無数の人たち
散らばる波打ち際、
それぞれがそれぞれ
起立し虚空睨みながら
青い天空、目指して居る
流れ落ちる滝の
滾り燃え立ち在る処、
垂直に浮かび上 ....
瞳に光帯びた貴女が現れ
意識の壁に穴が開く
降り続ける雨に濡れ
迎えに来た母親を忘却し
走り廻る走り廻る
ずぶ濡れでへっちゃらで
胸の奥に鉛の重り抱え
死にかけながら
活きいき ....
群れ集う
緑の樹木の
深い青に緑の波動
閃き広がり
、
畏れる程に生え
生える程に畏れ
洗われ現れ表され
繁りうねり波打ち
この荒涼とした原野に、
緑の樹 ....
ふわり
ふんわり
ふっと
永遠のあけ
(うっすら貴女の鼻筋浮かび)
肉の滅び 面前に 、
肉身老いて更に若返りゆく魂を
肉の滅びに残り生き続ける物を
ふわりふんわり ....
ひかりのしかい
光の視界
光の死かい?
光の詩かい?
闇と闇の狭間を縫い
花弁一枚一枚の音色奏で響かせ
うっすら暗みがかった青空にて
旋回する顔顔の相貌、限りなく現れ ....
光燿の
遥か優しげ
春の庭に
ひらひらひょんひょん
蝶々の飛び遊び 、
何を探すのでもなく
何を欲するのでもなく
只、
ひらひらひょんひょん
てふてふ飛び遊 ....
繁茂する新緑の照り映え春風吹いて、
もっさもっさもっさもっさ
豊潤なその揺れ動き靡き
残響する残響し続ける爽快
蒼空に 桜散り新た季節の成長告げ。
発狂し家出した
母親と手繋ぐ
哀しみ歓びへと
相貌の変わりゆく
母の顔を驚き見入る
君と手繋ぎ
一緒に昇った坂道、
一瞬一瞬という永遠
光帯びる熱暖か ....
春の時の始まり桜の満開に、
白い途を辿りゆき
白い橋を渡り
焦げ茶色した木造の
家に入れば
白いお婆さん出迎えて、
良く来たね
と言う。
上 ....
数千真白き桜花、
舞い散る渦の落ち鎮め
明るみ澄む岩清水 、
真白の声 唯聴き入りて
浮かぶ花びら数千掬び ゆくり流す
この麗らかな春日に、
白雲ゆくりゆくり
蒼天を流れゆく
名無き鳥の啼き声、
樹木緑の繁りより
真一文字鋭く響き
きらきらり
太陽の光滴、
水流に飛び跳ね
....
桜花、数千真白き
純白の切り裂く時を
切開し 真っ赤な血潮
噴き上がる天へ真直ぐ
、
数千真白き桜花散りゆく迄
エメラルドと石
銀箔の輝き
私は知らない、
無限の時をゆく
煌めき唸り
石とエメラルド
誕生から死へ、死から誕生へ
そして新た誕生から死へ
断崖絶壁に立ち
浮かび来る ....
倍音、光となり
響き合い
清澄な水流の
激す時、
永劫の大洋
奏で出す
ヒビキ、
思惟の響き
声と声の響き合い
光となる倍音
響き合う愛
....
光の視界を
人、人、人、
昇ったり降りたり
ドテラ姿のおじさん
また会ったね、ハローハロー
人、それぞれに
日常の場で非日常の場で
活動し創造しながら
それぞれの可能性と限 ....
光り帯びる
銀海原を遊ぶ
子らの笑い声
生まれたての現に
触れては更に歓び深く
生動スルこの瞬く瞬間、
垂直貫く永久のイノチ
笑う咲う、
光帯びる銀海原を
遊ぶ子 ....
ぽっかり次々生々し
顔顔顔、
瞑目意識視界に現れ在り
オマエ誰なんだ?
問う私、
先ず誰なんだ?と
ひとつ思惟の
至高の浜辺に打ち上げられ
蠕動す、閃光す、
永劫の余韻響かせ
鎮まりゆくヒビキひとつ
打ち寄せる波間のオノレ偲び
波乱の終着に、
至高の浜辺涙で濡らし。
ひっくり返りびっくらこ
微妙に確かに変わりゆく
男になったり女になったり
意識の野辺に輝き咲き開く
アナタという顔ノ美しき
破裂スル
時の間に間に
ぽっかりこ
魔と魔の ....
曇天朝のエイプリルフール、
無音の響、意志に刻まれ
思惟、死者生者と共走る走る
熱い感情の園から追放され
自ら熱を沸き起こす
昇り来る朝陽の照射
ガーベラ輝きの真紅
花冠に創造力 ....
明日から四月、
時 過ぎ去り
人生 未だ途上
今、正に委ね観ているもの
それ真とし 更に進む
世間に遊ぶ
世間と親和し
満洲餃子など
友と食べ歩きし
肉顔持つ魂達を見入り
永劫の大洋
打ち寄せる波
揺り籠から墓場まで
墓場から揺り籠まで
燃え滾る創造力動
、
時の狭間を縫い
永劫の内なる大洋から
溢れ流れ出る 行為へと
行為す ....
春の光に浸りゆく
唇の震え柔らかに
声の蕩け揺動する
春の光に包まれて
貫く命の力共々に
盲目の空が割れ裂け
入って来い入って来い!
叫ぶ、叫んでいる
あぁ かなしゅん
痛み抱えながら耐えながら
無限に広がりいき開放され
しずか静かさに昇り沈み
入って行く入って生く ....
降りかかる真紅の花群れ
大輪の魂、大股で闊歩し
道ゆく人々を過ぎ越す
朝早き時の裂開し 、
降り頻る花群 躍動する魂
光の春風ひと吹き熱し
永久の切っ先、世界を掲ぐ
....
踏み切りの明るみに
ふと輝き在る君の顔、
語りかける如くに
微笑みシアワセそう
見つけたんだね、自らの根拠
自らの根拠、
君と僕を繋ぐ
それぞれの内底に
....
水面を割り底へ
底へと泳ぎ生く人、
水辺にてささやき掻く
〉神々降誕の手前にて〈
ひっくり返る宝石箱に
色んな人相 輝き蠢き在り
真白きもの続く果て
打ち刻まれる次元にて
浴衣姿の女にうちわ
忘れ難き柔ら艶の笑み
そっと開いた裏窓に
浮かぶ満月顔を寄せ
触れ震える裏窓の女、
....
忘却された物にこそ
花の咲き誇り在り
見えないもの 、
見えるものを
覆い包み込む。
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