ひきはじめの風邪と
冬の雨
足元の雪氷
淡い恋をしています と
誰に告げよう
おわ ....
別に何でもないんだけど
なんとなく気分がよくて
はしゃいでいたら
友達が聞くんだ
....
ふわり
帰宅ラッシュの駅のホームで
不意に香るあの人の匂い
名前もしらない ....
今から進む時間の中
時計の針は常に右回りでまわりつずける
嘘ついて傷ついた僕の肉体 ....
安易な言葉に祈りを込めた
僕の声に意味など無い
無邪気な瞳には光が無い
錆びついたスコール ....
「伝票の方お預かりいたしまーす」
さぁ華麗なるショウタイムの始まりだ!
レジ ....
小さな世界に
とじこめられた
君
小さな世界に
とじこもった
君
出ておいで
君 ....
南無妙法蓮華経・・・・・・
デーモンがいるって、
悪の子が、
その子から分離する、
善の ....
揺れる灯火を包んで
続く日々に身を揉まれて、君はどこか
溢れる言葉は加速するけど
消える日々に ....
闇の中で抱きしめる
体温だけを信じられるように
つまり、それはそう
あなたを想うだけで
私は ....
早く大きくなりなさいと思ったあの日は
ほんの少し前のよう
あれからなんと早い事だろう
あなたは ....
あたしのこと、ただ
話していなかっただけのこと
不自然でしょ
あたしからペチャクチ ....
お別れは
それが現実でも 架空のものでも
もう会えないことに変わりがないなら
涙を流す ....
あたたかいあめなんてあるのだろうか
てがみをかいてるきみにたずねてみよう
うえからみてい ....
あぁ
逢いたくない
逢いたくない
いつもは
恋い慕っている彼に
今は逢いたくない
逢 ....
誰かが扉を叩いてる
今の私では
私からでは開けられないので
そっとその扉を開けてほしい
本当 ....
帰省の列車の中で
こんな夢を見た
『蜻蛉の夢』
満月の夜
月下美人のつぼみの ....
“命を大切に・・・・・・。”
あぁ、なんて聞き飽きた言葉なんだろう。
その言葉を聴くたびに鼻で笑 ....
ケータイ電話が音を立ててぷつっと切れた。
ぼんやりと、うんともすんとも言わないただのモノを見や ....
せかいの おわりに
きみとだけは いっしょに
いたくないと いわれたら
がんばって
せかいを ....
はばたき
怯え
....
さぁ お姫様
右手をこちらにどうぞ
ほら,ためらう事なんてないだろう?
....
引用=ヒトはなりたいものになれるんだよ}
キミが嬉しそうに言った一言を
信じて疑わ ....
「裏山に捨ててあった人型あれ誰のかな?誰か人だったのかな?。」
....
駅のざわめきの中で
少女と老人は呪文を配布していた
預言者はその郷里では尊敬されないものだ
....
珈琲に砂糖を入れる代わりに
さっき貰ったチョコレエトをひとかけ
カカオの香りと甘い恋の匂い
チ ....
雨の匂い
やわらかな思考
霞んだ記憶
眠い風景
もうじき雨が降る
遠くの山が白金に染まる
....
好きです
あなたが
右手が
僕は
宙ぶらりん
骨折したら痛いよね
すっごく痛いよね
実を言うと
一度も骨折したことないからわからないんだ
....
ひとつには態度の不徹底である。
こちらのひとには我慢できないことでも、あちらのひとでは平気で看過で ....
きみが
卵をたべたいと
いうから
だから
ぼくは
三匹ならんだ
かえるのひみつを ....
糖尿病のアリ
顎関節症のカバ
低血圧のニワトリ
....
「らんらんらん。
婆ちゃん、爺ちゃん
レロレロ ばー
わけも判らず学校に通う ....
咳をしたらたまたま側にいた
隣の課のえむさんが
フルーツのど飴をくれた
えむさんがフルーツのど ....
俺はそいつをいつも馬鹿にしてるくせに
そいつが人から馬鹿にされると
いつも滑稽なほどムキにな ....
岬の小屋の倉庫を改造した酒場で、ロナは働いている。
昔は母親も一緒になって仲良く働いていたのだが、 ....
原因が分かっていれば
結果を変えられるかといえば
そうじゃないのが難しいところです
だいた ....
生きるための熱。
生としての、光。
動くものの、命。
語っていく、魂。
ここに響 ....
世界がもう一度地獄に落ちたら
私は全ての{ルビ生命=いのち}は正しいと発言できるか?
そ ....
妻の
右前頭葉が
どこかに
遊びに行き
脳幹が
ふて寝し
思いもしなかった
生活を
....
詩と心のバランスです
もうオオカミは吠えない
寝静まった夜更け
窓の向こう
開かないパラシュート
....
想ってること
すべて言葉にして
誰も傷つけない人間
になりたいなんて
大それたこと
本気で ....
居酒屋を出て夜中家まで帰るあの感じがあの日君の家の前でおやすみのキスをして帰った感じと似ているんだ。 ....
窓ガラスの向こうで夜景が飛んでいく
暗闇の中で街明かりが僕らの後ろに流れていく
鉄と鉄が擦れ ....
「卵冷蔵庫にあったっけ?」
「分からないからとりあえず買っておこう。」
計画性の無い二人が ....
持ち物は命だけ
不愉快な覚醒が
北寄りの強い風で更に増して
両手の無意識がコートのポケットを探す
ひんやり ....
春の匂い する時 一番良い季節 桃の花 お祝い ....
僕は、毎朝
市民農園で育てた
形の悪いニンジンで笛を作る
ウサギたちが楽しみにしているのだ
....
胎児のような寝相も
遠い記憶のせいだとか
僕はひざを抱えて眠る
それが一番楽な ....
僕は売れない粗忽な詩人さ
今日も道端でビニールシートを広げてサインペンで紙に書いた詩を並べて詩を売 ....
この穴は
呼吸するための肺でもなければ
脈打つ心臓でもない
だが確かにこのあたりに ....
ちろちろと赤い舌?
いいえ、あれは小さな炎
黒土の下にはずっしりと火種
気化しているのはいのち ....
ぼくらは詩人 時代の申し子
一家言あるぞ いわせろ
ほんしつてきにじゆうなぼくらは
こっき ....
ある雨の日に
ある雨の町を歩き
ある雨の音を聞きながら
ある雨の匂いを嗅いだ
....
必要だとか
必要でないとか
そんなことではなく
辺りいちめんを
もう思いっきり吸い込んでみる ....
玄関のドアーを開けると
宇宙が立っていた
寒そうにしていたので
中に入れてあげることにした
....
孤独の淵へと自ら追いやって
静かに 静かに
塞いでいく
体中が痺れている
感覚が徐々に失 ....
冷凍された朝っぱらっから起き抜けの伏臥上体反らし
早朝ラジオ体操の伴奏は馬頭琴 日を捲ればカー ....
キミの大きな出べそと握手をして
今日から 鬱に入ろう
それはそれは 颯爽で
....
用も無いのに
あなたの名前を呼びたくなるの
どうしてだろうね?
眼の前にいたって
....
ギリギリ感バリバリ
えばってんじゃねぇ
エヴァってもねぇぜ
大きいオトモダチはいねぇ
頑 ....
冷やしたコーラじゃ炭酸のトゲが突き刺さる
それで思わず涙を流すわけだが
だから あったか〜い ....
ただひとつ言えることは
私を
支えられるのは
死者だけだということだ
生は
やがて ....
ひりひりとした
風と陽に身をよじり
花は
雨になった
肺の猫は鳴き
....
てのひらに乗る
私の星空
部屋に広がる
無数の星
本物じゃないのに
泣きそうになる
か ....
僕が引っ張った細長い糸で
この世界は朝になる 夜になる
淡いオレンジの夕焼けにもなる
....
アウトサイダーな空間を
ひょいとのぞいたことから
サーバーを介するつながりをもつことになった
....
....
本当に好きなら
簡単に拍手なんかしちゃだめだ
何度も何度も読み返して
本当 ....
真っ暗な部屋で
あなたの声を聞こうったって
聞こえてくるのは
窓の向こうの
....
おぼろげに見え隠れするのは明日の自分
どうなるかなんて誰にも分からない
しっぽをまいて ....
1. パセリと手紙
晴れた日にディーディーは死んだ。
さっきからぼくはパセリを見ている。 ....
2007/02/16
東京都特許許可局と滑舌の稽古
東京と京都が仲 ....
左目から涙がこぼれた
ぼくは寝返りを打ち
涙は左目に戻る
涙の行方も
時に気 ....
瞳閉じて
ゆっくりとおやすみ
瞼の上に
天使を乗せて
あなたのぬくもり
あな ....
風に乗って流れ聞こえるピアノの音
集中力が途切れて
ふらふらピアノの前へ
「お前は俺を惹き ....
僕はこの世界の果てで
君を待っている
永遠という言葉を
君は信じているのかい
僕には ....
揺れ通す竹の林や女泣く
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