親を亡くした子を孤児という
妻を亡くした夫を寡夫という
夫を亡くした妻を寡婦という
しかし子 ....
むらさきの家具
光の終わりの
粉と冬
星や海や
息の位置
誰が花で ....
夜よ ご機嫌麗しゅう
少し話していきません
ぬるい時間をちびりちびり
ロッキングチェアで揺られ ....
いまだに焼かれている
真夏の紫外線に焼かれている
皮膚を失ったその石積みが
角質化した褐色のコ ....
勉強は女の匂い嗅がないよ
功徳とは知らぬ間に与えてる
祭りの日 ここは見知らぬ街になる
秋来たるキバナコスモス咲いている
笑顔には、力がある
元気がない人に笑顔で話しかけると
笑顔になる
笑顔はスッゴい力があ ....
声を大きくして泣く頃はもう過ぎて
しとしとと降る雨のように涙はいつしか零すようになり
と ....
ほとんどの国の国歌は
軍歌である
それはひとつの国家の存在に
如何に多くの血が ....
海外の国を訪れた時
その国の母国語だけでなく
他国語が通じた場合
その国の歴史のなかで
....
フェラチオの
丁寧さだけに
その人の
優しさ感じる
ホテルプリシア
あなた ....
届かない事は
十分知っている
届けられない事も
十分理解している
しかし…
心が君を思 ....
これはある男性から聞いた話なんですけど、
彼、ここでは仮にA君としておきますけど、
A君は子 ....
キャンプファイヤーをひとりで囲んだ
ぼくひとりがぐるぐると回っていた
缶ビールをくしゃっとあたり ....
橋を渡る自転車の少女
汗が光り、髪がへばりつく
夏の盛り、川のきらめき
誰を、憎み、誰に、傷つ ....
{引用=
いくつかの言語がすでに死滅した
午後だった、そして花が散ってい
た、なんの動 ....
白く輝く無慈悲な太陽が
干上がった大地から 何もかも蒸発させる頃
私と彼女は
並走していた ....
彼と暮らし始めて
かかさずしてる事
彼の大好きな亡きお母さんと
お爺ちゃんの写真を飾り
毎月、花を ....
峠の道標
ひとり立ち
ひとり朽ち
ノートにしようかどうか 迷ったんだ
ちゃんと 検討したんだよ? ボク
ウソなんて ついちゃ いな ....
愛をとどけに海をこえてみるの わたし
好き 好き 大嫌い
心は気まぐれだわ
波音 暑い ....
駆け抜けてしまえないのがもどかしい屋上だった8号館は
まばたきをするたび更新されてい ....
ひかりはぼくらをほどくだろう
影や風がさわってもくれるだろう
そこでぼくらは調整されるだ ....
えとろふっち、くなしりりん、シコたん、はば舞ちゃん。
さっさとこの北方四姉妹を国連および日露 ....
舌のねもとに指を押し当てて吐いた
涙がにじんで鼻水が息を塞いだ
吐くたび便器をティッシュ ....
不毛な公会議が終わると午後六時。金曜の夜の十字軍の夜だ。乳と蜜の流れる丸ノ内線の出口付近から、開けド ....
目的地を知らされていない旅路の途中はみなトランジット
不安定のエネルギー浮上して高気圧
....
イタリアの空を見上げた夏も、すでに思い出
大理石造りの建物の前で ニセ物のサングラスの束を売り ....
やばいとかまじでで伝わる感情
わざわざわかりにくくしてそれっぽく包んでみても
なにそれまじでわか ....
伝わるだろうか
詩を書いたとき
心に残る言葉は
何だと思い
この詩を書いた
俺
文章で身を立てようって
思ってるんだ
コホッ
コホッ
何甘いこと言って ....
パパ
音楽家
ピエール
ママ
ファッションデザイナー
織江
双子の ....
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