過度な太陽光を浴びた後
くらがりにいくとやけに青くなる

子供の頃のきおくが
ブルーがかっているのは
そのせいか

ついぞ過度になりがちなくらがり
そこに常住すると
ブルーは顕われな ....
さらりときえたら
よろし
雲上に目を細め
すじの
人くず
時々思う
精神が安定していれば
少しはましな文章がかけるだろうと
そしてこうも思う
でも精神が安定したら
書かないだろうと
精神が安定したら
一本映画をみたい
それから
中学3年の数 ....
俺なんて所詮ぐちゃぐちゃのコードで、解きほぐせばただ単純な線で
俺はだから屑なんだし
屑って程の値打ちも無いぐらい
屑なんでって、それを言って相手の反応をうかがってるあんたの屑さ加減はよく分かっ ....
さっぱり
書かなくなり
箱庭のような
自己愛を
感じる

ものを考えると
考える米が
かたいから噛むと
歯が抜ける

詩を
書いたことがあった
人に見せると詩は
ミルクセー ....
{引用=原書で書かれた不幸は
砂丘に泳がせ
蜥蜴に
喰わせてしまえ

サボテンに結露した
ベドウィンの視力

一閃
エメラルドが
砂の海を疾っていく

あと幾つかの
適切な隕 ....
ろうそくがあるのだから
悪くは無い

禱り
とかくと
落ち着く
ので
このじぶん
を鉄製にして
書を洗う

革手袋とサシガネをしまい
しばし雲と成り
戻って来
余命の茶を淹 ....
体をつくる一個一個の原子はつねに入れ替わるって、えらい先生がテレビで言ってた。

ぼくは最近よくテレビを視る。

いつもぼやけてるWOWOWプレミアが昨日ちょうど無料放送の日だったから、ペンギ ....
だいぶ昔の話
家族みんなが待ちに待った鍋の時間だった
なんとなく付けたテレビの報道番組で
ボスニア紛争下での性的暴動に関する特集がたまたまやっていた

インタビューに答える女性のただならぬ眼 ....
枯れ枝
かと思った

抜け殻のカマキリ

きえたもの

みあたらない

きえなかったもの

かるいのに
きみがわらう
わらうことを好きになれる

きみがなく
なくことを見つけたとおもう

きみがおこる
それはまるで宝石みたいだ

これから先
どんな気持ちが飛び込んで来るのだい?

 ....
けっきょく
思いようによってみえる雲

雲からすれば
流れようによって思われて
ホメロスでさえ
ホメロスでない者に倣ったろう
ホメロスでない者も
祈祷と計量と記録のなかからミューズを連れてきただろう
最初、必要のなかから詩をほりだし、
それが貝殻の中の海だと知った時、は ....
会ったことも見たこともない人でも
なぜか
幸せであって欲しい
そういう気持ちをそっくり裏返すと
ぼくはとても恥ずかしくなる
誰かが
ぼくのことをやさしく見守ってくれているのが分かり
 ....
ぼくは何をやらせても一番ドベだ
まっすぐ線を引けたこともないし
寸法が合ったことも本当に一度もない
これは実話だ
毎日どうしようもないグズであると
先生からも皆からも自分からも
思われてい ....
俚諺は侮れない。それが紡がれるまでの路程にこそ、その智恵はある。俚諺の相貌をなでるだけなら、コペルニクスは単独飛行を成し遂げたのを無邪気に信じるようなもので、それはプトレマイオスの熟知への浅はかな侮辱 .... 自販機で
ぼーっとできる時間を買って飲んだ
なんだか
すごくぼーっとして来て
久しぶりに
ぼーっとできたなあと
思っていると
Nさんがとなりの自販機で
ぽけーっとできる時間を買っていた ....
110円で
微糖の缶珈琲を買う

雪を眺める

さみしくない
のが
くるしい
手を繋いだ女の子は3歳
後ろ姿のママは西風に帽子を抑えてる。
もたれ合い
ふたり
コトコトと列車に揺られ
ねむりこけ。

行先・ 「未来」

きれいな海岸に着く。
5歳になったその ....
じゃがいもの皮は上手く剥きたい

何かがきっと変わることを実は信じている

だから一回り大きなシクラメンを買う

似つかわしくないクリスマスは

リップ・スティックのようなもの

 ....
一冊のように
それは晴れていた

空は晴れていた
それが空だった

砂浜に突刺した過去形を
波が浚っていく

貝殻をひろうと
つい耳にあててしまう

貝殻のおと
それが貝殻だ ....
今日、ユキヤナギの枝の剪定をした。毎年、毎年、よくもこんなにも次から次へと、出てくるものだと半ばあきれながら手を動かした。知らぬ間に至る所絡まっていた蔓植物の頑丈さは凄まじく、綱引きをするみたいに息を .... 時々
としょかんで
少年詩の本を借りてきて読む
うんことか
おとうさんおかあさんとか
でっかいかえるとか
そんな言葉が
のってるやつだ
むつかしい現代詩とか読んでると
なんか
疲れ ....
その一行一行で
鯨波の浜の端まで傷付いてきたのだから
癒しえあげるの
それって読むだけで足りるの
かな

ぼくは詩の本懐は理解してはいる
根気という名の誠実な愛が欠けてるだけなんだ
で ....
赤信号で停止していると、ふと路肩の花壇に咲いているアリッサムに目がとまった。

アリッサムという花は、冬季にも寄せ植えなどで楽しまれる花で、その時見えたのは白色のと白とピンクとが混同している、二種 ....
{引用=ゆうやけに
金平糖をこっそりと盛る
あらむ抒情には
粉雪よふれと
いみもなくスナフキンのように

科学館のある丘に
今日もなびいていた
なびきながら
横目を拾い集めていた
 ....
ぼくは基本的に知能指数が低いとおもう。
(そのことの辛さは
味わったものでしか理解できない
それは容易に慰めうる類のものでは無い)

だって両側の継手に24mmずつ入るパイプ管の
切り出し ....
いきていてはいけない

きょうだけで26回思い
しぬわけにはいかない

きょうだけで26回思い

いま
時計の音
だけが聞こえる

あらゆるものを
よごす

などと中 ....
たくさんの目ざましい詩があり、たくさんの素晴らしい詩人もいて、たくさんドンドン凄いものが次から次へと…。

ぼくは、本当言うとすこしヤダなぁと思います。何故なら、自分がみっともなくみえるからです。 ....
夕栄の襞を染め合う冬のかぜ

初雪というには白く無く落ちる

着ぶくれてすこし放免さんぽ道

葛粉とき仄くらがりに曲げる背

ひなたぼこどこか暑くて向き数多
道草次郎(663)
タイトル カテゴリ Point 日付
陰陽説自由詩420/12/23 18:03
昇天自由詩020/12/23 8:39
あの人自由詩2*20/12/22 21:51
破断された時間自由詩2*20/12/21 23:49
さっぱり書かなくなり自由詩320/12/21 19:13
砂漠とクレーター自由詩1*20/12/21 8:40
祈とう自由詩020/12/20 20:56
巣立ちと動的平衡散文(批評 ...020/12/20 8:26
団欒自由詩320/12/19 23:01
枯れ枝自由詩220/12/18 12:30
きみがわらうと自由詩5*20/12/18 8:41
二本の線自由詩2*20/12/18 6:31
貝殻の中の海自由詩020/12/17 9:53
会ったことも自由詩120/12/16 22:07
ノータイトル自由詩1*20/12/16 19:53
ふちをなぞる目自由詩020/12/16 7:16
交わりについて自由詩1*20/12/15 21:19
微糖自由詩0*20/12/15 12:35
列車に乗って自由詩3*20/12/14 22:21
もうじきクリスマス自由詩120/12/14 12:35
あの日、冬の直江津海岸で自由詩020/12/13 21:00
刈り込みと冬散文(批評 ...120/12/13 17:48
うんこの詩を読まないとダメ自由詩2*20/12/12 22:23
詩を書く人へ自由詩120/12/12 20:58
雪の予感散文(批評 ...320/12/12 16:45
日付け変更線からの距離[group]自由詩320/12/11 20:09
常にこえたい自由詩120/12/11 14:10
げんじついま、こんな具合である自由詩220/12/11 9:47
最近どうも散文(批評 ...420/12/10 0:35
初雪俳句120/12/9 22:56

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