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ふわふわ
まんまる

真っ白な
チーズケーキ

フォークがゆっくり
沈んで

私の秘密を
ブルーベリーは
きっと知っている

ゼリーが光を
反射して

チーズケーキ
 ....
涼やかな
初夏の香り
漂って

滴を湛えて
一斉に
陽にむかう
草花たちよ

緑の宝石のように
貴重で
美しくて

その
生きるちから

涼やかな
初夏の香り
漂って

薫風

5月が
きた
欲しかったのは
イメージ

実体をともなった
それではなく


揺らめいて

四つ葉
五つ葉
クローバー

幸運をもたらす
その緑

見つけたくなかった


揺らめいて

欲しかったのは
イメージ ....
どろどろの浅い眠りのなか

わたしは
魚になって
汚水を泳ぐ

人間になって
包丁を研いでいる

鳥になって
雨に打たれて

犬になって
うなだれる

夢と現実が
錯綜する

明かりなんて
どこにもな ....
あのひとの背中
やさしい口調
あたたかなてのひら
あの大きなこころ

思い出すだけしか
できなくて

夢のなかでさえ
会えなくて

空だって
青いはずなのに
夢のなか

知らない街にいた

もう
疲れてしまった

愛することに
悲しむことに
生きていくことに

知らない街で
大声で泣いた

遠く
工場の
サイレンが
聴こえる
小さな太陽が
たくさん
たくさん


わたしの
ちっぽけな存在を
かき消すかのように
ただ
春風のなか

悲しい言葉だけが
過ぎゆく

夕暮れの風は
ひんやりと
こころを冷たくする


この
哀しき季節
2年前

れんげ畑で
転がって泣いた

早朝
空と
れんげと
私だけ

ただ
心が痛くて
叫んでいた

自死
火葬
もう
二度と会えない

いま
れんげを
亡き友に
捧げる

小さな王冠を
薄紅色の王 ....
その花は
すっくとたっていた

しなやかに
凛として

あてのない
散歩に出た
私への

まるで
道標のように

「こんな風に
生きてごらん」
花は
そう囁くかのごとく

その花は
すっくとたってい ....
春だもの、
ショートケーキを
作らなきゃ

もちろん
主役は苺

卵をとろり泡立てて
お砂糖と
小麦粉を少し

ほら
黄金色に
焼きあがった
ケーキ

生クリームは
たっぷりと

苺をスライス
白い泡 ....
なんて
青い
空なんだろう

なんて
心地よい
春風なんだろう

美しき木々
遥かなる山

この世界は
美しさに満ち満ちて

気怠い午後さえ

まるで
アクセントのようで

なんて
素晴らしき
この世 ....
梅が咲いたことも
桃が咲いたことも
桜が咲いたことさえ皆が忘れ

春が
例え
泣こうとしようとも


春は
一枚の絵
雨にかすむ
はなみずき

だんだん
あたりも暗くなって

今なら
泣ける
気がするの
音の高さ

まわりの人たちが聴いたとして

その範囲内の

微妙なずれ、は

気付かない

気にしない

音の高低


ときどき

気付かないふり
満天の星空から
こぼれ落ちた
青白き花よ

草陰に
ひっそりと
佇んでいる

それは

あなたの涙と同じく
尊い

手折ることなんて
出来ない

私は
掬うようにして
花を見つめる

青白い涙、
花に ....
金の太陽に恋する



桃色の指飾りつけた

指を開いて

自分の染まる顔を

隠そうとするのね

そうそれは

まるで

あたし
おひさま

菜の花

太陽の香り

おひさまのかけらが
菜の花になって

やわらかなきいろ

おひさま

菜の花

太陽の香り
花は美しいから
誰だろうと盗みたくなる
だから
花盗人は罪にはならない

優しく
暖かい貴方

貴方に咲かされた

あたしの花

ねぇ

花びらが散る前に

盗んでよ

あたしの恋心
それは

川面に映る
夜桜のような

儚い恋だった

瞼裏に残る
桜を
胸にやきつけて

夜桜、
もうすぐ散る
君が一瞬で
描きあげたモノを


私は一生をかけて
描き続けていくのだろうね



それでも、いっか。
最後に笑えれば。
遠くを見つめる
なんとなく悲しくなってくる
胸の奥深くから込み上げる
灼かれるような痛みに
虚ろに酔う
自分で付けた細い傷が
冷たい春風に撫でられ
甘い激痛をおびる

痛みが心地よいあたしは
汚染され ....
さくら 咲いて

遥か山の頂には
あんなに
雪が
残ってるというのに

さくら 咲いて

胸には
こんなに
悲しみが
残ってるというのに

さくら 咲いて
悔しいくらい

綺麗だ



君みたいだよ
桜までの
短い春

木蓮が
街を飾る

微かな芳香に
見上げると

空にくっきり
クリーム色が
映えた

今日で
この街とも
さよなら

木蓮が
そよいで
私に微笑んだ
もうすでに
切ったはずのスイッチ
なのにまだ
じわじわと温め続ける

あの時この手で
切ったはずのスイッチ
なのにまだ
どこか心の奥の方で

このまま
切れたスイッチのまま
も ....
窓の外を
旅人が通った

新しい風が
吹いたから

わたしは
窓のなか

憧れと
少しの妬みで
彼を
見送る

さまよい続ける
旅人は
どこか颯爽として


窓の ....
この空を
あなたにあげる

だから
最後に
ぎゅっと
してね

それから
お互い
忘れっこしようよ
罪深い
赤を飲み干す

キール・ロワイアル

これくらいじゃ
酔わないはずなのに

微かに
血の香りがして
まぶしくて
見えない

あの光のむこうに
何がある?

あの光へ

闇を抜け出て
光をめざして
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- 風音携帯写真+ ...3*08-4-30
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さくら_咲いて- 風音携帯写真+ ...11*08-3-31
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