深緑は私の祖、

収縮と拡張
繰り返す
私たちの命、

源たどれば皆 同一。
砂漠抜け
砂漠の一軒家抜け
街中へ
街中のこの白い小部屋へ

この熱持つ静謐な地にて
底 探り感じ割っていく
底無し宇宙の底のヒビキ
それは普遍の聖なる何か

人は誰しもそれを持ち ....
斜光の残響のなか
自由に躍る
漆黒の闇の切迫
予感しながら
夢はみない、
希望はない、
絶望はない、
ただ此処に留まり
この光と闇の均衡のなか、


自由に躍る


真夜中 ....
庭のツツジは黄白く色褪せ枯れ萎み
私の肉体は滅び死につつ在る過程

ホントの愛、
無条件に貴女に委ね帰依すること、

わたしは忘れている
きっとチーズケーキ
食べながら取り戻す

 ....
外陽 入れよ

僕ら 光と愛の実体、
闇と交わり塗り込められ

嘆きの壁、泣いている
嘆きの壁、囁いている

日々の反復で得る熱、
日々の努めで得る魂、

宝石箱ひっくり返し
 ....
雨上がり
空は明るみ
歩く人、
ふわり
吹き抜ける
風の精霊、
キッスして
包み込む愛、
感じるか

雨上がり
広がる
空の青み、
繋がって
一面の青
ただ嬉しく、
仰 ....
色ひろがり
色とりどり
遊ぼうよ、
遊ぼうぜ、

戯れの官能、
真実の愛と
勘違い溺れ
費やした日々

私は何処へ行って居た のダロウ?

ヒビキのウナリ
装う秩序
普遍の ....
ぽつぽつと
点 穿つように
静かな夜
魂 次元の扉開き
奥へ奥へ入っていき

白い月の光跡、
キリストの足洗う
ヒビキの渦巻き、
イエスを去らせ
虚空間に
原像 彫り込む

 ....
降り続ける雨、
外の 街道の
アスファルト濡れ
気付けば夕暮れ、
雨に濡れる街

そしてシズク
カラコロロ
転がり広がり
水溜まりの輪、
私は今日は何処にもいかなかった
私は今日 ....
夜闇に
明るく点す灯のように
緑の街路樹 揺れに揺れ
街灯に照らされ鮮やか
波打ち唸って叫んで

なんて孤独なんだろう

宿命だよ、孤独は
欺瞞に満ちたこの社会で
孤立だけ 回避し ....
大きな大きな弧を描き
重ね弧を描き太陽、宙空
円描く雲に包まれ輝きながら
地上のすべてすべて 照らし出す

  * 

悪魔と天使に引き裂かれ
僕たち、歩み進む
求めても求め得切れな ....
巨大なもの 落っこちて来る
深い沈黙に入っていきながら
巨大なもの 落っこちて来る

錯綜する現実、
カオス私を殺す
暴威のシャウト
響きの音、絡み
現の根懐かしむ

意識 微睡み ....
滴り落ちる哀しみ
満月、白く輪郭 
浮き立たせる夜に
揺らぐ風 吹き抜け

わたし 裸になり くずおれ
剥き出しの現に 向かい合う

揺らぐ風、街道沿い緑の並木 波立たせ

滴り落 ....
ひなたぼこ、
光の海を泳いでる
私の心はふわふわり

さっき夢に見たよ、
あけっぴろげのあなたを
初めて立ち上がるあなたを
珍しそうに言葉に触れるあなたを

僕ら、光の向こうからやっ ....
この白い小部屋にて、
宙空から貸し与えられた
わたしという寂寥と憧憬、
凍り付いた滝の流れのように
ただひとり街から取り残される

  *

霊性帯びた老婆の像、
荒野に打ち付けられ ....
このしずかな慈しみの流れ、
今日もあおいあおい街並み
浸しながら伸びてゆく包んでゆく

かつての子が
ヒメジョオン咲き生い茂る野原を駆け廻った時、
世界はこの子を慈しみの流れに浸しただろう ....
あらゆる叶えられなかった思い
置き去りにしわたしは進む
哀しみの滴、溢しながら
さらにわたしはすすむ
円環の街を後にして
わたしはすすむ
歌声の確かさ
霊性の思考
導かれて

円環 ....
ゆったりゆたり
あくまで澄んだ
世界を歩く
大気に透過し
冷気に凝集し

接吻する

あなた

なんでもある
なんにもない
もはやただ
ゆったりゆたり
あくまで澄んだ
せ ....
血、止まらない
吐き続ける、
吐き続けるのだ、

外、いつもの橙色の明かり灯らず
内、何故か沈着し静かさ包まれて

鉄の味、広がり
私の肉体、クタバルノカ

夜陰の街道、誰も車も通 ....
声、歌声 響く
明晰な意識という舞台にて
呪術性放ち力開放し

中心へ核心へ いこうと
言葉凍らせ、○膝抱え飛び込む

意味などどうでもいいのだ、ヒビキさえ在れば

脳髄、凍らせ
 ....
感覚が先にあるのではない、
概念が先にあるのではない、

思考、湧出し生動する思考 
すべてに先立ち在る

それは呪いの声、力としての言葉、

力としての霊性としての鋼の透明な発声。
 ....
雨のなか歩き進み
燃える陽の光見る

すべて終わり過ぎて
解ることばかり

運命に導かれ此処まで来た
私は運命に促され今を生きる

炎のなか歩き進み
これ以上無い高貴観る

こ ....
沈黙に
横たわる

肉体は熱を持ち

沈黙が
横たわる

遠い地平線を凝視し
空と大地の光彩とうねり

この小部屋の白壁が震え揺れ動く時、

沈黙、重層し
静かさ 訪れ
 ....
ああ、みえる
銀線だ、
無数の半透明
見える 視える
降りしきる雨、
ああ みえる

  *

鎮まりゆく現に
心落ち着き
時流に己
委ね預ける時、
線形時間の
進行の裂け ....
時無き持続に
吸い込まれ響く

声 は

遥か遠く近く生々しく

天使が大地を蹴る午前三時、
暴力に支える理性を超えて

何かにナニカに 近付いて
自在に使える腕が欲しくて

 ....
汚い部分、
排泄しながら
汚れた部分、
吐き出しながら
私たち人間、
進化して来た

鉱物を植物を動物を突き落とし

最初は一、一体
初め始まり
今では
はっきり別の界

 ....
夢の底を揺蕩えば
思い出の予感に
陶然となる
夢の向こうとこちら側
遠く近く狭まって
底の底に横たわる
わたし独りのたましいが
融通無碍に踊り出す
進む夜の青い時
深い眠りに揺蕩って ....
自然が最後に受け渡してくれたもの
この透明な透徹した
感覚に従属しない
思考 さえ在れば、

自由自在融通無碍
血を飲む血を呑む

何処にも行く必要はない
この小部屋にて全て体験する ....
ふわり風に包まれた神の息吹き
木立の緑そよぎ群れ飛ぶ鳥たち
春の衣を纏った精霊たちの揺動

私は気付けばこの大地に立っていた
肉体という存在で大地を踏み締めていた
哀しみを携えながら無常を ....
万華鏡、その響きは
変幻自在に
行き来する、
低音から高音まで
慈しみ張り裂け
あらゆる表情宿し
骨格 浮き立つ

ロマンティック・ラヴは終わり
いずれやって来る未知に備えて

 ....
ひだかたけし(2717)
タイトル カテゴリ Point 日付
夜想53〇深緑自由詩4*23/5/9 22:42
点火自由詩423/5/9 19:33
独りと自由(改訂)自由詩3*23/5/9 16:39
ツツジ、生きなやむ自由詩5*23/5/8 22:38
夜想52自由詩423/5/8 19:29
雨上がりのうた自由詩723/5/8 16:35
死んでこそ花と成る自由詩4*23/5/7 22:33
静夜自由詩423/5/7 18:34
雨降りの夕暮れに自由詩723/5/7 16:30
夜闇の孤独自由詩4*23/5/6 22:28
進化4自由詩323/5/6 17:46
接触自由詩323/5/6 15:52
哀しみ自由詩423/5/5 21:45
ひなたぼこ自由詩8*23/5/5 16:31
この白い小部屋にて自由詩3*23/5/4 18:30
春の光に芽吹く自由詩7*23/5/4 16:01
進化3自由詩5*23/5/3 20:45
接吻する(改訂)自由詩423/5/3 16:10
白い空洞自由詩5*23/5/2 22:31
夜想51〇詩という言葉自由詩3*23/5/2 20:43
夜想50〇思考としての声自由詩323/5/1 19:04
Grace自由詩723/5/1 16:26
沈黙の思考(改訂)自由詩4*23/5/1 15:02
烈開2自由詩423/4/30 16:41
歌 に 成る自由詩423/4/29 20:20
進化2自由詩423/4/29 18:58
夢の底(改訂)自由詩823/4/29 16:37
夜想49自由詩423/4/28 19:26
接触自由詩7*23/4/28 17:03
そのヒビキは~U2 『SONGS OF SURRENDER ...自由詩323/4/27 20:54

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