toi la rock
奥津強

冒涜の 証の 器が
生まれていたので
宗教の違いを 感じる

私は 打つ
あの 人物という名の 恐れを
あの 人物という恐れ 多いまで

満月が 明るいので
一人の 男が 歩いている

満月が 飛び降りたので
私は  命日に 花を 手向けた

あ あ カエルが 笑ってるよ
僕の 遺体を 抱きしめているよ
そして もう 一度 満月に 渡すんだ

冷徹な までの 冷月に
十五夜の 苦渋
私は カエルに 生まれ変わった
どこへでも
どこでも

やがて 断言される日がくるだろう

中流階級の 坊ちゃん
落ちぶれた 薬中の 男

私は 何を 求めているのか?



自由詩 toi la rock Copyright 奥津強 2005-10-05 19:01:01
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