すべてのおすすめ
僕らは ずっと 現在進行形で

 色褪せることなく 愛を重ね合っていけたら良いね
 右を見ても
 左を見ても
 街にいても
 部屋にいても
 いつも欲望が走りまわっていて
 そんなのいらないから
 休みたい

 仕事をしてても
 遊んでいても
 友達といても ....
みどりいろに見えた空は
そりゃ当たり前みたいに青いわさ
そうやって
きかれりゃあ
そりゃあ

なんかいちまい
目に膜が
かかっとる
うすくて
透けとるのが

はがしてみやあ
 ....
階段を さかのぼって
その当時に もどると
親友を 裏切った直後の
わたしが あめかぜに
漂白されて 立っていた
  しんとした
  もりのおく
  ざわめいた
  ゆめのあと
  くちびるで
  きみのこえ
  ゆびさきで
  きみのこえ
  たしかめる



  たしかめる
 ....
老朽化の進んだ体育館は
二階に観客席が付いていて
死んだ蛾や蝉がたくさん落ちていた
わたしは
つま先の赤いうわばきで
それらの死骸を踏み砕き
空へ近づこうとするかのように
一人でそこへの ....
僕が愛や恋を語っているときは きっと君の顔浮かべてる 夕刻を告げる時計が
散らばった色鉛筆を
一本だけ、手折る
 
私がその光景を
消しゴムへと告げ口した頃
光りだした小指は
小さく震えて、色鉛筆となった
 
立て掛けたキャンバスには
 ....
38度の微熱に
たゆたうひらがなの僕たち
和室の蛍光灯は遥か
ぼやりと暗室を彩って
 
呼吸器が外せなくなったころ
未熟な足は地面とキスする
そのまま溶けて
僕は骨を愛した
 
  ....
まもなく
四番乗り場に列車が参ります
盛者券をお持ちのかたのみ
足元を掬われないように
ご注意してお待ち下さい



当車展望車からは
世間が見くだせるようになっております
 ....
テーブルにばんそうこうが貼ってあった


また3歳の娘がイタズラしたな、


と思って剥がすとそこには


小さな傷があった
重なりつづける眠りの底に
かすかに生まれ
浮かぶ手のひら


目をつむり 在るのは
無いということ
分からぬくらいに 
離れていること


隠しても隠しても
は ....
青や緑の絵の具を
うすくのばして
あの透明をあらわそうとして
さっきから
なんども失敗している
{引用=
手をひいて
石を渡る
ぬらりとした光沢に滑らせた足を
からだごと、ぐいと引き ....
{引用=




あてもない旅の
白い起伏を
さまよって
います


私が蜻蛉だった頃
あなたは



 真夏が大好きなあなたに
 暑いのが嫌いだと言えなくて
   ....
紙面に一字一字綴っても
前に進めないし
後ろに戻れないし
涙も乾かないし

常に左手には消しゴムを
弾力、四角、純白、
これを死んでも維持する為
使う事はない

他の生き物は
紙 ....
雨音が
逝く夏を囁くと
水に包まれた九月

通り過ぎた喧騒は
もう暫くやって来ないだろう


踏みしめた熱い砂や
翡翠いろに泡立つ波も
日ごと冷まされて
さみ ....
そ だ あ 照 声
ば か な ら が
に ら た さ 聞
居   が れ こ
て   笑 る え
く   え と る
だ   ば   と
さ     あ 
い   嬉 た 優
 ....
ポケットが汚れ始めている
待合室は朝から眠たい
何かの整備工の人が
口を動かしている
語りかけるように
沈黙を選ぶ言葉があった
目を閉じようとすると
少しばらばらになる
水が優しい濃度 ....
月の瞳に
海が映るのか
海の鏡に
月が潤むのか

旅立ちはいつだって
こんな夜の、ブルー

マストを背にした
ひとつひとつの心に
青はなにを
語りかけるのだろう



 ....
明け闇に稲妻
白い栞のように

風は慌ててページをめくる
朝を探している


井戸につるべは落とされて
鏡が割れるように
宝石が生まれるように
しぶきは上がる

あたたかい頬 ....
風が砂塵を巻き上げて
ラクダのお目目に砂入れた
ラクダの大きなお目目から
一滴涙が落ちてった

涙で潤んだ砂たちは
みんなそろって
夢を見た
大きな白い花咲かす
遠い未来の夢を見た
 ....
そこは空かと問うたなら
鳥はきれいに黙して
はばたく

そのたび言葉は
空から遠いわたしの胸を
いやしの為に
傷つける


 幻はまだ
 あこがれとしての痛み

 選 ....

家を出ると
道端に
無数の舌が落ちていた

赤信号が
誰ひとり停められなくて
途方に暮れているような真夜中だった

舌たちは
うすべにいろの花のように
可愛らしく揺れなが ....
かすかな声でなぞる
あれは面影
うらの林のすきまからみえた
私の亡霊
沈むことのできない舟
いっそうの複音

静かな{ルビ水面=みなも}をもっている
{ルビ自恃=じじ}{ルビ矜恃=きょ ....
かつて潔く閉じた手紙は風を巡り
伏せられていた暦が息吹きはじめている

朽ちた扉を貫く光は
草の海を素足で歩く確かさで
白紙のページに文字を刻みはじめ
陽炎が去った午後に、わたし ....
四つ葉のクローバーを見つけるのがうまい人が
幸せになれるのだとは限らない

そんな憎まれ口をきく貴方に
嫌がらせをしようかと
二時間ばかし探してみましたが
残念なことに一つも見つかりません ....
あの彗星を追い抜くには
おれの命はあまりにも遅すぎる

もっとスピードを

もっとスピードを

摩擦熱で燃え上がって灰になるまで

もっと軽やかになるために
おれは足の小指を切り落 ....
父が逝ってしまったあとも
私たちは変わらなかった

私は
時々メールを送る

ふるさとの母に宛て
その辺の草木とか
カシャリ、と撮って

しばらくして
母が大げさに
電話をして ....
やめたいと言うと
やめちゃいなと君は言う
そんなに簡単じゃ無いよって言うと
いつも簡単だよと返される
いつか君は僕をやめるのか
いつも簡単みたいだから
とても恐ろしい
一先ず君の胸に耳を ....
 
 
やさしみの
さかなが
しずかに
みなもをおよぐ

やわらかな
さざなみは
しあわせなきおくを
みたそうとする

やきつくされたあさ
さいれんがなりひびく
しきはまた ....
久遠薫子さんの自由詩おすすめリスト(223)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
初心- 北大路京 ...自由詩7*07-9-8
休みたい- 山崎 風 ...自由詩807-9-8
今日とか- 水町綜助自由詩907-9-7
そろもん(旧校舎の話)- みつべえ自由詩807-9-7
ゆれる- 草野春心自由詩507-9-7
赤いうわばきとたいくかん- 吉田ぐん ...自由詩2507-9-7
愛を語るとき- 北大路京 ...自由詩7*07-9-7
美術室- 山中 烏 ...自由詩6*07-9-7
"生きたい"- ゆるこ自由詩3*07-9-5
える特急- 悠詩自由詩2*07-9-5
ちいさなおもいやり- むむ自由詩1707-9-4
ひとり_まなざし- 木立 悟自由詩1007-9-4
夏のあとがき- 佐野権太自由詩28*07-9-4
私がトンボだった頃- まどろむ ...自由詩9*07-9-3
I_want_to_become_the_eraser_of ...- 酸素の枷自由詩3*07-9-3
九月のみずいろ- 銀猫自由詩28*07-9-3
だから- 北大路京 ...自由詩15*07-9-3
その海から(理由)- たもつ自由詩1607-9-2
「フロンティア・ブルー」- Rin K自由詩29*07-9-1
彼女は一冊の詩集を抱えて- ふるる自由詩26*07-9-1
砂漠の夢- 亜樹自由詩6*07-9-1
届かない空に- 千波 一 ...自由詩18*07-9-1
こわいはなし- 吉田ぐん ...自由詩2507-9-1
みちのり- こしごえ自由詩12*07-9-1
日付を打たない手紙- 藤丘 香 ...自由詩63+*07-9-1
しあわせさがし- 亜樹自由詩107-8-30
猿は彗星にまたがって笑う- 大覚アキ ...自由詩1307-8-29
踏切草- umineko自由詩12*07-8-28
心拍数。- もののあ ...自由詩22*07-8-28
その海から(やさしみ)- たもつ自由詩40*07-8-28

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8