漆黒の三角、
漆黒の円に接近し
触れようとする
瞬間、
無限に 未来へと伸び過去から還って来る
こと夢見がちに覚醒しながら想い
漆黒の三角、
漆黒の円
その、
余りの ....
(時に何かがわたしを訪れ
私という自我の内なる現実、
創造する力動の核に触れ残響させ)
ターコイズブルーの湖、三つ
ねっとりと動かず
こんもり黒々とした山々の頂きに
ぽっかり ひっ ....
巨大緻密な力動の圧倒、
この意識の深み抉り蠢く
水の谷間に沈み浮かび、
隠された象徴の意図PLAN担いて。
明るむ明るむ意識の視界に
黒く野太い対角線の衝撃、
赤々輝く太陽の残響、
走る閃光の時空切り裂き
粉々に粉砕された私の独り立つ。
わたしはふるさと
私が還るべき処
ワタシ、
私は私の故郷 ぎゅっとぎゅっと抱き締めて
(彼女は子を産めない、
凛として涼やかに
冷徹威厳の匂い
柔らか漂わせ
石女 ....
花々よ花々よ、咲き乱れお前たち
紫に白にいよいよ群れなし沸き起こる
それら命の躍動広がる貪欲な光の放熱
わたしには未だ未だわからない、
咲き乱れるお前達という象徴
そのひそやか秘 ....
さざめきざわめくのは風の太陽
「今日もお暑い一日で」
風の太陽、さざめきざわめく光の海原
生まれる熱風、光の海原を今日に吹き広げ
タマネギスープの
味覚の渦巻いて
巨きな花咲く
匂い在る物、
水の絹の凍結した滝流れ
切迫する無機の浮き立つ
(鉱物、植物、動物、人間
貫通する線ひたすら伸び)
タマネ ....
青白い氷河の
巨大静まり返り
崩れ落ちいく瞬間、
黄金の聖杯を運ぶ人
溢れ流れる深紅の血を受け
聖なる肉の腐臭に眩めきながら
氷河崩れ落ちる大河の流れ蒼い透明に、
創造し自己を在 ....
ウンコ糞のコエダメの
芳しき腐臭辺り一面に
漂い鼻腔に流れ込んで
嫌でも包み込まれ俺は
玉川上水への未知の道
切り開き歩き続けてる
ハイビスカスの花開き
水の面掠め飛ぶ原色の鳥、
燃える太陽の瞬間に凍結され
大地を包み込む天空の濃密な青。
私の内にすべては込められ
私は想い出すことを意志する、
太古から ....
二つの悪魔、絡み合い
意識の低層辿りながら
漆黒の渦中に白銀の月、
昇り浮かび破裂する
太陽の無限に照らされ、
在るもの うねり流動し、
輪郭保ちながら微笑み
雑踏に消える悪魔達 ....
日がな一日、
謎は謎として在り続け
私は五感という限定携え
逃れる的に魅惑され続ける
光溢れ裂ける瞬間に、
現象する本質を
本質する現象を
掴みかけては取り逃し、
流れ ....
無限の均衡の内に
今を落ち着き払い、
海しずか
青み深まり
降る空に
遠き声の響
いつしか木霊し
到着した何かに
確かに触れ包み込まれ
明るさ無限に増す意識の舞台、
澄 ....
小さく紫に白に燃える花弁、
あちらこちらにそこここに
見た!観入る、無数無数の開花!
白雲の絹に自在伸び糸引くひろいひろい青空の下、
収縮しては拡張するイノチの躍動、
名も無き名も知 ....
浮かび開ける庭園に深紅の薔薇輝き
打ち刻まれる時の鐘鮮やか転覆する、
次元 無色彩色に異人に接する様に
新た次々熱帯び思考という力動発し
浮かび咲く真紅の薔薇深々過去抉り
倒壊し ....
白く光る田舎の道を
カンカン鳴り響く踏切越え
海に向かって歩いていた
*
漂う磯の香、白波打ち寄せ
空き缶一つ、浜辺に落ちて
独り私という魂が
水平線を覗き込む
遥か ....
遠さの感覚は濃密な此処
遠い地平は波打つ黄金
日々刻々と甦らせて、
内深く込められた
今一つの己なる、
永遠の穹窿を。
成就したこの純白、
因果思考の平面航路
切り裂く垂直の力動
響きの思考の感触、
色彩のグラデーション
非論理的にして立体、
平面の静止状態打ち破り
ゆっくりうねり泡立ち
無 ....
清らかさ汚され、
神聖と為り甦る
魔と魔の真ん真ん中、
均衡取りながら覚醒し
光滴 毒づきながら微笑み、
貴女 奔放な調べ流麗な美
わたし知らなかった、
成就したこの純白 ....
荒涼としたパノラマ、
荒々しき力動に浸透し
真空の場 浮き上がる、
秘められた透明な律動
カオスから生まれ出た新芽
孤独な道の果てに待つフルサト
官能オルギア経て虐殺の大地 ....
さざめいている
ざわめいている
わたしの内で
何かが、
輝いている
熱している
巨大な明滅凝視、、
近付いている
波打っている
揺れ廻り 廻り揺れ
気の ....
未定形な生成、
粘りつき唸り奥まり
沸き立ち涌き起こり
そっとそと足跡辿り
ふと耀き開ける視界、
異郷の寂寥から帰郷し
荒れ狂うカオス制御し
悪の必然の天秤均衡し
破裂 ....
微睡みの
覚醒に
底割れ
沸き出すモノ
輝く尖塔を壊し
疾駆する力線
煌めく城壁を巡り
垂直に堕ちる力線
開いた瞳から触手伸び
掴み取る、受動から能動へ
掴み取り現れる無数の形 ....
母は蝋燭を抱き
俺はチキンを貪る
光点の絶え間なく揺動し、
静かさの散逸と無機物のザワメキ
絶えず創造する破壊する力動の核に
蝉時雨 岩に染み入り侵食し
閑さを 襲う世界と ....
犬が吠えている
熱する陽射し
隊列を組む蟻たち
汗がしたたる
動かない空気
ぼうと
天を仰ぎ見る
眩めく視界に
時の凝縮する
瞬間に、
明るみ開ける意識
鮮やか青空広がり ....
大波うねり寄せ来る肉への生動、
巨大に微細に蒼く蠢く命の宇宙、
ゆめみがちなかくせいのいしき
映り残響するそれ余りに過剰な
太陽を浴びる大洋に浮かぶ
したいてあし伸びやか広げ
....
観入り観入られ
乱打の渦を呑み
巨大にヒビキ響
映し呑み込まれ
この感情の高揚、根源!
(赤い鞠を突き幼子と遊ぶ
人、ふと葉脈の一筋一筋
光に透過され その在る
観入り ....
雪が舞っている
街の電飾に輝き
通りの向こうから
駆けて来る、
子供 肉身を躍らせ
向かいのコンビニ前で手を振る
老婆のシワ萎びた顔が切なくて
手のひらに収めた
雪を投げ ....
アブラゼミの
ムクロ ひとつ
アスファルトに
転がり
、
躯 あやうく
踏みそうになった私、
左足でそっと隅へ寄せ
ムクロ改め見る観入り
息をする、大きく大きく
....
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