空がたかい
空がふかい
空がたかい
空がふかい
ぽつんと宇宙基地に立つ
空がたかい
空がふかい
ぽつんと一人立っていた
空がたかい
空がふかい
空がたかい
空がふかい
夏のひかりがきらきらしている
微風にみどりが揺れている
存在には影が寄り添っている
音だけが聞こえない
空の水いろが黙っている
雲がこころのように浮かんでいる
外界まであとすこしの
白い ....
夜は来るんだ茜色
紫ブルーの茜色
そんなに遠くはないけれど
幸福と傷にゆれている
そんな筋合いはないけれど
紫ブルーの茜色
夜は来るんだ茜色
屋上で水まきをした
ちいさな虹があらわれた
そんなとこにおったんかあ
たくさんの虹をつくった
屋上で虹をつくった
朝七時半くらいになると淋しい
それはクセのようなものだ
夜八時くらいになると淋しい
ツメを噛もうとおもっても
噛めるところがないよ
だからツメのおもてを
したの前歯で研いでいるよ
朝 ....
今朝、君に作った
お弁当
ベッタベタのハートの
お弁当
お弁当を開けた時
恥ずかしいよね
きっと
でも君が大好きだから
作っちゃった
今日も早く
帰って来てね
ひとつ階段をあがれたような気がする
ひとはなんのために生きるか
自殺以外の方法で
命という魂の穢れを断つ
そうでありたいという不動心が
生きていたのだ
そうでありたいという不動心が
それ ....
世界は動いている
存在は動いている
時間が動いている
容赦なく
こころも蔑ろにして
ただそれは
人間的に見たときにそうであって
ちがう視点から見れば
そうではないような気がする
だ ....
心配しても
そんな筋合いはないよと言われたら
それも無言で言われたら
ひとがどれだけ傷つくのか
それをわかってそうすることが
ひとをどれだけ傷つけるのか
おたがい
わかっていなかったのか ....
汗だくのからだを冷やしながら
なんだか陶然となっていた
想いの振り子がぐわんぐわんいっている
いつでも泣けそうだ
いくらでも泣けそうだ
目をつむり
咳込むように名を呼べば
いつでも泣け ....
学生のころかなりの額を投資して
UFOキャッチャーの鬼と呼ばれていたことがある
きのう健康ランドに前泊した
ゲーセンにUFOキャッチャーがあった
スヌーピーが気持ちよさそうに寝ていた
ぼくは ....
スヌーピーのこころ
リラックスのこころ
クマさんのこころ
メルヘンのこころ
たくさんのこころたち
信号がかわる
ぴよぴよ
ぴよぴよぴよぴよ
なまえを呼んでくれる
スヌーピーのこころ
....
洞窟にはひかりがささない
出口あたりは明るいけれど
真上からのひかりではない
虫けらといれば虫けらになるから
自他ともにふつう以上の俺だから
俺だけおさきに出てしまうだろう
洞窟
闇に ....
あらそいごとがきらいな
ひとだった
だから
ぼくを遠ざけようとした
やさしくて
水色のにあうひとだった
だから
あたたかな裸からは海の
おとがした
ひかっているのは自然か人工か
暗闇にひかりを
ひかっているのは自然か人工か
見えないものが
何十ねんかけて悪さする
見えないものが
いますぐぼくのそばにいる
ひかっているのは自然か人 ....
誘われていた女と食事をした
面白くて金があってためになる
オレは女にとってその程度の男でしかない
女と話をしていても楽しくなかった
それが顔にでていないか心配したくらいだ
会わなければよかっ ....
愛のかたちを燈していたよ
それはあなたのからだにではなくて
ふたりぼっちのたましいに
宇宙一こどくだった
ふたりぼっちのたましいに
愛のかたちを燈していたよ
この小山のように
愛らしい ....
中国から来た客人たちと会食をした
市長や副市長、市の商務局の役人総勢20名ほどの一行だった
彼らのプレゼンをぼくは羨ましく聞いていた
ところでしあさって
アメリカはどうするのだろう
8月2日 ....
暗闇にいのちを
おもいっきり
ぶつけて
しまい
たく
なっ
て
それを静かに
ざわざわ見つめている
ぼくはあの誘惑にとりつかれている
こころが溢れだして
収拾がつかなく ....
あんなことされてたのに
よく好きでいようとがんばってたよなあ
いまさらながらゾッとした
洞窟からでて
やわらかな陽射しをあびてはじめて
傷だらけになっていたじぶんに気づいた
ひどいひとだっ ....
長い夢から覚めたなら
戦略会議に移るだろう
一.電話をしない
一.電話にでない
一.絶対会わない
長い夢から覚めたなら
戦略会議に移るだろう
おまえら、大丈夫やからな、
ライトアップされた校庭で
サッカーを練習する少年たちにそう声をかける
こんなことくらい、大丈夫やからな、
くそ忙しくて、しんどくて、おまけにこんなことまでおこっちま ....
これじゃいままでの恋とおんなじじゃないか
あたしだって必死だったんだ
必死であればわかってくれるはずじゃないのか
生命が、あたしのことわかってくれているように
朝起きるとあ ....
ちいさな命たちが
炭素でできた液体で
ながれ星
そう書きあげた半紙が飾られていた
ちいさな命たち
彼らもまた宇宙の炭素なのだ
君の透き通る眼差しで
僕を照らしている間
淋しい夢にうなされて
一人ぼっちで泣いている事がある
僕が起きるのは
決まって暗い部屋
今日も
君はどこにいるの
と
見回し続ける
君がいるはずの部屋か ....
月と星、かれらは
ぼくがひとくくりにして
いま見つめていることを知らない
それをどうのこうの
ぼくは言いに行こうとしている
それでいいじゃないか
そのままでいいじゃないか
それでいいじゃ ....
90年代がなつかしい
もう20年もたつんだ
宇宙は拡散しつづけているというのに
おれは半分の月をながめている
花火大会のあとの渋滞だろうか
宇宙は拡散しつづけているというのに
花火もこころ ....
私は思っていたのかもしれない
誰かを愛する瞬間を
時の中で
遠くに揺れる風景を見つめていた
白いボディのカローラバンのエンジン音が
重ねた手と体の中に揺れていた
きっと 私の 思いの中で
もう萎れてしまったけれど
窓の内側を流れる風景
友達は だけど 私にはいなかった
それは一体 何故だろう
私は意思の意味の無い時代の中で
また一つの愛を 失った
私は 夢を 一人で生きてきた
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