花のように違う価値観

些細なことに
うちひしがれて
長い帰りの電車の中でも
回復はしないまま

封をされた新しい紙袋が誇らしい
アクセサリーや化粧を落として眠ればまた新しい気持ち ....
誰もシラナイ理由が無い
わずかな隙間を生きているような気がするんだけど

近代現代近未来
産業ロボットはやがてラインを離れて
どこへ行くの

母を殺し父も殺して最果ての
流刑の地さえも ....
とても
とほうもなくとても
すてきな小説を読んだ夜
手放してしまうのが惜しくて
胸のなかで
それを抱きしめつつ眠れば
冬由来のゼラチンは
純粋な水によって
隅々までふやけ

迎えた ....
だれもしらない庭にだれもしらないあなた
わたしたちは夢をみた
はつ夏のひかりのなかで
あれはあなたの花
ジャスミンのむせる匂いに
秘密めいたあそび くちびるの感触をおぼえた


だれも ....
すごろくみたいだ。
いちばんに上がったあの子が言うには、
とにかくニコニコしてればいいんだよ!って。
私の耳には虚しく響くだけ。
何度も何度も、振り落とされて
私はあと何回ふりだしに戻ればい ....
ヒヤリとする
時々止まる
夫の寝息
自分が思っているようには
他人は自分を見てくれない

それで私は
極力自分を
客観視しようと試みた

気付いたら
他人の顔色ばかり伺って
ますます自分が
わからなくなっていた

 ....
わたい、もやしはきらいや。

病室のベッドのうえで
母がぽつりと言う

六十年も付き合ってきて
母の好き嫌いをひとつも知らなかった
そんな息子だ

お父ちゃんがな、腹切ったときに出て ....
ふわふわのベットに君が沈む夜は3つ頬張るボンボンショコラ  
髪を切りました、ばっさりと

決別です

春です、今日からわたしは



 
春の柔らかな外套はいらない
寒風をしっかり遮る重いコートが欲しい

凍てついた大地を確実に踏みしめる足と
流れる雲をよみとる眼差しを

桟橋に繋留するための無骨な舫い綱あるいは
海底ふか ....
 早春の雲に浮き立つ三上山

 百貨店後姿のキリリと女

 ふた重ね淡くほのかなコ-ヒー碗

 損させぬ一つおまけの昆布屋さん
窓は小さなほうがいい
のかもしれない
見えすぎて困っちゃう
見られすぎて困っちゃう
市販のカーテンじゃ合わせにくいほど
大きな窓なんか
結局あとで困るだけ

窓の無い部屋は
時々すご ....
幼いころ
せっかく瘡蓋になると
はがして食べちゃう癖があって
これがどうにもこうにもやめられない
しちゃいけない、なんてことは
五歳でもわかるんだけど
知らず知らずのうちにやってしまう
 ....
じぶん
が揺らぐ
動と静の密林で
わたしは
音と
光と
緑と
土と
一緒になる
「そういう気がする」
のではなくて
本当に一緒になる
わたしはバラバラで
形はなくって
そん ....
ティファールでお湯が湧くまでまばたきを一度もせずに君の瞳を見る 視点をかえてみれたなら
世界はどんなに広いだろうに

視点をかえてみれたなら
あなたはずっと優しいだろうに

視点をかえてみれたなら
夕陽はどこでも綺麗だろうに

視点をかえてみ ....
夫のいること忘れてて笑初 寒い日に「寒いね」って当たり前のこと
温かくて柔らかい吐息の色でわかっているよ

降り積もった朝の霜を踏んで
砂利道の上のキャッチボール

口遊んだいつもの歌も
溜め込みすぎて漏れ出した ....
クフフッ
ボクは男の子

ママは云ったんだ
大人になったら男の子はパパに似るはずだから良かったねって

 惚れんなよ ママ

クフフッ
ボクは男の子

でもボクはママのDNAを好 ....
森にはミモザと薔薇の花

きのうの疲れと宇宙のりんご

並木道には青、みどり、影、

マスクとひかりと人の顔

浴衣姿のオディロン・ルドン

細菌、人面蜘蛛、見張り台、


 ....
玄関に靴がいっぱい笑初                  140110


新緑の町から湧き挙がるパワートレイン
ドリブンされた満腹感を味わえ
指令の下にひた走る亀裂だらけのハイウエイ
国税庁の管理の下に地下深く ....
半年ぶりの実家はいつも通り
父は孫と はしゃぎ
母はセカセカと 動いている

ちょっと気になる
カレンダーと
冷蔵庫に貼られたメモ用紙の枚数が

カレンダーはもう日付がわからないくらい ....
クリミナルマインドを
シーズン1から5まで
ぶっ通しで見ていたら
だんだん異常犯罪者にも
慣れて来て
縛り付けて
生きながら内臓を
引きずり出すぐらいじゃ
今一つ迫力に欠けると
思え ....
どんな小さな出来事でも
記念日に出来る
大切な一日を生み出せる

二人が出逢った日も記念日
初めて抱き合った日も記念日

記念日が増えると楽しい
その日が来る度に
より良い関係になっ ....
あなたの必死さが 粉になった
ふらふらと微笑む天使が 手を広げたら
心ごと 舞い上がって 踊った

くるくる と 花びらのような 儚さで
瞳の上に 落ちたから
それ以上 涙を拭う 必要も  ....
うみにくると
ふるさとに
かえってきたような
きもちになるのは
なんだろう

こくどうから
ながめわたす
ささーん ささーん

おおきくみえたはずの
うねりが
かたちをなくして ....
水の中では
泡が言葉だ
生まれたそばからはじけて
君に伝わることはない


同じ水槽の中にいるのに
君の夢が僕には見えない
同じだけれど違う生き物
互いに互いを選び合えずに


 ....
餅を食べ過ぎて、ジーパンがきついので

「お腹が、いっぱいになった。」と誤魔化して

近所を走ってみた…。。
子供らが、親に急かされて車に乗っている。

若い男と女が、手を繋いで駅へと ....
うめバアさんのおすすめリスト(869)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
少し劣っていると感じた時- うさぎの ...自由詩514-6-16
CAFE_de_短歌みたいな- 梅昆布茶自由詩1214-6-14
陰翳- そらの珊 ...自由詩2314-6-14
だれもしらない庭で- 石瀬琳々自由詩14*14-5-27
ふりだしに戻るを踏んだ- 群青ジャ ...自由詩214-5-16
いびきのあいだで- 森川美咲川柳5*14-5-4
客観視- Lucy自由詩15*14-4-21
もやし炒め- たま自由詩30+*14-3-21
ふわふわのベットに君が沈む夜は3つ頬張るボンボンショコラ- 北大路京 ...短歌414-3-21
決別です- 殿上 童自由詩19*14-3-16
冬のコート- 梅昆布茶自由詩2414-3-16
西武百貨店- 生田 稔川柳214-3-11
窓の大きさ- チアーヌ自由詩314-3-7
瘡蓋- チアーヌ自由詩714-3-7
動と静の密林- チアーヌ自由詩714-3-6
ティファールでお湯が湧くまでまばたきを一度もせずに君の瞳を見 ...- 北大路京 ...短歌514-1-25
視点- hiroto22自由詩3*14-1-18
夫のいること忘れてて笑初- 北大路京 ...俳句414-1-14
言葉のカタチ- 中村 く ...自由詩13*14-1-14
ボクは男の子- 朝焼彩茜 ...自由詩13*14-1-13
浴衣姿のオディロン・ルドン- 吉岡ペペ ...自由詩614-1-13
玄関に靴がいっぱい笑初- 北大路京 ...俳句814-1-13
新緑- あおば自由詩12*14-1-10
メモ- ichirou自由詩16*14-1-4
クリミナルマインド- 花形新次自由詩214-1-4
小さな記念日- 夏川ゆう自由詩414-1-4
ふらふらと微笑む天使- 藤鈴呼自由詩5*14-1-4
うみ- 佐野権太自由詩9*14-1-4
マーメイド- 八布自由詩514-1-3
三が日- 梓ゆい自由詩414-1-3

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