この世界はとても窮屈で
両手を広げると色々な物に触れてしまう
人や建物や空気
私は何も触れる事のない世界で
眠りたい
午前3時

自分以外の誰かが

同じ空間にいると言う

錯覚に陥る…。

(キット/コレハ/カンチガイダ。)

この気配が、何なのか?を理解できぬまま

左側の鈴の音と
 ....
悲しみは

だれにも知られず

降る小雪

夜にかくれて

降る小雪

悲しみは

ひとりピエロになれるまで

降れ小雪

夜にまぎれて

降れ小雪



 ....
悲しいけどさわやかだ

今起きたばかりだから

さむいけどあたたかだ

風が吹いていないから


歩いてゆく

おとがする

しがみつく

木の枯れ葉


悲しいけ ....
黙っておこう 余計な事は
黙っておこう 隠し事は

黙っておこう 世を渡るには
黙っておこう 面倒な事は

大事な鍵は手の届かぬ土の中
根に絡まる土の中

正直者は苦労する
取って ....
白い色鉛筆で書かれた
その言葉は
白い色を言葉にすることなく
白い色に染まることもなく

ただ
その言葉を伝える


    さようなら
天国のコインランドリーで
布団を洗っている

乾燥機を回しているあいだ
少年紙を読んでいた

しかし、ふきだしはすべて空白で
内容がうまく飲み込めない

明日は傘を買いに行こう
雨 ....
感じてることにまかせよう

つかれたなら

つかれそうなら

感じてることにまかせよう


何度も確かめたくなるなんて

きたない心が消えないなら

うなぎを食べたら解散しよ ....
哀しみに悲しみをブレンドして正解とする 許しがたい癖


安酒の孤独とマクドのミルクを注ぐ珈琲 ここだけの華


禍と無力に囲まれ 飲んだ珈琲 信じてたものを確かめる作業

 ....
日常の片隅に
読書する時間
を取って置く

新しい刺激は
時に知的欲求
を静に味わう

知的欲求から
美的欲求へと
行ったり来り

日常の片隅に
いつも何かの
欲求の時間帯 ....
ケーキ屋のサンタクロースは眠れずに 家族と過ごす26日

酒を飲み不平不満をぶちまけて それでも明日はやってくるのだ

「仕事と家庭のどちらが大事なの?」 やや食い気味に「君だ」と答え

 ....
北風が吹く、この街の
行き交う人々を眺めている
もう皆、すっかり冬の装いで
どことなく落ち着きがない
しかし、私の目に
それは映ってはいるけど
どこか、よそよそしい

その先に続く
 ....
 あなたは昨日、
 つめたかった。

 やわらかい刃物で、
 切られた気がした
 血も流れないのに
 いたくて、いたくて。

 あなたは今日、
 やさしかった。

 その笑顔は
 ....
仕事場のドアを開けると
早く来て掃除をしている筈の君がいない
代わりに卵がひとつ床に転がっていた


とうとう君は卵になってしまったのか
私には何も言ってくれなかった
淡いピンク色を ....
コートのポケットに
どんぐりが三つ
入っている

きのうの夕ぐれ
近所の公園でひろった
小さなどんぐりたち

てのひらの上で
ころころ転がしてみたり
両手で温めてみたりする

 ....
よわかあないよ

ぼろぼろだよ

ぼろぼろになれるくらい

おれまだげんきだよ


つらくてかなしくて

そんなじぶんがまた

つらくてかなしくて

きゅうにつばが

 ....
仕事柄
保育園や老人介護施設を訪れる

人生の入り口と出口
もちろん私は後者にちかいあたりを走っているのだろう
少々息を切らしながらも

保育園児に捕まるとなんどでも同じ質問をしてくるの ....
普段の私は40Wくらいの明るさで
人に会う時は60Wになる
さらに仕事中は
100Wの明るさで全開だ!

しかし100Wの電球は
消費電力が大きい過ぎて……
電球がすぐに切れてそうになり ....
嫌な顔をした先生 でもフランクフルトを詩にしちゃいけない理由 なかった


いつの間に空箱になる ボンタンアメ 好物の似た大人と子供


欲しかった柔らかい胸で頬を埋めた 肌の ....
五時間半のパートも毎日つづくと
腕も、足も、腰も痛くなって
お風呂上がりにはからだじゅうに 
星を貼って、寝ます
星は、
ツボとよばれるからだの黒点に貼るから
いくつか貼ると
わたしのか ....
 
今にも泣きそうに揺れた瞳だけを
この馬鹿は覚えていて

久しぶり
の言葉も
かけられない間に
あの日よりずっときれいな君が微笑む
ので
今まで覚えていた君の笑顔が 
この胸 ....
懐かしむ 振り返る過去が増えてくる
決してしがみつくものはなく 黄昏は生まれながらにもっている

私の夕刻の風

四季の問わない八方へ広がる 無菌空間の感情
誰にも晒されない 寂しさをずら ....
グワシにもI LOVE YOUにも見える手話 交番のまえ銀杏あり

悲しみ抜けおち

この透明は涼やかだ


悲しみなくなりゃ

いのちも透ける

おばちゃん怒れば

バイトもびびる

のぞいて見えるよ

内に秘めたもの

のぞいて見えるよ


 ....
ペットボトルのごみの日
中身(心)はもうとうになくて
キャップ(顔)やら
包装(洋服)やらを
捨て去ったら
みな
潔い裸になった
とても清々しいごみの日には
カラスさえも
素通りする ....
仕事休む気で夢のつづき見ようとして寝る 俺さびしいか

いかさまか

俺さびしいか

さかさまか

渋滞ゆっくり

ながれてく

光をともして

ながれてく

俺さびしいか

いかさまか

俺さびしい ....
宛名のない手紙を
淋しさと名付けたのは
冬をむかえようとしている
壊れかけた燕の巣でした


遠くで微かに鳴っているピアノを
愛の囁きと名付けたのは
閉じられたばかりの本の静寂でした
 ....
僕はもう死んだことになっている 遅咲こうとしている
うめバアさんのおすすめリスト(869)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
眠りたい- リィ自由詩314-1-3
モノノケ語り- 梓ゆい自由詩2*14-1-3
夜の小雪- 吉岡ペペ ...自由詩513-12-28
歩いてゆく- 吉岡ペペ ...自由詩213-12-19
黙っておこう- subaru★自由詩11*13-12-10
白い色鉛筆で書かれた言葉- ichirou自由詩3*13-12-9
コインランドリー- sample自由詩313-12-9
まかせよう- 吉岡ペペ ...自由詩613-12-8
クリスマスブレンド- 深水遊脚短歌9*13-12-8
日常の片隅に・・・- tamami自由詩11+13-12-8
働く人のうた- 中村 く ...短歌1113-12-8
見つめる先に- 小林螢太自由詩8*13-12-7
吊り橋- まーつん自由詩6*13-12-7
普通の空- 壮佑自由詩36*13-12-6
【_どんぐり_】- 泡沫恋歌自由詩22*13-12-6
つらくてかなしくて- 吉岡ペペ ...自由詩813-12-3
ブックエンド〜オールドフレンズ- 梅昆布茶自由詩29*13-12-2
【_電球_】- 泡沫恋歌自由詩23*13-12-2
嘘の傷痕- 深水遊脚短歌5*13-12-1
星座- たま自由詩35*13-11-28
大崎駅徒歩2分- AB(な ...自由詩613-11-23
懐かしむ風- 朝焼彩茜 ...自由詩11*13-11-19
グワシにもI_LOVE_YOUにも見える手話- 北大路京 ...川柳1313-11-17
銀杏あり- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...713-11-17
とうめいな容れ物が収集を待っている- そらの珊 ...自由詩2613-11-17
仕事休む気で夢のつづき見ようとして寝る- 北大路京 ...自由詩713-11-16
俺さびしいか- 吉岡ペペ ...自由詩1013-11-16
散歩人- 月形半分 ...自由詩413-11-16
僕はもう死んだことになっている- 北大路京 ...自由詩413-11-15
遅咲こうとしている- 北大路京 ...自由詩513-11-15

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