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やっていたゲームの電池が切れ
やる気無くした僕は
ペーパーナイフのような気持ちが
突き刺さり痛み出した
つまり感情をバクハツさせる
教室でやっているテストなんか意味がない ....
祈りとは
神に語りかけること
畏怖と親愛と
そう相容れない想いが
ひとところにあるもの
空が砕かれて鳩が羽ばたくように
割れんばかりの祝福をください
もし私にその価値があるなら
そ ....
ここならいい風がくる
ここならいい匂いがする
ここなら
ここなら青い海が見える
ここなら赤い花が咲く
ここなら白い砂が舞う
ここなら黄色い道になる
ここなら
....
「生きている事」が
脆く儚く強く美しく
素晴らしい事を知ったとき。
僕は不意に涙を流す。
この感情を僕は知らない。
生まれたての子どもも
老いて朽ちて行く老人も
....
もう感じない夕陽の綺麗さ
もう感じない蝉のはかなさ
もう感じない川のせせらぎ
もう感じない授業のつまらなさ
もう感じない世界の大きさ
もう感じないポイントへの意識
....
海で眠る
大きい貝は見えない
貝は大きいから見えない
貝は大きいから見えない貝だから
大きい貝だから見えない貝だから見えない
身体ごと
くるりと曲げてしまってしまお ....
僕は今日も生きている
明日もいつもどうり
世界はまわりつずける
虹の色は常に七色じゃなくて
無限の色で作られる
手のひらから落ちる
富、栄光、そんなものどうでもいい ....
本当はセリカがよかった
が、人気車には、やはり手が届かなくて
中古車屋のおやじに勧められるまま
同じエンジンだというコロナにした
家に帰ってよく見ると
左のドアが少しへこんでいた
―― ....
昨日夜更かしして
寝不足で思考回路がエンスト
感情をむき出して
僕のステージの上で叫び歌う
僕の詩はつむじ風にふかれ
世界に流れていく
曇ったこの世界を
はっ ....
水面の歌う声
月をも遠ざける
まるみがかった夜の漣
騙された雲は空を去り
世界が空に包まれた
朝はもう 来ない
額のしわを撫でながら
小男が河原を跳ねる
青白い夜のざ ....
ポケットに入れっぱなしにしていた
まなあたたかいビスケット食べ
ほろ苦い味が口の中に拡がり
なんだかしょっぱいなと思ったら
嗚呼何だ、瞳から落ちる雨のせいかと
確認したと ....
無言のまま階段を上がる
放課後。
誰もいない校舎でひっそりと息をしてる僕ら
先生が来るといけないから、と
なるべく音をたてないように
階段を一段一段
手だけを繋いで
まるで心臓がそこ ....
黒猫 道で倒れている
わたしは黒猫 抱き寄せる
黒猫はわたし 抱き寄せる
黒猫 血を吐いている
わたしは黒猫 さすってる
黒猫はわたし さすってる
黒猫 風にじゃれている
わたし ....
大量にバスケットの中につっこんだ
様々な商品はレジなんか通さず
その場でかぶりつく
繋ぎだした僕と
未来の僕との距離に
羽ばたいて行け
今少しずつ確かなモノになって ....
欲しい「もの」を手に入れた。
一番綺麗な方法で 一番誰かが傷つくやり方で
僕の欲しい「もの」を手に入れた。
満足してるよ?
もう欲しい物はない。
手に入れた「もの」が
僕の手の内にある ....
(チューンアップ!)
愛してチュー 愛しているのよチュー
今夜のチューよいい匂い
チュー華がよかったとか言わないの
チュー途半端は大嫌い
全て自己チュー 仕上げにチュー
愛 ....
月光を浴びて生まれた一人の少女
その唇から
言葉がツタのように伸びてからまり
あの家を覆ったの
家の中には
青白い顔をした少年が一人
小さな椅子に座っていて
コーヒーミルを回していた ....
あの子パジャマが大好きなのよ
みんなが言うわ
そうよパジャマが一番よ
そう言ってわたし
パジャマ抱き締め夜の空へ
パジャマジャマ
パジャマジャマ
みんなが ....
空があんなに晴れていたこと
今ならわかるよそれくらい
君は最後までいじわるだから
失くしたのは全部
御貴重品でした全部
抜け殻でした
今ならわかるよそれくらい
遠回り ....
男が
美しいものだという事を 知った
骨ばった手も
厚い胸も
大きな足も
上着のポケットに突っこんだ手
そのときの肩から背中が
恋人を待って人混みの中を探す視線
そのときの首すじが ....
もう聞こえないノイズのような工事の音
もう聞こえない野良猫の喧嘩
もう聞こえないあのとき歌った詩
もう聞こえない信号が変わるときのうた
もう聞こえない悪魔のささやき
もう ....
あなたって脳みたいなひと
がんばってるのに騙されやすくて
まるで脳みたい
遊びのきくハンドル
遊びすぎて弾けたハンドル
時間ならたっぷりあるから
すぐ連絡ちょうだいね
そ ....
死んだフリして共に戦おう
みんな上に沈んでるし
拾ってもすぐに捨ててしまうものばかり
襲われないように死んだフリ
落ちないように死んだフリ
死んだフリ
生き急ぐ人がいる
死んだフ ....
いつか見えなくなる希望の光に
昨日まで見えていたはずの僕らの
足跡は砂嵐に巻き込まれて消えていった
はじけた涙の湖が
ゆっくりと波を立てながらながれてく
言葉に出来ない思 ....
あなたが好きよ
あなたも好きよ
あなたは嫌い
あなたも嫌い
バイバイみんな お別れよ
バイバイみんな 手をふるよ
ほこりまみれ 隅っこの教室
拍手を浴びて泣いたっけ
....
薄い眠りの表層に
愛しい物語が広がる
つかみどころのないストーリーを
諦めたくなくて
覚めてしまいそうになる自分を
何度も呼び戻す
せつない私
恋のようでもあり
思い出のようでもあ ....
悲しいの 悲しくないよ
カラスが首をかしげてる
もういいでしょう ゴミでしょう
あったかいミルク猫 雫だけポタリ
とぐろを巻いたやさしい声
目の前の木壊れたままポッキ ....
駆け足だったあの頃
{ルビ躓=つまづ}くたびに零れた
ぎこちない音も
こうして、つないでみれば
いつか、優しい旋律
奏でられる音階、の隙間
置き去りにした、いくつもの溜息
そっと、触 ....
水底に置かれて
屈折した空を見上げては
ただの黒い点となって
あぶくを吐きつづける私は
その蒼に抱かれながら
浄化という名のもとに
この躰を満たしながら
還りましょう 雨に
....
真夜中にはかなく舞い飛ぶ
黒アゲハは暗闇にとけ込んでいなくなった
夢の見過ぎで狂った世界の
中で僕はまた孤独のままで
君が泣いた涙がはじけて
世界に響き渡った
一つ ....
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