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仕事が終わった
一日の勤めから解放された

極寒の夕暮れ
車で家へ帰る途中
無性にカップラーメンをすすりたくなって
コンビニに立ち寄った

そこでカップヌードル一つだけ買った
それか ....
 
 
水に濡れたまま
雨にうたれている
妻が傘の下からタオルをくれる
いくら拭いても
濡れタオルだけが増えていく
妻は可愛い人
こんな時でも傘には入れてくれない
濡れタオル屋でもや ....
小学校にうさぎ小屋があった時代、少女していた。
アニメーションキャラクターに似せた前髪、宝箱で溶けてく紙せっけん。
春生まれは生まれつき体が咲いている。蕾んでる時間もなく滲んでて、体はいそ ....
私は奇形児

心まで針金で固定できると信じてる人間

私の醜い姿を山の仲間はどう思う?

ああ自然に自由に生きたい

私は奇形
私は奇形

こんな姿誰にも見られたくない

 ....
楓は老いることで色づくのだと知り

見事だと思った


去年の事



もののあわれといとおかし


桜より梅がいいなと思う

今日この頃






桜が咲 ....
ツイッターが落ちた。ツイッターはものではないので、手を離しても重力によって落ちることができない。それなのに、それでも、ツイッターは落ちた。落ちて、音もなく地表にぶつかり、跳ね返って、キラキラピンクのゴ .... ゆきの降らない冬の日々
吊られたあらいざらしの
Tシャツはふるえていた

それはゆきを待つわたしのように
次第に乾いていく暖かい日差しのなか
磔刑にされしろくしろく待ちわびている

誰 ....
とてもちっちゃなテーブル
だけどぼくのテーブル
幼い日は僕のテーブルなんてなかったんだ

いまは大切なものをそのテーブルに展げたりして

東京下町大衆酒場ノ味
と銘打ったトーキョーハイボ ....
オナモミのように世間にしがみつく奴
落花生のように自分の殻に閉じこもる奴
球根のように地に足つけて生きる奴
綿毛のようにふわふわと漂っている奴

その

遥か遥か上をトンビは飛んで

 ....
光溢れる夏の午後
庭の梅の木が微かに揺れて
三才の僕はその瞬間、
〈じぶんは自分なのだ〉と不意に気付いた
なにものにも替えられ得ない〃この私という存在〃
その認識が僕を稲妻のように打ったのだ ....
紙に巻いた夜闇を吸い込むと
久々なので立ちくらみを起こす
街灯もない田舎
そこはもう「世界」ではない

こんな季節では虫も鳴かない
夏に気が滅入るあのざわめきも
今はない
じっとりとし ....
最後に泣いたのいつだったかな
思い出せないくらい
泣いてないな

赤ん坊は泣くのが商売
大人はやすやす泣いちゃいけない
男は人前でおろおろ泣いたら笑われる

最後に泣いた日忘れたな
 ....
ギター弾きが曲線のボディーを抱きながら
少し酔ったような眼で女を見ている

虚ろな瞳を漂わせて 少し狂ったビートで
弦をかき鳴らして
エロティックに悶え酔っている

それは魅せているだけ ....
鋭いつららを
振りかざしていた

独りよがりで
闘っていた

何かを傷つけたかも
しれないけれど

握ったつららは
やがて溶けていった
あなたの涙をビーズにして
空になった薬のビンにいれましょう
寂しいときは手のひらの
陽だまりにこぼしましょう
一つ一つ心に溶かせば
懐かしくて震えてしまう
今なら思う
涙でも幸せだっ ....
私の名は「ゼロワン」
このスキー場のゲレンデを
演出するゲレンダーです

一人淋しく
ペアリフトに乗る時は
さっと、隣に飛び乗って
心が凍える時間を与えません

一人激しく転んだ時は ....
静かなお堂で
ばらばらにされた体が
くるりくるりと再生される

経もなく
極めて無音

境地に至り
柘榴は美しく気高く
ぽてりと転がる

菩薩が私を触れる
菩薩に私が触れる
 ....
祖父の名前をふと思い出して
口にしてみると
聞こえてくる祖父の名前がある
祖父は他界する間際まで
新鮮な毛布にくるまれ
駆けつけた親戚たちは
その周りで酒や水を飲んだ
酒も水も飲めな ....
私が喫茶店の一隅に座ると
非人称の意識が渦を巻き始めた

)眼前のアイスコーヒーはシャリシャリ音を立てて波打ち
)ガラス張りの向こうは久々の晴天で
)遠くで笑う老人の顔はとても幸せそうだ
 ....
目の前の
馬鈴薯と玉葱の炒めものは
たった一枚の皿であれ
時と所により
どれほどの幸いを、もたらすだろう
「背側側頭窓」からチーズケーキがみえる。
その表面にはいくつものき孔があいている。
が、たべてもおいしいだけで、孔の味は発見できない。
のがしたくない つかまえて しまっておきたい

ひかりのはいらない はこのなかへ

ときどき ふたをあけて みて たのしむのさ

きにいったものを あつめ

とくべつなやつにだけ みせ ....
1

コミケの意味さえも知らずに、そこでは生身
のラムちゃんが見れると聞いたのもので。中
味も知らない冊子を所定の場所にドンと置く
と、待ってましたとばかりに、とは言え、一
言 ....
車を買おうと思ったが
高くて手が出ないので
ジョウロを買うことにした
どこのホームセンターでも売っている
水色でプラスチックのやつ
軽くてなかなかいい感じだ
私は徒歩で出勤することに
せ ....
家に帰ると
母がひとり
猫背になって
ゲームをしていた


この部屋に
子供が集まって
みんなでゲームをしていたなって

なんとなく思い出し
急に泣きたくなった
不老の薬
不死の薬

もし開発されてしまったら

それ以外の薬はきっと売れなくなるだろう

病院は閉鎖されて
斎場も葬儀屋も墓地もこの世界から消えてなくなるに違いない

そうなる ....
プレパラートと実験室
ハサミの形をしたコウモリが
逃げ出した。
そいつは
闇に馴染みながら、
すいすいと夜を裂いた。
研究者たちは
議論するばかりで
探し出そうとは
しなかった。
 ....
風が語りかけます
という詩的なフレーズからも
白い饅頭しか連想できない
埼玉県民の悲しき性に
想いを巡らせつつ
北風に逆らってペダルを漕ぐ
世の中とちょっと
気が合わないだけの今日
けんけんぱらん
けんぱらん


みぞれ落つ昼

とんとんとんとんとん


だれもいないやね走る


甘いお茶
ちっとも

おもしろくない午後だったのに

いま ....
 
愛ゆえに

あなたを、許さない

そんなわたしを、許して


 
クーヘンさんの自由詩おすすめリスト(573)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
カップラーメンをすすりたくなって- こたきひ ...自由詩220-2-22
濡れタオル屋- たもつ自由詩13*20-2-21
うさぎ- はるな自由詩4*20-2-19
盆栽が言うには- 丘白月自由詩1+*20-2-19
春一番が吹いたそうです- かば自由詩320-2-13
願いそうで願わなかったあの事- 万願寺自由詩2*20-2-8
暖冬のしたで- 帆場蔵人自由詩4*20-2-7
テーブル- 梅昆布茶自由詩1120-2-6
種と空- Tsu-Yo自由詩220-2-6
対峙- ひだかた ...自由詩320-2-5
夜のけむり- 和田久也自由詩320-2-5
最後に泣いたのいつだっけ- こたきひ ...自由詩220-2-4
ギターがうまく弾けなかった- あおいみ ...自由詩4*20-2-3
つらら- シホ.N自由詩220-2-3
涙の処方箋- 丘白月自由詩220-2-2
ゲレンダー_ゼロワン- イオン自由詩1*20-2-1
ずっと繰り返されていた- 秋也自由詩1*20-2-1
祖父- たもつ自由詩2*20-1-31
呑まれる- ひだかた ...自由詩720-1-29
昭和二十年、或る夏の夕餉- 服部 剛自由詩920-1-28
ヴェロキラプトル- ナンモナ ...自由詩5*20-1-27
箱職人- 墨晶自由詩1*20-1-25
Egg-Lab-Mates- AB(な ...自由詩8*20-1-24
ジョウロ出勤- やまうち ...自由詩1*20-1-24
ファミコン- ガト自由詩4*20-1-23
作用と副作用- こたきひ ...自由詩220-1-23
[:urban_legend- プテラノ ...自由詩420-1-21
今日風- Tsu-Yo自由詩420-1-20
記憶- タオル自由詩320-1-19
愛ゆえに- 殿上 童自由詩5*20-1-19

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