なんで何度も
こんなとこに戻ってきちまうんだろう
最初からやり直すなんて
もう出来そうになくなってから

あの日確かに
俺はなにかやれそうだったよ
若かったし、今より少し馬鹿だった
 ....
いつも僕がパートタイムで
稼いでるなんてことを
だれが言って、笑ってるなんて
そんな情報はいらない

退屈な仕事を続けるのは
暇つぶしのつもりでも
いつか自分を食い殺すような
化け ....
6p
あなたは頭にてをあてて、「願いましょう、ほしがりましょう」といいます。
それを聞きましたら、「わかりました」というのです。

21p
怪我をしたら、その血がぢめんに落ちる前にするこ ....
未来がここに来ないとしても
あの時見た希望の成れの果てがこれでもいい
失望の果て
諦めの果てがこれでも
もういい、わかった
僕は楽しいことを理解した
君には付き合えない

君は僕に ....
ティンカーベル、ダンス、空の中で。
開放の、快楽。もっと、ルーザー。
ハイ・ファンタジー。
ストラテジー。
モア、ルーザー。

なんの貨物なんだ。
希望のアウト・デイジー。
一人じ ....
社会性をぶっ壊したあとに残るのが野生性なんですか
野生性をぶっ壊したあとに残るのが社会性なんですか
理性をぶっ壊したあとに残るのが本能ですか
本能をぶっ壊したあとに残るのが理性ですか
こい ....
なにをそんなに
我慢してんだ
見りゃわかるよ
何がしたいのかすぐわかった
わかったから
そんなことぐらいしか言えないんだ

きみはいたそーだ
痛いし苦しいし
もう嫌になっちまって ....
真夏になる前に
逃げてきた場所で
やらなきゃだめだ
首に手をかける
君と二人

汗ばかり
動いてる
匂いがする
君のやつと
僕のやつ

混じってしまったところと
別々のと ....
パンクスは死に絶えた
ひどく単純な理由で
僕らは政治的信条を
一つに絞ってしまったんだ

2047年9月
パンク音楽公益法団は
当時の世界情勢に鑑みて
反抗すべき対象を決めた

 ....
君が言うところの新しいあさが来た
君が言うところのすべきことはできてない
言い訳が見つからない時いつもするように
カーステレオのボリュームをいじる
でかい音で流れてるのが何なのか
僕には ....
まるで昨日と同じようなものを
ずっと遠くまで並べて
見事な演劇をしてるような
気分になって笑っている

なんででもどうしてでも
君には幸福を感じてもらわなきゃいけない!
すべての不幸 ....
ワクワクしながら生きてなんて行けない
何かを楽しみにしてそいつを待つなんてできねー
嬉しいことなんかいらねー
知らねえことだけはわからねー
やっぱりあいつより僕は間抜けかい?

濁った ....
朝起きて
遠い国のニュースを見た
”雄牛の軍団がアイドルを喪失!失恋の衝動をマタドールにぶつける”
なんてこった。マタドールは然るべき教育を受けるべきだ!
誰かとこんな話をしなきゃなならないは ....
ただ呼吸をしている存在であったことなんて
あっただろうかってずっと考えてる
今の世界が不満なのも
何度も愛情が僕をおいてどっかいっちまったのも
きっとそのままであったなら無かったことだ
 ....
がに股の女が近づいてきた
その日は二日酔いの生き残りが
頭ん中でうずくまってたからさ
あーうあーう

殴り殺してしまったんです
あいつに似てたから

二度目だったので
誰も信じち ....
集まって噛み付く
せがんで投げ出す
君についてる
悪い虫 悪いやつ

窓があればなあ
外を見れたのに
何でできてんだろうねこれ
継ぎ目だらけで
どこにも隙間のねー暗い壁

ひ ....
情けない今日の終わり
部屋の中にいる奴らは
ただも一人楽しそうな顔なんてしてなかった
まずい酒が大好物
そんなつもりでいるんだ

何もかも
ろくでもねえくそったれだったよな
二日酔いの ....
登校拒否
これは愉快な現象だ
少なくともそうでない人物にとっては

義務と課せられたことを
しないなんてすごく魅力的だ
僕だけ税金を払わないでいい
とか
僕だけ働かなくてもオーケー
 ....
何もかも捨てる前に
何もかも捨てない
濁った場所に行く前に
濁っていない目をさがす

部屋の中にあるものが
世界の全てなんです
捨てないでくださいって
懇願とか交渉とかで
現状を ....
今月末旅行へ出かける
誘われたわけでもないのに
遠くに行くなんて
久しぶりだ
一昔前にそんな話を聞いた
あんたはそんな言葉だけで
でかけてったきり帰らない

俺もでかけていくのは好 ....
三度目の嘔吐
硬めで頼んだ麺が
グチャグチャの化け物になる
冷たい水はどこ?
水たまりを憎らしげに見つめる

時刻
うーん
そんなものは存在しないようだ
周りは暗くて
街灯が街 ....
テレビに続いて
私が登場します
乞うご期待
冷たい言葉がジャズの書く言葉で踊る
たのしい

不滅のものをいくらか挙げよう
愛、これは違うかも
友情。これは絶対違う
信頼、違うな
 ....
身に覚えのない傷ばかりが
目についてしょうがない
風呂の中で何度も思う
こんなに傷つくほどのことなんてあったかよ?

きっと寝てる間に
タチの悪い虫に食われて
掻き毟っちまったんだ
 ....
比喩じゃないんだ
信じてくれ
真っ青な草が生えた丘を見た
八月の初め頃の話だ
僕は何もかもが嫌になっていた
(よくある話だ)
家のドアを蹴飛ばすように開けて
外に飛び出した

す ....
君は自身の悲劇を語るとき
この街の特性について語る
それは検証可能性がない話で

例えば、この河原で並ぶ恋人たちが
こんなふうに均等に間を空けて座っているのか
それはこの街が腐ったひね ....
真夏に会えなかった人々
覚えてるかい
ここは本屋で
ほらそこは食堂だった
これは覚えてるかな
そこの角。大きな道が見えるだろ
あれを右に曲がってすぐに
小さな脇道があるんだ
表札が ....
黒と白と赤と黄色
コップの中で揺れている
最悪の出来事が
たくさん起きたんだ
そんな顔をしてみんな立っている

ただ違うことが不幸の始まりで
同時に終わりを内包している

ここは ....
にこやかに交わし合う
流通する愛撫
性欲の使い方が
誰とも分け合えない

薄墨色の手紙
何度か届いていた
僕がそれを忘れる
その仕草を共有しよう

誰がだれでもどうでもいい
 ....
椎の実が秋には
たくさん転がってる
あの場所に
君は僕を埋めた

色の名前がついた
色んなお土産を
春も冬も
関係なく供えていく

通りを歩く野良猫たちが
きょうはやたらと多 ....
逃げ出したこと、あるかい
何回?どこで?なにから?
後ろから声が聞こえる
日々は試しだ
誰かはわからない
声ばかりがでかく聞こえる

ニガー、黄色い猿、赤鬼
連れだって出かける
 ....
竜門勇気(790)
タイトル カテゴリ Point 日付
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