toi la rock
奥津強
冒涜の 証の 器が
生まれていたので
宗教の違いを 感じる
私は 打つ
あの 人物という名の 恐れを
あの 人物という恐れ 多いまで
満月が 明るいので
一人の 男が 歩いている
満月が 飛び降りたので
私は 命日に 花を 手向けた
あ あ カエルが 笑ってるよ
僕の 遺体を 抱きしめているよ
そして もう 一度 満月に 渡すんだ
冷徹な までの 冷月に
十五夜の 苦渋
私は カエルに 生まれ変わった
どこへでも
どこでも
やがて 断言される日がくるだろう
中流階級の 坊ちゃん
落ちぶれた 薬中の 男
私は 何を 求めているのか?