I want to become the eraser of hope.
酸素の枷

紙面に一字一字綴っても
前に進めないし
後ろに戻れないし
涙も乾かないし

常に左手には消しゴムを
弾力、四角、純白、
これを死んでも維持する為
使う事はない

他の生き物は
紙に逃げる事なんてないのに
繊細なんだわ人って
繊細のふりしてんだわ人って

誰が見て
誰の評価で
誰の涙が乾くか、乾かないか
文字はリアルを省く恐怖

それでも自分の
弾力、四角、純白、だけは
死んでも守る


自由詩 I want to become the eraser of hope. Copyright 酸素の枷 2007-09-03 22:28:01
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