できるだけ早起きをする
眠たいかおを冷たい水で洗う
コーヒーを一杯飲む
恋人にメールをする
明日僕は僕らしくありませんように
明日僕は変われますように
明日僕は誰かになれますように
 ....
許せない気持ちが
許さなきゃと
混ざったコップの中
アパートの一室で
詰まって終わった住民の暴動

ゾンビの行列に並んで
食べたくもない血まみれの
シャツをかじったり

誰かと ....
悲しみを投げ捨てて
誰かが拾うのを
待つだけの世界

いつまでも
潜水艦の中で
浅い場所を夢見てる

ウォーカー
君が拾う夢は
ウォーカー
さよならさえ
知らないやつが出会う夢 ....
寂しい気持ちになるのを
誰かのせいにしてた
流れ星の行方が
願わない場所にばかり向かうから

二人の思い出は
全ての言葉より
もっと脆いものだった
一人の気持ちが
頑なすぎて笑え ....
僕の知ってる音楽は
3つの箱に入ってる
青春のすべてを使っても
3つの箱しかわからない

心を増やす箱の中
色んな痛みが増えてった
もらった痛みを杖にして
向かい風の中歩いてく
 ....
スロヴェニア史を

学んでいる老婆のくちばしに

十分な金貨を与えた上で射精した

爪を立てて俺の尻を掴む手を

振り払う素振りが水銀燈を揺らしてる

ねじ曲がってそれは悪魔に ....
生きていることが嫌なんて
つまらない嘘つく人形が一匹
真夜中自転車こいで
部屋を訪ねる

真夜中はそんなこと言ってみたくなるものさ
諭して帰るすがたを見送って
一度吊るしてそのままの ....
糞垂れを
梅雨雨{ルビ=つんなめ}聴いて
黒い人





青原に
篠突く木馬
精霊{ルビ=しょうろう}の





首はねて
ますます盛んな
茶の花瓶

 ....
二眼レフをかまえて
よろこびの歌を歌ってる
天使に見えた言葉は
ポケットの中で鋭くなってる

話したがってたあいつ
なんとか連れてきたぜ
さあ!さっさと言ってやれよ
なんだっけ?「殺し ....
さみしいね
神様はぼくらから
彼を連れてった
何もかもが残って
何も捨てれない今晩

霧が晴れて
遠くがよく見えた
袖を掴んで叫んだ
歩みは止まらない
約束でもしてたみたいに
約 ....
君が願ってることを
勘ぐる夜に日が昇った
僕にとって最悪の
アイデアを試してみる

でんわしてきてよ
でんわしてきて
僕のほうの願い

やっとこれで
良かったって
思えるまで ....
爪を噛むたびに
不揃いになる心臓
ボタンがいくつかついた機械
すぐに壊れて点滅する
アシタハオマエサ

苦しい毎日をつくる
苦しい気持ちを感じる
自分がいるからきっと
息をするか ....
火をつけたぶんより
多く吸い殻の貯まる灰皿を
囲んで回る一匹の犬
口の端に泡をためて
ロットリングで指を汚してる

君に魔法を一つあげよう
ロマンスのない世界の
甘い匂いのする
 ....
なにかしてもらったかい
なにをしてもらったかい
なにがたりないかわかるかい
なにをしてもらったかい

時間はじゅうぶんだったかい
やれるだけやったと笑えるかい
いつかくるときがそばにいる ....
*爪ガシワ(8~16月初旬)
八臂に伸びて葉脈は双脚。
根は孕んではわかれますので知らずの際には与えないことです。
まなこにグリグリと交わし合うときには
メモなどに合わせて注いでおきましょ ....
罠を見つけて近寄る
さまよい続ける放浪の記憶が
死んだガスになっている
死んだまま声を荒げてる

ガススタンド ここは放火魔が眠る場所だ
すべての道の上で夢を見るために
ハンドルのことを ....
喉の奥に翼が生えた狼
見た目は笑えない犬
ウェイトで出来たブロックを
上手に心のなかに詰めて

なーぜ?
口笛に惹かれて
断首台を登った

冬の夢に晒されてるこめかみ
どこまでも冷 ....
腐った蕪をかき分けて
一人の時間を食べている
冷めたスープの鍋の底
緑の葉っぱがこげている

こどものひとりのアドバイス
あなたには無駄が宝物
散歩のついでに憂鬱を
紐に繋いで引き ....
雨に松葉をかざして歩いてた
旅に出る気はなかったけど
最終的にそうなったんだ
自分探しの旅券を買って気づいた
錆びた自販機に僕を売り払っていた事

最初にたどり着いたのは
甘い匂いの ....
どっかいーところがあればな
花とかみて満足してられるんだ
人と違うとこなんて無かったよな
みんなみてーに笑っててもいいはずだろう

君にあって僕にないもの
僕にあって君にないもの
誰かが ....
IT怪獣は眠ることのない夜の暴力だ
昼間は仕事をしている
夜間も仕事をしている
いつ眠ってるんだ怪獣リファラ

そうだ眠る必要はないんだ
あとでたくさん与えられるから

リファラは ....
役立たず役立たず
聞こえる言葉
役立たずは役をやめたんだ
意味には縁がなくて
笑顔には手が届かない

頭の中ででっかいスピーカーが鳴って
信じられないくらい寂しい気持ちが泣いて
なにか ....
魔法のような詩を書きながら
生ごみのように喋る
美しい生き物に出会った

忘れ物を探してるふりをして
悲しいはずの現実を見に来たんだ
忘れ物が見つかって
現実は消えちゃったみたい
 ....
容疑者はひとり
何人か殺して捕まった
殺してくれと叫んで
それっきり続報はない

自分を責めることが
手首に残ってる
安心のかたちは
ひとにはわかんねーよな

苦し紛れに放った ....
彼らの声を聞いていた
夢みたいだ
夢だった

僕の顔には唾が引っ掛けられて
薄ら笑いだけしか持ち物がなかった
うまくやったつもりで
声は遠ざかる

誰かが今死んだね
ささやき合 ....
どっちかの理由で選んだ
どっちかはどっちかでしか無いんだ
二つたまたまそこにあった
もう僕は盲目
そいつらはどっちもナッシングの類さ

いいぞ 駄目野郎
翼はないけど羽ばたけるさ
寒く ....
僕の代わりに、君が死ね
僕の代わりに、君が泣け
二人分の朝食を作る
僕の代わりに、僕を好きでいてください

眠りの代わりに、君が消えろ
眠りの代わりに、君が忘れろ
一人分食って捨てる ....
一人でわらって暮らす狼
牙で触れるナイロンタグ
どんな血も痛みになって
ここでここで暮らしていく

どっちに転んでも
かなしーことになりそう
何度やっても
おんなし事んなりそうさ
 ....
顎がはずれるほど泣いた夜に
向こうばっかり気になる自分と暮らしてる
奴はタバコを僕に差し出した
それは彼の敬意の終わりだった

追いかけられて
二つは一つに
夢は川と繋がってる

何 ....
何が起こった
何を知った
何かが壊れた
音だけがする

誰がいるんだ
何を見るんだ
遠くの街で
音だけがする

白いラバの背で
赤いバラを見た
硬い声がした
あの音とは違 ....
竜門勇気(790)
タイトル カテゴリ Point 日付
明日、僕は僕みたいなやつじゃない自由詩3*16/11/11 10:59
どうしてぼくはぼくじゃないだれかじゃなくぼくなんだろう?自由詩2*16/11/5 23:34
スイッチウォーク自由詩1*16/11/5 23:22
後悔自由詩4*16/10/16 0:50
みまたのやりもつライオン自由詩116/9/26 14:29
の窓自由詩016/9/26 13:24
いつくるの?自由詩016/9/26 13:08
俳句016/9/20 7:28
ドロシー、それで道を掃くんだ自由詩3*16/9/20 3:33
メルシー自由詩2*16/9/20 2:45
自爆事情自由詩016/9/5 23:57
安定はしない自由詩1*16/8/31 10:59
魔法を一つあげよう自由詩016/8/31 10:44
フロリナート自由詩016/6/27 23:54
草木目草旦過始めの目録[group]散文(批評 ...1*16/6/18 3:18
TOO TO TOO TOO自由詩016/6/16 22:48
ディスカヴァー・ディスオーダー自由詩016/6/14 23:50
その次の人自由詩4*16/6/8 2:13
次の人達自由詩1*16/6/8 0:24
metamorphosis自由詩016/6/5 0:49
IT怪獣リファラ自由詩216/6/4 23:11
スローウッド自由詩016/6/4 22:51
5040自由詩116/5/11 23:27
サード・パーソン自由詩016/4/24 12:33
ポケットにあるのはポケット以外の全部自由詩116/4/23 12:15
オーライ・ナッシング自由詩016/4/22 12:06
休日に、昨夜が訪ねて自由詩016/4/12 10:31
すくう自由詩016/4/5 0:09
ひとりでだいじょうぶなように自由詩216/3/25 3:46
SAVE SLAVE自由詩1*16/3/22 0:12

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