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ほんとうの名前を知られてし
まったせいでわたしは呪いを
かけられてしまいそれ以来わ
たしは毎晩のように夜通し膝
を抱えて自分の爪先を眺めて
過ごすそんな寂しい人間にな
ってしまいましたああ ....
お昼の雲に
あなたを見つけようとしています

風がゆるく吹き
低気圧を含んだ雲が、南からの春風に押され
違う国の雲になろうと準備していました
静かな、わずかな運動です

雨が細く降って ....
「いただきM」
なにさアンタいただきますくらいちゃんといえないのかい
、とアニータは言う
日本人なのにアニータと名づけるような出鱈目な親が、23年前からいたということだ。この土地には。
「おい ....
昇り専用のキャバレーでした
あまり感情を表に出さない女性に導かれ
私はどこまでも昇り続けました
彼女のうなじには
一匹のハエがとまっていました
その羽の見事な曲線から
昔よく下った ....
{引用=

君の肩は
月に照らされ


雲の燐光から
さくらは
降りそそぐ



古城の堀江
そのほとりで
ぼくたちは

過ぎ去りし
思ひ出を
浮かべている

 ....
 
 朝
 おれはパンを食べながら新聞を逃がしてやろうと思う
 寒いというほどでもない朝だ
 黄色のニット帽の老人が
 今朝も部屋の前を通り過ぎた
 畳屋の隠居だがもう畳屋 ....
受け止めかねる日々が
一日の中にいっぱい
押し寄せてくる
あるいは、波の中にもみくだされ
僕は
思い出の中のせいぶつになるように
ウニャウニャと日々を漂う
生き生きした面影を失った画面の ....
うまくいかなかったね

おれたちはぜんいん うまくいかなかった

るーるをやぶってばかり

そらをとぶゆめをみてはしゃいだ



うまくいかなかったね

おれたちは ぜんぜんう ....
おへその穴が気になって
ゆびをつっこんだらするする入ってしまった

はじめてさわった内側は生温かい
こりこりしたものがあったので
ひっぱり出してみたら癌だった
知らないうちに入り込まれてい ....
白濁のコップで
ネオンテトラらは
ヌルヌルと
無様に泳いでいる
その限り
は張らない

午後の暖かい日差しがかき混ぜた
白い布で覆われた群衆が
バラエティーとかのテレビを見て ....
ぼくは流れてゆく、洗面台から消えてゆく、洗面台の排水口から、少しづつ、消えてゆく、冷え切った蛇口と、無造作に放置された、石鹸の反目、ぼくの手は、今日も汚れてしまった、ぼくは石鹸で手を洗う、今日一日分の .... S…、という
微かな子音
の、雨の群れ
の、中


鼓膜に触れるそれ以外は幻聴だと
どこかで知っていたのに
この視線が向かってしまうのは
桃、という発音の


 ....
  

    一滴の血
    一滴の汗
    一滴の涙からできている人間がいる

    全細胞にくまなくゆきわたっている
    人間が美しいのはそのためだ

    人間誰 ....
  

   集中する
   全精神を動員する

   無

   生まれてくるものは

   かわいいことばたち
   母親のように

   無

   陶酔する
   ....
どうも!お元気でしたか!村岡タケシです!
コレ?これはミュールです!決してスラップスケートじゃありません!清水宏保ではありません!村岡タケシです!
みんなの村岡タケシです!みんなの願いは村岡タケシ ....
   仏壇に父の写真が飾ってある
   テナーサックスを持ったブロマイドだ
   父の33回忌は終わった
   母が庭に咲いているミモザの花を切ってきて
   飾ってある
   そとはも ....
感情の糸をわたる指先は
安いヴァイオリンのように響いて
逆立つ髪を宥めれば
傾いた首の方へ流れてゆく


(鼓膜を抜けて届いた先には
 やわらかいあなたがまるまっている)


明滅 ....
三千世界の ヲタクを殺し メソと不貞寝が してみたい





欲しがりません この世では





飽きたら地獄や





悪妻先に たたずかな



 ....
 

   鷹の目は鋭い
   300mは軽い
   目標物を
   正確に捕らえる
   猛禽類だ
  
   鷹の目の眼力が欲しい
   表現するための
   正確な
    ....
たった一回のエッチで卵子にたどり着くからいくよ

十八回裏2アウトランナーなしの場面で咳払いしながらバッターボッ

クスに立っていくよ

振りかぶるピッチャーのモーションの彼方

ぼく ....
   夕日が差している
   やさしい夕日だ
   母の匂いがするミルクのような
   乳のような匂いがするお酒のような
   静かさだ
   ぼくはきょう出発できなかった
   家で ....
  シェフトフではないが
  不安である
  なんと言うこともなく不安である
  落ち着いていられない
  地震が来る
  火事がでる
  死が迫る
  急勾配の地下鉄のエスカレータ ....
馬鹿ターボ
全開で帰宅する俺
髭をたくわえ少しワイルドな俺に
おかえり、を言う娘は少しワイルドな俺に少し慣れ
一番星が出始めた空の下で縄跳びの練習中
綺麗でしょ、綺麗でしょ
いや、 ....
   朝3:26分起床
   いまは食事を取ったところだ
   パソコンを開くと私信が5通来ていた
   こんな真夜中に
   ぼくの作品を読んでくれるなんて
   ありがたいとおもう
  ....
   牛乳を飲む
   ジェームス・ディーンのように
   世の中は甘くない
   だから牛乳を飲む
   アメリカのようなボトルの牛乳はないが
   紙パックの牛乳でたくさんだ
   ....
たあくんは
生えかけの歯が かゆくてかゆくて
何でも口に入れてもぐもぐしている

おっぱいも よく噛んで
痛がるカミさんの反応を見て
ケタケタと笑う

この年で女を泣かすのか。
近くのスーパーで2480円で買った
ドリアンが いい具合に熟れたので
苦労してむいたら その匂いで
カミさんが騒いで 赤んぼが泣いて
しかたなくベランダで立って食した

昼食はクサヤの ....
みんな



つまり
空気ではなく
激しいやりとりなのだ


参ったか
参ったぞ
いつの頃からだろう
眼をギュっと瞑ると
赤い滲みがグルグルと回るんだ
だから
うたた寝すると
見るのはいつも赤い渦の夢ばかり
真っ暗な
黒よりも黒い真っ暗な中に
無数の赤い渦がゆっくり ....
ちょうちょは空を飛べるけど
ちゅうちょは地面を這い回り
あげくに

運命とか
限界とか
いまさらとか
どうせとか
いろんなものに妨げられて
たどり着くのもままならず

結局
縁 ....
初代ドリンク嬢さんの自由詩おすすめリスト(449)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
汚れた血- 大覚アキ ...自由詩505-4-29
雲を追いかけて- ふく自由詩9*05-4-22
_- hayasakaakir ...自由詩905-4-14
仮歌(omoide)- たもつ自由詩305-4-10
さくら月夜- 043BLUE自由詩2*05-4-7
ユニットバスで肩まで浸かろうとする。- カンチェ ...自由詩705-4-6
海岸- 石川和広自由詩10*05-3-30
せんろのうえを- 馬野ミキ自由詩18*05-3-25
とどかない!- ベンジャ ...自由詩4*05-3-3
腹はステージで膜- 瓜田タカ ...自由詩305-3-3
洗面台から消えてゆく- 043BLUE自由詩505-3-3
幻想的な発芽- A道化自由詩805-3-3
一滴の血- 天野茂典自由詩405-3-2
かわいいことばたち- 天野茂典自由詩105-3-2
村岡タケシVSマスイジュウ- マスイジ ...自由詩3*05-3-2
キーボードがみえにくい- 天野茂典自由詩405-3-2
慟哭- ベンジャ ...自由詩16*05-3-2
少年キレ易く学成り難し- 呉汁±自由詩405-3-2
なあ、相棒- 天野茂典自由詩205-3-1
いくよ- 馬野ミキ自由詩505-3-1
沖縄で桜が咲き始めるのはいつだろう- 天野茂典自由詩405-3-1
それでも矛盾は残る- 天野茂典自由詩305-3-1
団欒- たもつ自由詩2505-3-1
ローカルバスに乗って- 天野茂典自由詩305-2-28
苦悩しながら- 天野茂典自由詩305-2-26
食べる(そろそろ離乳食編)- 角田寿星自由詩605-2-26
食べる(家庭の危機編)- 角田寿星自由詩905-2-26
人であること- 吉岡孝次自由詩105-2-26
嘘言器官- 大覚アキ ...自由詩305-2-26
ちゅうちょ- umineko自由詩405-2-23

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