愛はある

愛は重力のようなものだ

引力と遠心力と慣性の力

愛はある

愛は力だ

引き合う力と離れてゆく力と包み込まれた力

愛はある

重力とおなじくらいある

 ....
あなたを泣かせたい
そんな意地悪な気持ちがわいてくる
だって
あなたのことで
こんなに心がざわめくから

いっそ
あなたを泣かせたい
だいっきらいと伝えて
だけど
あなたが私のこと ....
 
 
シロツメクサが燃える
その灰で僕は
無色の麦藁帽子を作った
誰も許してくれないから
まだ駅のロッカーにしまったまま

身体が長くなる
そんな様子を目視できる日々があった
僕 ....
はじめてが
まだまだ
たくさんあるって
素敵

ドキドキする
ワクワクする
はじめて

先のみえない
楽しみ

途中の
緊張感は
つなわたり

がっかりするのも
また ....
あの人の奥さんに会わせてと
強硬に主張したのよ
わたしを散々弄んでおいて
逃げるのは許さない

あの人に
頸を絞められて
バスルームにルージュで遺言
不安な気持ちは確かにあったの
そ ....
まてんろうが
かすんでいる

かすみをたべて
くらすひとが

あのあたりにも
いるらしい
とうもろこしの悲劇
太陽はもう輝かない


海の たより

夏の日の  虹のように
翼を/////ひろげて
痛むってことは
あるんじゃない心

心無い言葉って
言葉にも
あるんじゃない心

言葉に心があるから
しみるんだね
不適合だっておきるんだね

かたち違っても
あうといいな
 ....
ぎゅうにゅうを
のめないこどもが

まさか
うしだったとは

なかなくていい
きみのめは

うしのように
うつくしい
じめんのうえにたっています

あしのうらにたいおんがあって

じん

とします

ときどきそらをみます

とんでいるものがあってわたしは


鳥瞰図


みごとなけしき ....
言葉って時に邪魔だね
あわないトランプのようだね

二枚重ならないと
意味がないみたいな夜

言葉って時に冷たいね
ぴたりと当てはまらない

順番守らないと
叱られそうな夜

 ....
姉が赤子を連れてきた
赤子はお腹を空かしてた
姉は僕のいる前で
胸を露に授乳した
二個あるうち一個
二個あるうち一個
一個は僕に吸わせて欲しい
姉姉くれくれ
乳をくれ
僕にも少しは分 ....
 
 
夏至は過ぎた
バッタが叫ぶ
長椅子の陰で
 
低地の王国には
車のエンジンが
冷たいまま飾られている
 
産卵を終えて
ジェット機は行く
もうそこを
誰も空とは呼ばな ....
さかむけができたら
親不孝だってきいたから

くるっとめくったら
昨日に逆戻りしたみたい

あそこに寝ているのは
きっとあたし
ベビーベッドが窓際にある

まぶしいな
泣いちゃえ ....
ふりだしに
もどっていく

さいころを
いくらふっても

あがりまで
たどりつかない

おわらないのが
じんせいさ

きょうも
あしたも
それでも日本は
立ち直っていくんちゃうやろか
母は言う

テレビのニュースや
新聞を読んでのにわか知識で私が
精一杯悲劇を語っても

聞いていない風で

ほうか 
といったきり
 ....
きれいなひとの
くにがあった

きれいにうまれて
しんでいく

ひとのくには
うつくしかった

もっといきたい
よくぼうが

このくにを
さいせいし

さらに ....
けんかをやめなかったのは
きみのためじゃないのさ
行方不明なんて素敵じゃないか
どんな白いお城で暮らしているのさ
いま、きみは

けんかをやめなかったのは
八重歯にくるおしいおもいが
 ....
こつはすぐそこ
遠くなく
朝、もやは流れて
火だねは赤く
赤く、またすぐ
はいに埋もれる
地下ふかく

揺りかごひとつ
あかんぼねむる
からすがかあと
陽へとはばたくころ
ため ....
かなしみを
かなしみ終えたら
ひとは
笑わねばならない

かなしみが居座って
笑いかたをわすれてしまうから

こころがばらばらにちぎれて
もう一つには戻らない
体じゅうの血が流 ....
いすにすわっている
ときのわたしは

いすにすわっている
ときのわたし

ところがひとたび
いすをたてば

いすにすわっていない
ときのわたし

わたしはいすを
 ....
原発反対と言うデジタルな絶叫の3分の1は原子力で出来ています
3分の1は恐怖と愛で出来ています
残りの3分の1は何となくと言うノリで出来ています
みたいなだらしない冗談が口から溢れ出る
 ....
幾重にも重ねられた
朝霞の様に
私は青く塗られた
何かが蠢くカンバスに
薄く薄く白を塗る

決して無理をしては
いけない
分厚く塗り込めば
いずれ割れ、剥がれ落ちる
薄く薄く白を塗 ....
節電ムードの中

いっぱいに
電気の明るい部屋で
うたた寝をして
しまった

少しの罪悪感と
安らぎ。

罪悪感は
安らぎを
与えてくれる


貴方の夢を見た

逢っ ....
文字は重機のように
深く掘り下げるとしても
埋めなくていいのです
さらさらと戻ってゆくのだから

文字はナイフのように
切り裂いてゆくとしても
応戦しなくていいのです
ぴたりとふさがる ....
人称はひとりぼっちで夢見る
ケーキナイフ、反復して、二等分の春、

ささやかなものだけを集めながら、
痩せていくのを望んでいる
空腹は僕に似つかわしい 欲しがりな僕に
もう欲しがらない(で ....
みぎをむけば
まちがある

ひだりをむけば
はたけがある

そのまんなかを
あるいていく

まちでも
はたけでもない

まっすぐな
そのみちを
もっと郊外に
店あったり
もっと駐車場も
広かったり
ブランド品に
大枚はたいて
泣くより
アウトレットモールに行ったら
今以上
それ以上
安くなるから
あなたのその目から
ウ ....
祖母の見舞いに向かい
隣のベッドには一人の女性

賑やかでいいわねと
放ったその目が寂しくて
少し悲しくなる

今日もまたニュースでは
孤独な終わりが告げられて
日本の勝利に酔っ ....
どうしてもさむい感じがする、
雄弁なのは街の明かりだけだって
ひさしぶりに思い出した。
冬を選ばなかったぼくたちは
ようやく目の当たりにできた互いの身体に
みょうな、他人行儀な感覚と
懐か ....
草野春心さんのおすすめリスト(1184)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
愛はある- 吉岡ペペ ...自由詩1011-4-24
意地悪- 朧月自由詩311-4-24
目視- たもつ自由詩311-4-24
はじめて- 森の猫自由詩7*11-4-24
ルージュで遺言- 花形新次自由詩211-4-24
摩天楼- 小川 葉自由詩411-4-24
The_sun_ain′t_gonna_shine_any_ ...- 草野大悟自由詩2*11-4-23
心あるある- 朧月自由詩111-4-23
牛乳を飲めない子供- 小川 葉自由詩411-4-23
ひこうき- にしなま ...自由詩711-4-23
言葉が悪いから- 朧月自由詩311-4-22
姉の母乳- 花形新次自由詩211-4-22
マイ・ポケット- たもつ自由詩311-4-22
さかむけ- 朧月自由詩211-4-22
ふりだし- 小川 葉自由詩411-4-22
母の背- 朧月自由詩511-4-21
きれいな人々- 小川 葉自由詩211-4-21
河合奈保子- はだいろ自由詩311-4-20
こつへと- ふるみ自由詩411-4-20
かなしみを- はるな自由詩811-4-20
椅子- 小川 葉自由詩211-4-20
そういう日常- 虹村 凌自由詩4*11-4-19
白を塗る- プル式自由詩10*11-4-19
うたた寝- 森の猫自由詩4*11-4-19
もじ- 朧月自由詩611-4-18
四月十八日- 古月自由詩411-4-18
- 小川 葉自由詩211-4-18
アウトレットの心- 花形新次自由詩611-4-17
空のベッド- Seia自由詩211-4-17
三度目の春- アオゾラ ...自由詩411-4-16

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