ぶらんこの夕べはいつもさみしくて百を数えておしまいとする

日陰にはどくだみの花みっしりとわたしは毒を愛しています

砂山に取り残されたスコップは誰かの置いた傘の中にて

夏になるほんの少 ....
あと2キロあと3センチ痩せてから告白しようケーキは食べる 短い時間 さささのさ
書きたくなるの 

子共のことも
オッサンねこも
季節のお知らせや
ぐちぐちだって
悪玉菌の回答だって

ネタいっぱいで書きほうばって ひとりでに
そよぐアタ ....
父の額に手を置いて

硬く冷たい頬をなでながら

最後の言葉を贈る。

「ありがとう、お父ちゃん。ありがとう。。。

次もまた、お父ちゃんの子供に生まれたいなあ・・・・。」

風に ....
時間がかかっても焦らない
時代が変わっても気にしない



これが最後の詩になっても構わないと
これが最期の詩になっても悔いはないと
これが最高の詩になっていくようにと
そ ....
僕が薄暗いことを
言い出すと
不吉な出来事の前兆だと
ごくごく一部の人に
思い込まれていて
あ〜あ、
とかちょっとでも
言おうもんなら
その続きを阻止しようと
確実に命を狙われるので ....
真冬のリビングに
玉葱の皮がひらり
落ちている。
昨夜、
母親が手探りで
カレーかポトフーを
つくろうとしたときに
すり抜けたのだろう。



浴室で、
 ....
七月のある日 兄は ぼくを呼んだ
風通しの良い部屋に一人伏せていた兄は
「今度は帰れないかも知れない」という
「弱気なことを…」
ぼくはそう言ったきり次の言葉が出ない

幼少時父も母も病で ....
一面の雪の朝
私は
兄とかまくらを作る
田んぼ中の
雪を集めて

できました
私たちの秘密基地
しゃがんで入れば十分余裕
通学路からも
はっきり見える
不格好な雪の家

それ ....
今日も街を行き交うひとびとの影を踏んで歩く

一瞬にして微塵に還るもの
止めどなく細く長く伸びるもの
軽く薄く風に舞うもの

ときどきそれさえも無い人に出会うが
それも街の雑踏の風景の一 ....
雨を迎えると豊かになる

けれど まだ足りないんだ 晴れには導かれやすい単純さは

ただの人間

 私は腹を立てていた些細漣連なる鉛の莫迦波
 深呼吸を施せば澄む問題にもならない
 
 ....
笑顔が見たいと言われても
上手になんか笑えない

ほらどうだ!
と、手品みたい。

ゆりかごのようなサプライズに
にっこり身を委ねた

ありがとね
遠い昔のことよりは
今の家族を思うとき
苛立ち不満を見るよりは
今の楽しさを感じて生きる。
不自由な君の手をさすり
冷たい君の手をさすり
世間話につい昔
未来の話は嘘になる。
今の楽し ....
気を付けよう案外あんたもまだ女

痴話喧嘩眺めてはぼっち飯

口だけで宣言しては華さかせるが喧嘩なり

つかれた時つかれたと言えるしあわせ
あの子は障子に射す光を見ていた
目の窓に映るきらきらの光はなぜか心を
胸のおくをきゅんと痛くするの
涙が目の窓にもり上がって
よけいにかなしみというものが近づいてくる


かなしみはうつ ....
ソフレって言葉を
初めて知ったの

セフレじゃないよ
配偶者や恋人ではないけど
添い寝するフレンドだって

誰もが温もりを求めている

私たちも
セックスレスだというよりも
ソフ ....
誰もいない風が隔てるものとは何だろう
僕がそれを感じるとき
道で立ち止まるとき 夢を見た気がする だけど
それは 日曜日の終わりを見せてくる いつも


部屋でテレビをつけると いつも
 ....
観覧車「天気予報がはずれたらお月見しよか」「しなくてもいい」 友だちの友だちが首相と握手しただけの話聞かされている 冷蔵庫たしかにプリン入れたはず 闇の中耳を澄ます
雨の音の向こうに
何か聞こえた気がして

屋根を打つ雨粒
木の葉から落ちる雨だれ
水路を流れる雨水
それらのシンフォニーの向こうで

一瞬
歌声のような
笑い声 ....
七色に輝く水しぶきを浴びて
キャッキャと走り回るあなたを
私だけのファインダーに
永遠に閉じ込めておきたくて
夢中でシャッターを押したのに
あなたのぶれた指先や
揺れるスカートのレースしか ....
正論を吐く人のカツラずれている ミドレンジャーとしか答えられない立場 自由にのびのびと泳がせてくれる人と
長続きするのだなと今さら知る

海水魚を飼っていた時
気遣って水槽掃除をしてくれた夫が
水温センサーを水に戻さなかったので
海水魚たちはみんな煮えました ....
夜をまとい ひとつ
また ひとつ
陽を仰いでは
あなたの声を 響かせる

厳かに切り離されていく 大きなかげろう
ゆらりと揺れては 温もりを浮かべて

 覚えていますか
 先の夏には ....
格別なこともない
特別な日に
ななめに笑い
或いは おもむろに悲しむ

おお 彼女は
ゆるぎない場所で
ゆるぎない愛を成就した

成就した
成就した
成就した
上手にした?
 ....
家と ともに
ここで 幾年
育み
たのし かなし
アルバム 重ね
名月をポテトチップで隠しけり 名月を言い訳にした二人かな
うめバアさんのおすすめリスト(869)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
公園だより- そらの珊 ...短歌13*15-6-10
あと2キロあと3センチ痩せてから告白しようケーキは食べる- 北大路京 ...短歌415-2-15
さささのさ- 朝焼彩茜 ...自由詩15*15-2-4
ありがとう。- 梓ゆい自由詩615-2-3
333兆光年の螺旋に抱かれて- komasen333自由詩2*15-2-3
思い込み- 花形新次自由詩215-2-3
窓辺- あおい満 ...自由詩10*15-2-2
寒い夏- イナエ自由詩22*15-2-2
雪の家- umineko自由詩15*15-2-1
影踏み- 梅昆布茶自由詩2115-1-30
雨の日の透明な墨汁- 朝焼彩茜 ...自由詩18*15-1-26
ハンモック- 鵜飼千代 ...自由詩13*15-1-26
生活の隙間- ……とあ ...自由詩20*15-1-17
ランダム- ふわふわ川柳1*14-12-31
十一月のきつね- 石瀬琳々自由詩13*14-11-21
ソフレ- 森川美咲自由詩2*14-9-29
山手通りのディスカウントストアで- 番田 自由詩114-9-29
観覧車「天気予報がはずれたらお月見しよか」「しなくてもいい」- 北大路京 ...短歌114-9-29
友だちの友だちが首相と握手しただけの話聞かされている- 北大路京 ...自由詩314-9-28
冷蔵庫- chiharu俳句6*14-9-28
雨の向こうで- 森川美咲自由詩4*14-9-25
夏のアルバム- 夏美かを ...自由詩40*14-9-23
正論を吐く人のカツラずれている- 北大路京 ...自由詩814-9-21
ミドレンジャーとしか答えられない立場- 北大路京 ...自由詩514-9-21
水槽- 鵜飼千代 ...携帯写真+ ...13*14-9-17
かげろう- 自由詩5*14-9-9
特別な日に- 浩一自由詩3*14-9-9
年月- 中原純乃自由詩3*14-9-9
名月をポテトチップで隠しけり- 北大路京 ...俳句514-9-8
名月を言い訳にした二人かな- 北大路京 ...俳句214-9-8

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