最近
妻が出来た
嫁を娶ったのではない
わたしは女であるから

正確にいえば
嫁の方から勝手に来たんである

或る夜のことだった
四百円を手にちゃらちゃらさせながら
 ....
いつの間にか知らない人が
座っていた
「どちらさまですか」
と言いながら
焼きたてのスコーンを差し出して
わたしも座った
誰でもいいのだ
もうすぐお湯が沸く
−ブッシュ大統領、9月11日のテレビ演説より抜粋−

今日、多くの市民と我々の生活そして自由そのものが、一連の計画的な、命を奪うテロ行為で攻撃にさらされた。数千の命が、邪悪で卑劣な行為 ....
夢をみていました
真夏の午後の熱い眼差しをうけて

そこに僕はいました
日常の変わらぬ生活を送ってます
満員電車にも最近は慣れました
そこに君もいました
いつもと変わらぬ愛らしい表情をし ....
押入れの中で目覚めると
いつものように優しくなってる
手も足もおもいっきり伸ばして
指先の細かい部品までもが
思いやりに溢れている
感謝の言葉は誰に対しても
正確に発することができ ....
ケータイ画面 じっと見て・・・・

着メロなるの じっと待って・・・・

君からの連絡 ずっと期待して・・・・



きっと・・・きっと・・・きっとくるよね?



君 ....
遊ぼうっていったらOKだったのに

デートしようって言ったら断られた

なんだかなあ なんだかねえ
うち雨の日好っきゃねん

なんでなんでなん

だってな傘忘れたらおんなじ傘でくっつけるやん

あほな事ゆうてやんと傘持ってきなさい

ちぇっいけずやわぁ

すっきゃからええねん
 ....
昨日電話越しに僕の声を聞けば聞くほど会いたくなると優しい声で言った君と
毎晩電話越しに君の声を聞くだけで世界一の幸福な時間を一人で過ごせる僕と
どちらが深く愛してしまっているんだろう

という ....
大きなガラス扉
日焼けしたブラインド
貸店舗、の白い貼り紙
コンビニになりきれなかった
角の、たなか屋

殺風景な店先のコンクリートには
ただひとつ
小さな郵便ポストが生えたまま
舌 ....
愛なんて見返りのない商売さ
アタシはそういう母やってんのさ
バカヤロウって抱きしめて
ナミダなんかもみ消して
雨の日も嵐の日も弁当だけは欠かさないで
反抗期ってのと格闘しつづけ
 ....
待っているのかな
「電源は入れておく」
君はそう言っていたけれど
 
やっぱり  不安
君はバカだと怒るだろう
……でも

画面の向こうで君は
僕を待っているのかな
待っていて ....
おいっこが吐いた
顔を真っ青にして熱を出して寝ている
幼稚園があんまり嬉しくて
むちゃくちゃにはしゃいで
遊びすぎたらしい
じぶんの体力やエネルギーの限界を知らないから
倒れるまで遊んでし ....
さぁ、何かしようと

月曜日に目が覚めると

みんな仕事で遊べない。

どこかに行くにも金もない。

時間が経っていくのを

ぼっかりと

ただ待つだけ。

 ....
子供の頃は
色んなものになりたかった

マジシャンとか
ミュージシャンとか

シャがつくものばっかだね

今僕はサラリーマン
シャのつかないサラリーマン

何かになりたい
なん ....
暗い窓枠の隅で
夏虫が遠慮がちに
ヂィリヂィリと鳴いていて

OA機器の明かりは
てんでばらばらに部屋へと落ちる

何故か
貴方を思い出したんだ

まだ髪は黒くて
桃色の膨らんだ ....
空気を吸い込むのでさえ
精一杯に力を込めなくては
ここでは何も掴めそうにない

五反田の駅を降り立って
いつも行くカレーのチェーン店を探すのは
どこに行っても変わらない味に
きっと安心を ....
今日は楽しかったね

そういって振り返ると

君は改札の外

静かに手をふって

さようなら
 『もういい』
  、で片付けられたらいいのに
赤と緑の絵の具は混ぜちゃいけないよ、汚い色になるからね

美術の先生が言っていた

混ぜてみたら

私の髪の色になった
卒業式に

思いを寄せる

あの人に

この思い

伝える

勇気など

この僕に存在無し

このもどかしさは

どうすればいいのだろう
悪い事をしようよ
もっと
いけない事をしようよ

飛び出しそうな
心臓の音を聞いて
愛したい人を愛して
それが
罪なら

悪い事をしようよ
もっと
いけない事をしようよ

 ....
Dear Fujiko

出がけに大雨だったので,
駅まで車で送れと女房に言ったら,
ブツブツいわれて,
キレタ


(オッ,なんだか詩みたいだなぁ)


タクシー拾おうとし ....
歩き出したかったんだ
確かな1歩を
ねえ
もう 飛び立ちたかったんだ
全ての
過去から


飛び出したいと
思ったんだ
逃げたいと
思ってしまいそうに
なるんだ

ca ....
記憶の片鱗にも残らないような僅かな思い出さえ
いつか、恋しいと
想う日がやってくるだろうか
風のための門を
行き来する影がみえる

波を越えて続く
その道を

懐かしさではなく
今日の温度で
傘を
返してほしい

名残りの雪は
綿のコートには冷たすぎて
ひとりで帰れる自信がないから

あの桜もようの紅い傘は
ほんとうはすこし空々しいから
好きではないのだけれど

 ....
ときどき無性に
死ぬほどあまいものを食べてみたくなる
コンビニじゅ買い占めるくらいの量
だけど結局帰るのは千円ぶんくらいで
食べられるのもそのくらいで
というかむしろそれすら途中で飽きる。
 ....
  昔、あなたに宛てて書いた手紙
  あなたが受け取らなかったので
  まだ手元に残っている


  手渡そうとすると
  あなたは決まって困った顔をしたから
  わたしは何故なのだろう ....
しのぶれど 顔にいでにけり わが変は ホモや思うと 人の言うまで
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