コットンのオーバーオール
黙って一人で着ていた
もう着なくなった
ブカブカのあなたのもの

大好きなバンドの真似して
よく口ずさんでたっけな
その歌詞の意味
わからなかったけれど
繰 ....
人は幸せだと詩を書かなくなるのかしら

あんなに後から後から溢れていたのに

最近はすっかり枯れてしまった。

枯れ木に花が咲くものか 
咲かぬなら咲くまで待とう詩(うた)の花

絶 ....
聴き慣れない
ラジオの
音楽に

飛び降りた
車道の
風に

吐き捨てられた
剥き出しの
台詞に

グラス越しの
炭酸水の
泡に

無表情な
電話口の
沈黙に

 ....
夜のジャスミンは
嘘のように もったり 香る

群生の競い 咲き
可憐に淡く 仄かのピンク

あまい 夢の光景
女の花

じょうきする 深い谷
茂り 巻きつく つるのしな

初 ....
母親が
名前をよぶ
大きな声で
どこからそんな必死な声がでるのか
あなたの姿がみえないからだ

名前は名前
どれほど
かわいくても
どれほど
しゃれていても
どれほど
字画 ....
うちの家には お金がない
僕がいるから お金がない

だから僕は邪魔者
だから僕は消えなきゃ

うちの家には お金がない
娯楽なんかの余裕はない

だから僕は消えます
だから僕 ....
ショパンを弾いて
ノクターン
振り向かないでそのままで
夜をつむいで
夜をつないで
けして何処にも逃げないように

ショパンを弾いて
指先が
わたしを思い出さないように
雨をほどい ....
手を伸ばす

届かないものにむかって

届かないとわかっているから
ふざけて
どっかの誰かとジャレ合ってた君が

急に心配そうな顔するから
切なくて

切ない微笑みしか浮かべることが
できなかったじゃないか
オレンジに光る茸のしたで

ヤンキーが浜崎を語っている


四人も揃ってすることといえば


麻雀じゃないか

賭け事じゃないか


オセロじゃないか 

できないじゃな ....
かなしいものなんて
ボクにはないよ

やわらかいものなんて
ボクにはないよ

空に
一杯に手を広げ
防波堤のひらたい丘で

じりじり
ボクは乾いてく

太陽を
こんなに間近 ....
東の空が明けるころ
あなたはまだ
真綿の中で眠っている

朝の日のひとすじが
あなたの頬を
さくら色に染めて
はやく春がみたい
と言ったあなたよりも先に
春をみた
{引用=

22番のバスに乗って

窓のそばに立って

18世紀だか19世紀だかの建物の列を横目で見て

ラファイエットで購入したお洋服の紙袋抱えて


前に立ってるおじさんが
 ....
曇り空のむこう あおい あおい たまり
切れ切れになって揺らいだ想い出を抱きしめて小さくなった
今日の日は もう 帰らない
ビスケット生地の甘さ
やわらかい青
赤いチューリップ

幸福感にも似た
さみしい音のする 午後
ゆっくり 歩いてみたけど


あたしたち
不器用な感じが
似てるかも しれない
 ....
たばこをやめたら体重が3キロ増えた
補正したばかりのボトムスが
みるみる合わなくなってしまった
そのことで取り急ぎ困りもしなかったが
そんな理由から冬に始めた散歩は
春を過ぎてもまだ続いてい ....
私は二人姉弟の長女で
両親にとって初めての子
だから
傷つかないように
壊れないように
ふかふかのブランケットに包まれて育った


二十一歳になる私は
料理が出来ない
結局
一番 ....
ねえ、ねえ、オセロやろうよ
オセロ
ねえ、これ赤にならないよ
この白も
この黒も
どうやったって赤にならないよ
赤にならないよ

そうだね、赤にはならなかった
あの時
僕らはあ ....
へらへら笑って煙草吸ってりゃ
明日も御天道さんは昇るのだと
安心しきってるような顔を見せないでくれ

既に恋愛感情は消えてなくなって
そもそも最初からそんな気持ちは無いんだと
安心しきった ....
何時からだろう
みんなと同じじゃ嫌って思ったの



無駄に短いスカートはくのやめました

無駄に高いブランド持つのもやめました

無駄に派手なメイクもやめました

無駄に暗 ....
俺様は草野球チームの四塁手だ
10番打者で四塁手だ
そんなポジションないよとか言うな!
メンバー足りてるからいらないよと言われても
三塁と本塁の間でばっちこーい!と叫んでやる

俺様は会社 ....
君の匂いを辿れば

人ごみの中でも

すぐに見つけることが出来るよ

それは香水とかのコピーじゃなくて

君の存在から溢れ出すものだから

他の誰のとも似つかない

君だけのオ ....
もう居ない人の事を考える



君は


交差点の向こう側


人込みの中ひとり


振り返って立ってる



悲しそうでもなく


笑ってるわけでもなく

 ....
言葉の力は恐ろしいもので
たったの二文字が人を傷付ける
ジャブの様に腫瘍の様に
少しずつ体を蝕んでゆく

「ウザイ」
「キモイ」
「臭い」
「馬鹿」
「デブ」
「チビ」
「ブサイ ....
鼻毛出てるよと言われた。
まあいずれにしろ出ていたので善しとした。

体調の悪そうな亀みたいと言われた。
まあいずれにしろ亀は好きなので善しとした。

あなたっていつも煙草吸ってるねと言わ ....
先生、誰も来ない放課後です

理科室は薬品の匂い
閉められた
暗幕の心地良い温度

埃が泳いでいきます
気だるい午後です、先生

魚になるにはどうしたらいいですか

答えの出ない ....
誕生日おめでとう
渡した黄色い包み

中には白い帽子

大丈夫
髪の毛がなくたって
これがあれば

温かいよ
大丈夫だよ

大丈夫だから・・

ねぇ

ここで私が泣いち ....













キタキツネの
ふわふわした
尾っぽのように
跳んでゆく白いキツネの
襟足のような北国の君の姿を
粉雪の舞 ....
冬の北海道は寒い・・
君の手は温かいよ・

「「あ、雪」」
って言おうとした

『あ』


口の中に雪


数えきれないほどの

全国に少しずつ降る


その一 ....
会社というのは、(まぁ)、ひとりでも出来るわけですが、

多くの会社はふたり以上、いる。いる。いる。

かいしゃ、かいしゃ、かいしゃっ、いや、かぞく、かぞく、かぞくっ、

、(まぁ)、ふた ....
うめバアさんのおすすめリスト(869)
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