
脅迫小詩集自由詩204/12/12 3:00
書き割りの中で自由詩004/12/12 2:44
だからご返事下さい自由詩004/12/12 2:12
萩尾望都私論その8 私の赤い星4「生むヨダカ」[group]散文(批評 ...3*04/12/12 1:30
時代外れなエッセイ 虫散文(批評 ...5*04/12/11 14:36
夜でも どうでもいい話散文(批評 ...004/12/11 2:48
萩尾望都私論その7 私の赤い星3「生めないクロバ」[group]散文(批評 ...404/12/11 1:16
松島やと猫語とパクリとボルヘスと散文(批評 ...12+*04/12/10 3:20
使えないもの自由詩5*04/12/10 0:52
萩尾望都私論その6 私の赤い星2「母への憧憬」[group]散文(批評 ...304/12/8 1:57
At The Back of The North Wind( ...自由詩2*04/12/7 17:58
萩尾望都私論その5 私の赤い星1「母からの逃亡」[group]散文(批評 ...304/12/7 16:58
家庭の成立自由詩4*04/12/7 2:15
湖畔自由詩2*04/12/7 0:13
時計の中のこびとたち散文(批評 ...1*04/12/6 23:45
萩尾望都私論その4 十年目のスペースストリート[group]散文(批評 ...504/12/4 12:05
あと5分で仕事に出かけなくちゃと思いながら書いてみる。散文(批評 ...204/12/3 5:35
去年の駄文2 占いの人称代名詞散文(批評 ...204/12/2 22:03
無彩色のソネット自由詩204/12/2 21:47
アカルサはホロビのソネット自由詩004/12/2 21:46
プシュウ[group]自由詩304/12/2 21:38
萩尾望都私論その3 ダーナの子ら[group]散文(批評 ...304/12/2 18:06
萩尾望都私論その2 選択しないフロル[group]散文(批評 ...3*04/12/1 17:07
去年の駄文1 携帯電話と袋小路散文(批評 ...804/11/30 17:09
からまる2自由詩104/11/29 23:11
からまる自由詩104/11/29 22:47

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