機械が動きだしている
   工場ではもうみんな起きだして
   働きだしている
   生産ラインは整然としていて
   不純物はまぎれこまない
   工場は一部ロボット ....
  



  声をかけるというのが
  悪いことではないことを
  あなたはぼくに教えてくれた
  ぼくは人によく声をかけるのだ
  話し相手とすこしでも親しくなりたくて
  内心 ....
  


  ホテル・カリフォルニア
  海岸線を
  おんぼろ車で
  ゆっくり走る
  ぼくの脇には君がいて
  髪の毛が香り
  海は青く
  風はゆるやか
  ラジオから ....
 

  飢えた腹にはこたえる

   マニック・ストリート・プリチャーズ

    ハード・ロックは嫌いではないが

     体調が優れないときには

      凶器に変わる ....
ペンキのような青空だ
缶コーヒーを買うために
外へでた 気持ちがいい
部屋ではソウル・ミュージックを聞いている
日曜日の朝
どこへも出かける予定もなくて
気ままに窓から外を ....
  



  観葉植物の
  光のなかで
  ゆったり
  籐椅子に
  腰掛けて
  読書でも
  できたら
  できれば
  珈琲なんか
  飲みながら
  燦々 ....
 


   一箇の檸檬を
   書籍の上に置いてきた

   書店のなかの

   わたしの意志で
   時限爆弾のように


   書店は吹き飛ぶ
   書籍の上の一箇の ....
 



  今日は夕焼けにならなかった
  珍しく腹が減った 昼飯は焼きそばだった
  うまかった カレー屋の義弟が腕を振るったものだ
  ぼくはグルメではない 好き嫌いが多い
   ....
なんだか
なんでもほっぽらかして
なんだかなんでもいいような
なんのこだわりもないような
ぽつねんとしてしまちゃうような
午後はないか
うとうとねむたくて
ダイソーの105円のし ....
 

   Brilliantな彼女
   動物園の豹のような 茶髪のおちゃめ
   50?のバイクでこけた擦り傷
   それでも彼女が笑えばみんなも笑う
   彼女は職場のアイドルなのだ ....
  


  シダ類のしげみのなかに
  あなたは隠れている
  シダ類が好きなあなた
  世界に約一万種類もあるという
  シダ類しげみのなかにいて
  あなたはとても幸せそうだ
 ....
 

  青いリンゴから始まる
  意識革命
  The Greening Of Japan
  160?の剛速球で
  すべての犯行をうちとる
  表現の自由はもちろんわれわれの生活の ....
 


  ママチャリを漕いで
  16号線を走った 少年の日
  太陽はじりじり肌を焼いた
  片道40? カモメのジョナサン
  のように自らを鍛えるために
  でかけたのだった
 ....
  
 


  雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨
  雨雲の上は晴天だ
  雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨
  いま世界のどこに雨雲はあるのだ
  雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨
  雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨 ....
 




  一時間のアンコール
  鳴り止まない拍手の中で
  彼女はうやうやしく頭をさげた
  麻薬と酒とたばこに溺れ
  おもいブルーズ 黒人のように歌った
  しいたげら ....
  


  モウレツな猿が異星人のように
  人間社会にもぐりこんでいる
  そうしてわれわれの情報を盗み取っている
  もう体毛は退化しほとんど人間と変わりない
  モウレツな猿は早 ....
   



  川中島の合戦で
  上杉謙信は
  無骨ものぞろいの陣内を見て
  外に出た
  陣内に戻ったとき
  彼が手にしていたのは
  一輪の花だった
   彼はやお ....
 



  灯台のひかりの影に
  ジープが止まって
 
  ラメ入りの海をみている




  海のなかには母がある*


            *フランス語のラ・ ....
 


  剃刀で切り裂いたような
  三日月が女子大校舎の上にでていた
  疾うに絶滅した狼でも泣きそうな室温18度の秋桜
  女が欲しい 女の肌が恋しい
  なぜ女なのか なぜ街なの ....
 


 朝まだき
 まだなにも始まっていない線路
 秋の蝶がひかれている
 体調はもうひとつ タバコの吸いすぎで
 気管支が痛い
 きょうはどんないちにちになるのだろう
 みそはぎ ....
  酒豪李白は
  酒が入るっといくらドンから
  宮廷入りを促されても
  頑としてうけいれなかったという

  安酒場でそのままのみつづけたのだそうだ
  李白は酒量をしらない ....
  



    誰かが誰かを思っている
    誰かが誰かを思っている
    という幻想を持って
    生きてる
    誰かはいつも誰かであって
    誰かが会いにや ....
  




   きょうはぼくの誕生日
   62歳になった 年齢はワープする
   きのうまで27歳 パリのカルチェラタンを歩いていたのに
   きょう ぼくのスニーカーは田舎道の ....
 

  寺山修司とは3,4度同席したことがある
  池袋のホールだったと思うが
  机を前に座っていた なんの会か忘れたが
  本の中の写真にぴったりだと思った
  鉤鼻が特徴だった だ ....
   谷川俊太郎さんと酒を飲んだ
   谷川さんが酒を飲むとは知らなかった
   鶯谷ではない近くの酒場だった
   朗読会か出版記念会のかえりだった
   何度か同席したこと ....
   



 
  艸がなびく
  馬がいななく
  大学祭は多摩キャンパスの曇り空
  お汁粉が食べたくて 小遣いもらって
  スニーカーでいってきた
  スニーカー・ブルース ....
  

  薔薇
    ガラス
       ライナーマリア・リルケ
  薔薇の芽に刺されて死んでいった 破傷風の血
       詩人はなぜうかつだったのか
       {ルビ薔薇 ....
 




  高度10,000メートルの上空から
  私は見ていた
  窓際の席で
  北極海を
  アンカレッジから飛び出して
  ベルギーまで北極海を眼下にながめつづけた
 ....
  あなたはちいさな豹のよう

  あなたはちいさな犬のよう

  あなたはちいさな瞳のよう

  あなたはちいさな知能のよう


  あなたの心臓は太陽のように光を ....
  駅前にはエロ映画の宣伝ポスターが色あせていた


  河童ぶちには
  河童が流れ
  水草がゆれている
  東北新幹線を遠くはなれ
  河童ぶちには
  陽がさしている
  木 ....
天野茂典(412)
タイトル カテゴリ Point 日付
ダイヤモンド・ダーストを見る前に未詩・独白404/11/22 5:54
ぼくは電話で話したかった自由詩8*04/11/21 21:22
ホテル・カリフォルニア自由詩004/11/21 17:40
ボリュームを下げろといわれて自由詩104/11/21 13:11
ステンド・バイミー未詩・独白104/11/21 10:25
大きな観葉植物の葉の下で未詩・独白2*04/11/21 6:04
修辞学未詩・独白004/11/21 0:27
改訂 いっそう星となって自由詩004/11/20 17:38
午後のこーひーのんでみる自由詩404/11/20 15:12
Brilliant未詩・独白304/11/20 6:47
シダ類の女未詩・独白304/11/20 5:43
The Greenining Of Japan自由詩1*04/11/19 19:11
ママチャリで横浜まで自由詩604/11/19 6:53
純粋自由詩6*04/11/18 18:23
星条旗に包まれて自由詩004/11/18 7:35
異星の客自由詩404/11/17 18:04
手毬唄未詩・独白104/11/17 1:29
海賊未詩・独白004/11/17 0:06
卑猥な月自由詩304/11/16 18:12
ソラリス未詩・独白304/11/16 5:38
非凡と平凡未詩・独白204/11/15 18:15
月光仮面未詩・独白504/11/15 5:26
LET IT BE未詩・独白10*04/11/14 18:13
寺山修司[group]自由詩804/11/14 9:54
谷川俊太郎自由詩5*04/11/14 5:46
カントリー・ロード自由詩304/11/13 21:34
エクリチュール自由詩304/11/13 5:19
北極海上を飛ぶ未詩・独白104/11/12 21:08
ロリータ未詩・独白004/11/12 20:16
遠野未詩・独白204/11/12 19:49

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