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「夕日が落ちる前に、帰ってきなさい。」と母が言う
 私は、海が見たかった。
 秋の夕暮れる速度と思い出と川沿いを歩き
 橋の向こうまで。


スタートは、浅い川底の尾ひれで跳ね上げる小 ....
毛むくじゃらの家猫が出かけて行ったきり
帰って来ないものだから
庭の木で啼くスズメの声が
遠慮なく鳴る目覚まし時計で
最近は、誰よりも早く窓を開けて
新しい風を味わう

あめ色の古机の上 ....
 堆積する僕らの羽で世界は作られるという話。


リノリウムの床を滑らない上履きの爪先
ゴム製の高音が窓に当たる
スーパーボールの見えない躍動
それが、君らの証しだ。 そして


 ....
アネモネの花 流れる小川に
足を浸して赤味差す小さな、ほのか
足先の揺れる水光り
長く尾を引く清流に
白竜の子 触れるという

ロング・ロング・ア・ゴー 昔話の
ロング・ロング・ア・ゴー ....
午後に揺れる はちみつ色の池が
   とろり とろり
  眠くて仕方ありません

医学的にホルモン・バランス
春の陽気を否めませんのよ




かすんだ景色を走るの 普通電車が
 ....
ロックなポスターを剥がして花の絵を飾ったら
深窓の令嬢になれるかしら と考えているタバコ屋の看板娘
小さなガラス窓の奥に座る姿は ある意味「深窓の令嬢」?




ホッとひと息 サンタク ....
昔住んでいた家の近所の円柱形のポストから
私に 手紙を出したいんです




近くには小さな神社 小さなトカゲが住んでます
土を掘って数センチ グレーの粘土質の柔らかい土が現れて
ころ ....
絹の目に風が通るような
さらさら と暖かい日差しが
空から降って来る度に
少しずつ体が 溶けていくようです

束ねた髪を解いて 窓辺で
流れる光と花の香り
白い手をかざして 空
高く高 ....
小さく ふくよかな 指に絡まる 毛糸の輪っかは
橋になったり タワーになったり ホウキになったりして
幼い僕等を さんざ 楽しませてくれたもんだ

女の子の遊びだって 解っていたけどさ
僕は ....
うどんが大好きな
赤い色のキツネと緑色のタヌキが
おいしそうに
とんこつラーメンを食べている夢を見た

なので
翌日の昼飯は
バジル入りトマトソースのパスタである。

何ゆえに?
 ....
たかが コーヒーカップの裏に
印字された製造番号で
人の ちょっとした気持ちが
分かる方法 教えます。

「4874」これ 何て読む?

高濃度コラーゲン・マスクを顔にのせて
変身中の ....
夜の帳がすっかり落ちて
テレビに何も映らないのに
今夜も私は 不眠症
仕方が無いので羊を数えて
眠りに就くのを待っている

朝の日差しがカーテン越しに
透けてぼんやり霞む頃
1万飛んで ....
ベンジャミンさんの千月 話子さんおすすめリスト(12)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
指が落ちるように- 千月 話 ...自由詩12*05-9-16
_臭う家- 千月 話 ...自由詩18*05-6-25
堆積する、あらゆる羽で世界は作られる- 千月 話 ...自由詩11*05-4-15
水辺の、ほのか- 千月 話 ...自由詩8*05-2-9
うたた寝_うらら- 千月 話 ...自由詩9*05-1-30
どうでもいいようで極めて重要な考察- 千月 話 ...自由詩7*05-1-1
赤いポストと遠い夜- 千月 話 ...自由詩8*04-12-22
抽象画- 千月 話 ...自由詩6*04-9-18
あやとり- 千月 話 ...自由詩5*04-6-30
さぶ〜意味なる効果- 千月 話 ...自由詩6*04-5-20
「よん・はち・なな・よん」- 千月 話 ...自由詩4*04-5-13
不眠症の羊飼い- 千月 話 ...自由詩4*04-4-15

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