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コップ一杯の冷たい水
そんなささやかな願いさえ
叶わないまま
死んでいくこどもがいる星
きっと百万年前も今も
あんまり変わってないんだよ
この星は
せめて
冷たい雨が降って
その唇に ....
-ねがい

春は ことの始まりを思わせ
夏は 汗をかき 試練の時に似て
秋は 信じられない早さで過ぎ去り
冬は 長く暗くどこか寂しく これでお終い

そして それは繰り返えされる

 ....
息をしなくなったおまえを
かたわらにそっと置いて
土を深く掘り返す
樹の根
固い石
そんなものをひとつずつどけてゆく
おまえの眠りをさまたげるものが
ひとつでも少なくなるように
無意味 ....
僕の腕には骨のない子ども
僕の隣には乳房の三つある少女
骨のない子がくねりくねりとうごめくので
僕の両手は自由にならず
電車が揺れるたびよろけて
少女の乳房をわざとではなく肘打ちしてしまう
 ....
長い髪は
一本残らず白かった
乾いた額には
まるで張りがなかった

けれど
一筋の年輪も刻まれてはいなかった

陽光に光る白髪が
宇宙の漆黒の色と見えたのは
ぼくの気のせいだったか ....
ウルが帰ってきたと誰かが言った
わたしは黙って
カペラ産の苦い酒をグラスに注いだ

酒場はさっきからウルの噂で持ちきりで
ウルと話したことがあるという
地球生まれの男が
まるで自分がウル ....
そう 今
なによりも重要なのは
うどん だ

金よりも
命よりも
愛よりも

うどん こそが
全てに優先する

ゆっくりと だが確実に
その事実に 誰もが気付きつつある

 ....
夏のとおい空に
誰もいない部屋あって

積乱雲の斜面に
眩しい青春が引っかかっている
ぼくは懐かしく見つめたりしてる

2Hの鉛筆で描いた
チーターが
風の中を奔っていくとき
遡れ ....
花を摘んだの?

群青に沈んでゆく
風の流れてゆく
窓辺で
聞かれて

君の後れ毛を
遠くに感じて

僕は急に
君の腕をつかんだ
とてもやさしい腕を

君は驚いてそして笑っ ....
遠吠えする犬と
ただそれを聞いているだけの空

消化しきれないメロディは
この地に降りて
雨に流され
水溜りとなる

雨傘を揺らして
男の子

長靴で踏みつける
その波紋
 ....
どうしようもない気持ちを
家に持ち帰ってしまった
疲れた と体が軽くなるまで
脱ぎ捨てた

未消化のまま
腹の中でムカムカと
この続く感じが
たまらなくいやで

吐き出すように
 ....
{引用=晩夏におとずれた出会いを、わたしはいとおしくてたまらなかった。}


最初のデートでどこへ行ったかも忘れてしまうくらい、あなたのことだけを見ていたので、わたしたちにはアルバムをつくる時間 ....
確かに
すべての物語は 語られた
それは真実
疑うことの出来ない 真実
だが
人々の ひとりひとりの
それぞれの物語はいまも
日に
夜に
生まれつつある
やがて
歩くものとなる物 ....
{引用=
どれだけ言葉を吐こうとも
どれだけ嘘を吐こうとも
結局僕らは






元気にしていますか?僕は元気でやっています。
この前、あなたの劇団の公演があったと聞きました ....
顔見知りの小さな川に
小さな女の子の幻影が
駆け抜けて 消えて行く

風も
駆け抜けて 消えて行く

結ぶ糸の切れた光が
ふりそそいで

確かなところを
踏みしめることの
でき ....
私が見た程には
写っていなかった写真を
やっぱり写っていない と
ため息つきながら
見ている

風も光も
写っていないので
もういちど
写しに行きたいけれど

あの風と光は
 ....
背伸びもせずに
キスをした

照れくさくて
そっぽを向いた

君はまっすぐ
私を見た

少しだけ
君が大人に見えた
何気なく
そこにあるけど
実はあなたはとおいところからやってきたんだ
はるかい国の
森のおくから
たぶんそこには鹿や狐や
鳥や虫なんかがいっぱい暮らしていて
川の魚もまぶしいくらいに泳い ....
姉中3
私中1
姉6畳の部屋
私4畳の部屋
それぞれに悩みをかかえて
それぞれの部屋で泣く
ガチャッ
私が自分の部屋で泣いてる姿を姉に見られた
ガチャン
姉が 戸を閉めて何も言 ....
  峠には若い糸杉の木が一本生えている
  すっくと立ち、
  天を指差して
  糸杉の木が、生えている


  峠の糸杉から少し離れたところに、
  朽ちかけた切り株がある
   ....
君が流した涙の粒を
宝石に変えてちりばめたのが
今夜の空だよ

悲しい夢を見ないように
どうか涙を拭いてください
もう少し暖かくなったら
会いに行こう、
なんて思っていたら
すでに暖かくなっていて、
慌てて金をかき集めて僕は
列車を乗り継いだんだ。

空いてる車両の
窓を少し上げながら、
(風が ....
あたしの中で
水が{ルビ捩=よじ}れる
還るべき水脈を何処かに探してのことなのか
それとも単に気まぐれなのかはわからないが
あたしの中で
時折ふいに
水が捩れる
たとえばそれは
安易な ....
右目を左目
かたっぽは一重でかたっぽは二重

引っ張っても縮めてもやっぱり一重と二重
ちぐはぐ

ちぐはぐなんだけど不完全なわけでもなくて
ちゃんと顔のパーツも体のパーツもみんな揃ってる ....
                   − 素子へ、特別版 −


子供の頃は戦後のモータリゼーションが
発展し始めた時期で
うちの車は初代パブリカのデラックス
その頃は車のグレードと言った ....
朝から母が 病床で
しくしく泣いて いるから

ついつい 酒に
目が行って しまう

おやめなさい
おやめなさいな

ああ
からすさん これはこれは
今日はどちらへお出かけですか ....
-きいろいろ

「パパは?」
と、パジャマ姿の君が聞く。

「お仕事行ったよ」
と、答えると
「じゃあ きょうは かめんライダーやれへんねや」
と、よくわからないことを君は言う。
だ ....
(いいちこを呑む夏の夕暮れ
人生はとてもぼんやり過ぎて
私は詩を書いていたりする)

あれは遠いせいしゅん
わたしはわたしに呼びかけたりした
美しかったりした

あれは遠いせいしゅん
 ....
 まるで音符が吸い込まれるように―。事実、その場末の酒場で
 指を走らすピアニストの鍵盤からは、音符が飛び出して
 少年が手にしていた小さな壜、砂時計の形をしたそれに閉じ込められる。
 テーブル ....
そらのなかで 出逢ったり離れたり
丸めたり 広げたり
うたったり 黙ったり している
わたしらは不思議とそれを受け入れて
生きていたりする
生きていたり 死んでみたり とても
鮮やかに わ ....
千波 一也さんの自由詩おすすめリスト(6386)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
水の惑星- 大覚アキ ...自由詩405-5-9
「源」- 自由詩3*05-5-9
埋葬- 一筆自由詩2*05-5-9
途中下車無効- 佐々宝砂自由詩105-5-8
星涯哀歌_2- 佐々宝砂自由詩305-5-8
星涯哀歌_1- 佐々宝砂自由詩505-5-8
うどん革命- 大覚アキ ...自由詩205-5-8
夏の部屋- tonpekep自由詩7*05-5-8
花畑- ふるる自由詩14*05-5-7
6月- 大西 チ ...自由詩5*05-5-7
詩を書いた- 自由詩4*05-5-7
清算されてゆくかなしみに- 望月 ゆ ...自由詩11*05-5-7
物語- 岡部淳太 ...自由詩7*05-5-7
手紙- 虹村 凌自由詩7*05-5-7
幻影- こむ自由詩2*05-5-6
写真- こむ自由詩2*05-5-6
年下の彼- ANNA自由詩2*05-5-6
ティッシュペーパー- tonpekep自由詩6*05-5-6
悩み- piyococco自由詩7*05-5-6
糸杉- 嘉野千尋自由詩8+*05-5-6
良い夢を- 自由詩5*05-5-5
季節の中で- Oh!no!自由詩3*05-5-5
水が捩れる- 塔野夏子自由詩5*05-5-5
不完全- もこもこ ...自由詩5*05-5-4
スタンダード- 大村 浩 ...自由詩55*05-5-4
箱根の朝- 不老産兄 ...自由詩205-5-4
「優」- 自由詩3*05-5-3
遠いせいしゅん- tonpekep自由詩6*05-5-3
_音時計- プテラノ ...自由詩4*05-5-3
電波- tonpekep自由詩5*05-5-3

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