すべてのおすすめ
子犬と走った公園ゆれている
空気かわいて
空からのひかり
子どもたちが集まる

この犬かまない?

子どもがきいてくる
光の結晶
地面からのクラシック
氷面ヘ
突き抜ける枯れ木
 ....
 突然走りたくなる衝動にかられた
 真夜中の街灯が灯る住宅地を
 気温5度の中を疾走した

 思いのほか身体が軽い
 夜の冷気が心地よい

 トラックが走る横を通りすぎる
 排気ガスを ....
{引用=  空をイチョウが渡っていった
  最初は一枚
  次には乱舞

  真上を通った瞬間に
  くるくるイチョウの形が見えた

  落ちてきながら
  落ちてはこずに

   ....
 僕はキノコ

 魔法使いのおばあさんに

 呪いをかけられて

 キノコになっちゃった

 深い森の中で

 ぽつんと

 日陰に佇んでる

 最初は戸惑ったけど

 ....
兆し
まだ何のためか
なんであるか
わからないまま
僕は
昼間泳いでいる

つかんだ波
はなさないために
好きでいられるように
とつとつと
祈る

笑うひと
奪う波
死に ....
 氷河がとけるように

 頭痛の種がほろほろこぼれて

 精神状態良好なり

 ないものねだりはしないことにした

 愛の妖精

 死んだおばあちゃん

 みんな微笑んでいるか ....
夏みかんのドロップをひとつ頬張る
尖った円みはじゅわりと溶ける


バスは南進し
北の曇天にルートを決める


僕は街燈になりたくて
街燈になった


こんな砂利道に
仲間が ....
 紫色の空がなめらかに

 この地上を染め出せば

 深い森の中で

 梟がゆっくりと目を覚まし

 豊かな知恵を含んだ鳴き声で

 街に向かってささやく

 ビールで染まる街 ....
 まだ、家の近くの野原にすすきが生えていたころ

 どろまんじゅうを作って

 友達とどちらが固いものができるか競っていた

 一日はあっという間に過ぎ

 暖かな夕飯を母が作って ....
 近所の子供と久しぶりに全力疾走した
 
 はぁ はぁ はぁ

 寒い夕方白い息が舞いあがっていく

 変な走り方だと言われた

 少し小遣いをやった

 子供はおっさん おっさん ....
夜行性の言葉が羽ばたいていた
子どもだけがそれをじっとみていた
凍えた空に花が貼りついた
月は存在が伝言だった



震えた縫い針の鉄橋が
銀河のデゴイチの受け入れを許可した
暖かい ....
 夜の帳がおりて
 心しずかな人達がねむりの世界に沈んでいく
 
 荒波に翻弄される小船のように
 毎日がてんてこまい

 夜空では輝く星が僕たちを静かに見守っている

 遠い異国の地 ....
仮に
私たちが住んでいるのが地面ではなく
几帳面に
ジオイド面か何かだったとして

町の上を
風に
山や谷が通り過ぎていくのは
えらい騒ぎだと思うが

空の底から見あげれば
気圧 ....
 それは厳しい冬が終わり
 春という文字が輝きを放ち
 草も木も鳥も犬も
 厳格な父も口うるさい母も
 街行く人がすべて
 やわらかい日差しの恵みを受けて
 天国に近い場所でのことだった
 ....
 事情をしらない猫はあくびする
 歯車のなかでせいかつするぼくは
 くだらないことで悩む
 そんな僕に猫はひざにのって
 あくびする

 事情をしらない猫はえさをねだる
 しがらみのなか ....
 眠れないから仕方なしに詩を綴る
 湧いては出てくる苦く不愉快な思い出
 かき消す呪文は 
 どうでもいい
 運が悪けりゃ死ぬだけさ
 
 ほんの少し勇気を出せば
 今の生活から抜け出せ ....
 やりきれないという名の橋を
 いくつ渡れば君に会えるのだろう
 
 やりきれないという名の峠を
 いくつ越えれば君は微笑んでくれるのだろう

 やりきれないと刻まれた夜に
 正面か ....
奇妙な事だ


君と僕の距離は
星の運行と
無関係


だから
神には祈らない
誰にも支配させない
君との距離


僕はしない
存在の曖昧なものに
心を預けたりしない
 ....
彼女の場合

   「おはよう!」
   「おはよっ」
   「おはよう」
   鏡の前で、顔がひきつる。
   自然に、一声かけて、早足で追い越していく。
   それだけでいいのに。
 ....
浴室で 回想
ぼんやりと 考える

人は失くしたくないものに
触れられるとなれば
守らなければなんて
思ったか思わないかのうち
それをはねのけている
それは本能のこと
人は動物で
 ....
感情にも質量があるのだとすれば
あふれ出る涙は感情の質量の飽和
涙がしょっぱいのは 
我らが海から来た証拠

大気中でも飽和した質量でこぼす涙が雨と呼ばれる
ひょっとしたら 
大空にも感 ....
此の地面は
匂いも、何も
残らない性質です


此処にいることを示せず
湧き上がること溢れることを戒めてゆく動作が
結果的には
瞬きです


此の地面は
風へと ....
頬を追い越してゆく風と
手招きをするような
まばゆい光

目指すべき方角は一つだと信じて疑わず
出口へと向かって
足を運んでいたつもりだった


不思議だね
振り返ることは敗北では ....
 黄緑色の太陽が僕を照らしだす
 灰色のアスファルトは人工の匂いがして
 雑多な看板は計算だかいやり取りの感触がして
 時々どの道をたどって家に帰ればいいのか
 わわらなくなる
 雑踏のなか ....
 生きてることは辛いこと
 生きてることは楽しいこと
 
 日々移り変わる天候のなかで
 荒波に浮かぶ船のように
 頭痛の種は増えて行く
 それでも魔法の言葉を唱えて
 苦しさの壁を ....
 腹が減ってねむれない
 凍える夜に牛丼を食べにいった
 何人か客がいて
 それぞれ夜の人なんだ
 昼間の人とはなんだか違う
 言葉のやり取りもしないのに
 親近感をもってしまう
  ....
 
 見るもの全てが君に見えて
 通り過ぎゆくみなが君に見えて
 テレビをみても君ばかりが出ていて
 僕の身体に君はしがみついていて
 秘密の呪文を唱えながら
 軽い頭痛を抱えながら
  ....
3歳の夏にわたしは赤ちゃんを産んだのだった

やわらかい栗毛を愛おしいと思った
乳母車はわたしの筋力のなさをあざ笑ったが
幸せな光はいつもわたしの頭上で放たれていた

母親になる幸せを誰に ....
想うだけで
心があたたかくなる
そんな人が
私にはいるから

大丈夫

まだがんばれるよ
家屋は言葉のように
優しく朽ち果てていた
時間があればそこかしこで
両親は笑顔を絶やさなかった
幸せな玄関ホール
その壁には今でも
兄と私の指紋が残されていて
静かに機械の匂いが ....
すぬかんながぐつ。 さんの自由詩おすすめリスト(466)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
Park- 石川和広自由詩1*05-12-11
真夜中の疾走- 炭本 樹 ...自由詩2*05-12-10
渡り銀杏- 小池房枝自由詩2105-12-9
僕はキノコ- 炭本 樹 ...自由詩5*05-12-9
通り道- 石川和広自由詩9*05-12-8
精神状態良好なり- 炭本 樹 ...自由詩1*05-12-8
春を_来い- 便乗鴎自由詩405-12-7
手のひらの月- 炭本 樹 ...自由詩6*05-12-7
とり返しのつかないもの- 炭本 樹 ...自由詩1*05-12-7
全力疾走- 炭本 樹 ...自由詩6*05-12-6
未完成の歌- 便乗鴎自由詩405-12-6
この世に悲劇よなくなれ- 炭本 樹 ...自由詩1*05-12-4
雪の十三花結晶- 小池房枝自由詩605-12-4
やわらかな思い出- 炭本 樹 ...自由詩205-12-2
事情をしらない猫- 炭本 樹 ...自由詩505-12-1
眠れぬ夜、一人ってどうしてこんなに辛いの- 炭本 樹 ...自由詩4*05-11-24
やりきれないという名の…- 炭本 樹 ...自由詩2*05-11-24
祈らない、想え!- たりぽん ...自由詩9*05-11-23
片想い_02.上手くいかない- 逢坂桜自由詩2*05-11-23
浴室- あまくち ...自由詩1+*05-11-23
涙論- アマル・ ...自由詩505-11-23
甘受する体- A道化自由詩1205-11-23
壁画- 千波 一 ...自由詩24*05-11-22
舞台の演出は神様の云う通りに- 炭本 樹 ...自由詩205-11-22
精一杯いきてるのだから- 炭本 樹 ...自由詩205-11-22
牛丼屋- 炭本 樹 ...自由詩105-11-19
おねしょするほど- 炭本 樹 ...自由詩405-11-19
初産- むらさき自由詩8*05-11-15
大丈夫だよ、あなたがいるから- 春日野佐 ...自由詩8*05-11-15
優しい機械- たもつ自由詩3105-11-14

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16