世界中のありとあらゆる生き物が
一度は足を運んだことのある映画館
数十席の腐りかけた椅子が並んでいる
かつては誰もがここに座りたがった

八十分のフィルムしか流さない
それ以上でもそれ ....
僕の一番真っ直ぐな言葉は
消えてしまった
僕が出来る全部のことは
終わってしまった

さよならが向かう場所は
知るだけ無駄だったんだ
悲しさは武器になって
世界とだけ戦える

 ....
泡沫詩人は泡沫として生涯を終えねばならない
泡と知って砕けるしか無い
積み重ねた人生のすべてを
噛み締めた苦渋を
水の泡と悟って笑うんだ

クソほどの価値もない!目眩ましの純情を殺せ! ....
君はきれいな人で
僕は間抜けな奴だから
頭の中で爆発した何かは
撃たれたんじゃなくて
打ち上がった花火

九月が過ぎた
誰の断りもなく突然
何かが何かを思うことに
本当は断りなん ....
生まれて来なきゃよかったかな
うまい言い訳が思いつかずに
ポケットのなか言葉が砕けた

子供のままの気持ちは
今もあるのに
頭でわかることは
上手に扱えるのに

産んでもらってど ....
未来があった場所へ向かって生きるんだ

昔は今とほとんど同じ
後悔の材料があるだけ

後悔が懺悔が疎ましくても

今から作って
昔を大きくするだけ

未来は思ったことがあるだろ ....
誰かと一緒にいたって
ひとりだよ
馬鹿のフリしたって
ひとりだよ

楽しいことは
わかりあえない
一人であそぼーぜ

かくれたって見つかる
逃げたってつかまる

気持ちのい ....
愛してる
人とはさよならしたけど
愛することとは
さよならできない

金がなくても幸せは
少しだけなら
買えたけど
金がいらないなんて
まだ笑えない

誰かといるのが
辛い時も ....
やりたいことは
できなかったね
ほしいものは
誰もくれなかったね

いい人生だ
こういうので
苦しいのが
当たり前になって

たのしいって
どんなことなのか忘れたよ

そ ....
カテゴリーに加えられて
気持ちいい僕と
喋る影の猿たちに
マシンガンが夜を裂いて
語りかける
朝が来るまで
朝が狂うまで

狂った時計が
緑色に光る
前時代に作られた
優しい ....
三十を越えて旅するものは詩人
寒気に絶望を見出すもの
寂しさに震えているのだと
自分を騙して
三十を越えてまだ望んで愚かでいるものは詩人

雪降れば頭振り
雨落ちれば睫毛濡らし
人 ....
四月を前にして
雪を振れば風もふく
何かをごまかして生きるのは
つらいけど らくだった
夏までには
ダメになっちまおう
決意みたいな確信みたいな
淋しい独り言を路傍の草が聴いている

 ....
頭のなかで
あなたはそのままでいます
形も匂いも
まだ消えないでいます

新しい世界では
訃報が飛び交います
不在を囲む
から騒ぎが

やがて全ては
過去によって
今を取り ....
誰かに似た人を
好きになり始めた
結局僕は
面影を頼りに
ふらつくクズ野郎だ
どこかの教会で
浅い金属が鳴る
頭のなかで幾つか答えが浮かんだ

八月の終わりの
猫背の信号機を
 ....
生きている時間を
三分の一以上使わないと
夢は叶わない

そうでないのに叶った場合は御用心

それ悪夢ですよ
30代のはじめの僕は
銀色の自転車を買って
どこまでも走っていった

ほんの少しで取り戻せそうな
やけくその若さは
飲みきれなかったコーラの缶と一緒に
便所で泡立って消えていく

 ....
甘くて形のない形
二十歳の盛りに夜は硬い
直ちにわたしに欲しいのは
探しに来てくれる人

でもだってのに!
ゼリーの売り場は甘くて形がなくて
そんな運命を独り占め!
景色が見える窓の近 ....
君が居なくなった時
ほんとうにだめだと思った
これは、まじで、まともに
しんそこからだめだと思った

僕は多分君を全然大事にしなかった
空気の中の酸素ぐらいに思ってた
精々数%のなけ ....
眠るまでの時間が
ここ最近長くなった
ベッドの中で過ごす
意識の切れ端の中で
瞼の裏の僕は部屋の扉を開ける

ドアを開け
階段を降りて
ワインボトルを手にとった
飲みかけのボトル ....
シーグラスを
部屋の片隅に投げたまま
二年が経っていた。

それを見つけた今日、僕は決心した。
そしてその決心を今実行した。

シーグラスは
二年たっても
ちょっとしょっぱくて
 ....
ひとりでいるけど
さみしくないの
こどもはおれにきくけど
おとなはだまってる

一人ぼっちはさみしーけど
ねむい時はさみしーぐらいがいいんだ

しぬのはこわい
いきるのはつらい
 ....
好きな子が出来ても
誰かの手を引いて遠い場所へ
行ってしまう

受け入れた そして絶望はしたが
したが それぐらいで済んだ


友達に嫌われた
仲直りしたかったけど
もうそんな ....
僕を守って
ディスカヴァー


晴れた夜を 見つけるんだ
灰になったまま
飛べない鳥になるんだ

風に凪を渡して
かわりに底の浅い靴をもらって
葦の原をかけていく

僕を守 ....
夜を歩く
薄曇りに月はなく
ひとり話す
昨日の光を突き放す

牙を
とがった牙を
何度も何度も
突き立てたけど
口に広がるのは
凍った水の味
ひとり いのる

髪の長いひ ....
汚れた心を
綺麗にしましょう
タワシで擦って
研磨剤でこすって

歪んだ心を
綺麗にしましょう
ヤスリで削って
金づちで殴って

凹んだ場所に合わせて
サンダーを掛けて
壊 ....
ちょっとさみしい感じの夜があったら
出かけてって
こえをかけよう
二日酔いかい?水がほしいかい?
ちょっとさみしい感じの夜は
嫌な顔をしないさ たぶん

即席の信号と工事で
普段止 ....
鼻唄が出来ないから
小さな声で歌いながら
公園の横を通る
だれかより幸せだから
最悪じゃない

猫背の男が
植木につばを吐いた
鳥が飛んでいて
雲もその横で滲んでる
誰よりも幸せか ....
丁字の実はクローブっていって
食べ過ぎちゃだめ
朝のうちに起きてることはいいことで
夜のうちに寝ているのもいいこと

猫の舌の上は
空虚な集合だ
爪に挟まってた髪の毛を
誰かのポケ ....
言葉の形を口で作って
ふらりふらり
まぶたまで近づいて
逃げ道だけは僕が用意してるから
上手にナイフを使って切れ込みを入れる

投げれるものは
もう全部投げただろ
嫌味のつもり
お互 ....
あのですね。僕は名言が好きです。
その妥当性はともかく、正しいかどうかなんて置いといて、何か変なパワーがある言葉が好きなのです。

さっきふと思い出した名言について一人で、賞味期限の切れた乾 ....
竜門勇気(802)
タイトル カテゴリ Point 日付
オプシオン自由詩214/1/16 12:14
laser自由詩213/12/30 3:01
twin自由詩213/11/9 4:50
missile自由詩213/10/16 13:13
SPEED UP自由詩013/7/17 12:10
go自由詩213/7/12 0:49
一人ぼっちになってあそぼーぜ自由詩213/6/29 1:06
タバスコペッパーにも朝日は差す自由詩313/6/21 10:22
光あれ自由詩113/5/28 23:10
左右リンチON自由詩3*13/4/28 2:47
罰かこれ(深海の太陽)自由詩4*13/4/5 9:56
銀の筒、真鍮の壁、珪素の靴自由詩113/3/19 1:08
死んだもの自由詩113/3/12 12:47
もう星は自由詩3*13/3/5 1:26
夢について自由詩8*13/2/27 13:30
OVER OFF, OVER ON(無理してでも飲むんだ)自由詩2*13/2/27 12:16
ゼリー自由詩113/2/22 0:39
空っぽのままで自由詩2*13/2/22 0:12
次からはちゃんと自由詩113/2/21 1:20
僕はフォントサイズを極端に大きくしてのクリックを君に望もう散文(批評 ...113/2/16 14:06
ひとりぼっちはさみしいかい(公園にて)自由詩213/2/14 10:05
受け入れても受け入れても現実は深く牙で僕の自由詩113/2/14 9:44
ディスカヴァー自由詩013/2/13 9:13
祈るウルフ自由詩013/2/5 23:57
kireikirei自由詩113/2/1 11:44
目的はその後で 自由詩113/1/29 11:34
STEP自由詩013/1/13 3:15
僕はわかってる自由詩113/1/13 2:04
彼女はある朝突然に自由詩012/12/31 4:45
名言散文(批評 ...1*12/12/15 9:35

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