ひとりぼっちで泣かないで
ほんとうはわたしが言われたかっただけの
あなたに宛てたことば

かなしみを分けてもらえないことがかなしくて
濁ったため息をつきました

だってあなたはきっと
 ....
お化粧をして、
お気に入りのワンピースを着て
お気に入りの靴を履いて
髪をくるくると巻いて
大きな鏡の前に立った
その先に何があるんだろう
何があるというんだろう
何にもないのにわたしに ....
朝ごはんを作りたい。
2人分の朝ごはん。
2人分の目玉焼き。
2人分のベーコン。
2人分のミニトマト。
2人分のトースト。
2人分のバター。
2人分のオレンジジュース。
温かいテーブル ....
ほんとうに好きかどうかわからないあなたの
欲をカラオケで満たしたとき
どうして涙が出そうになったのかな
身体じゃなくて 心が穢れたとおもったのかな
想うのはいつも家族のことなのはどうしてかな
 ....
きみが泣いている

まっすぐに前を向いて
瞳に光をたずさえて

きみが泣いている

頬を伝うしずくを
きらきらと輝かせて

きみが泣いている

そんなきみにぼくは
夏に焦がれ ....
静かな車の中から
シャッターが半分閉まったクリーニング屋を
ぼんやり見ていたら

なぜか現実に押し潰されそう

閉店間際のエプロン姿
漏れる明かり
暗い看板
せかせかと動く人
 ....
水たまりの花びら
ひそやかな恋

赤く変わった眼鏡
ときめく胸

桃色のカーテン
優しい笑い顔

焦らせたい、そうして
ずっと濃い色を
濃いあなたを見せてよ
さよならをして
色々なものを通り過ぎて
思い出ばかりが綺麗で
現実の君の声に冷めていく
正体のわからないものが
ずっとここにあって

取り戻したいと思う私も
幸せになってほしいと願う私 ....
赤い首輪つけて
飼ってほしい

あなたの飼い猫になれたらよかったのに

餌をくれなきゃ死んじゃうよ
他の誰でもない
あなたがくれなきゃ
生きていけないの

こういう考えを
あなた ....
伝えたいことはたくさんあるはずなのに
いざ言葉にしようとすると何も浮かばない
目を合わせてハグしてキスをしたら
全部伝わればいいのになあ
境界線がわからなくなるほどにくっついて
全てが伝われ ....
咳込みながら考える
このまま息ができなくなって
瞳が閉じればいいのに
狭まっていく世界に
初めての愛を贈ろう
「死ね。」
翼をもぐ手は青緑
マフラー代わりの黒い髪
虚無への階段を昇天
しもやけた足の小指
「消え失せろ」の言葉にこみ上げる
笑顔は砂漠に否認され
欠陥者の烙印プレゼント
was sent
wh ....
全部がわたしを置いて進んでゆく
「抱えた頭は 本当に お前のものだったか?」
破裂しかけの胃がキリキリマイし放題校内電車内店内無料♪(今だけ!)(否!)

正しい人の言っている言葉が理解できな ....
人の声を求めて
深夜をさまよう
私は今どこにいますか
私は生きていますか

低い声がすき
一定のトーンで話す人がすき
嘘でも優しい人がすき

誰かがいいわけじゃない
誰でもいいわけ ....
目が合えば酸いも甘いも吹っ飛んでただひたすらに恋をするだけ

少しだけ悔しい気持ち目が合うとやっぱりどこかへ飛んで消えてく
大すき
って気持ちだけで生きていたいよ

嫌うのも妬むのも恨むのも嫌いさ
だって向いてないみたいなんだ
どんなに憎いと思ってもほら、
もう忘れてる

まじめな人は辛いのだろう
だけど ....
あきらめることを覚えたら
なんだか世界が優しくなった

へらへら笑って受け流すことを覚えたら
怒る人もいたけど
なんだか生きるのが楽になった

だけど、たぶん

同時に何かを失った
ぼーっと
何をするわけでもなく
ただ
意識を飛ばす
まばたきもせず
ただ
何処かを見る
別になんもないけど
のめり込めないよ
のめり込めないから
どうでもよくて
苦しいんだろう
 ....
小さい子どもを間に挟んで手をつなぐ、なんて


最初で最後かもしれない
そう思ったら
なんだか泣きそうになった


明日の保証なんてどこにもないし
想いを伝える日もきっと来ないだろう ....
助けを呼ぶ頭痛
叫んでいるのは口か心か
止まらない嗚咽が泡を吹く

ごめんなさいを何度言えば(誰に言えば)
このちっぽけな罪悪感は満たされる?

くるまる毛布はなぜだろう
いつまで ....
紫な気分がつづく5日間
青い週末 雨降る心

*

ただでさえ細い目をもっと細くして
笑うあなたをずっと見ていたい
触れた指の熱さで
溶けてしまいたい

一瞬で舞い上がる体温が
愛しいこの頃

もっと触れたい
触れて
触れて
もっと溺れたい

久しぶりの感覚
この感情は、「あれか。」
君が歌う
その喉仏を、ずっと見ていたい
短くなった前髪が
私の眼を侵す

あぁ、腐ってしまいそう
結局お前も普通なんだろ

普通って何
どうしたらなれるの

急に泣き出す私と
急に笑い出すお前
雨が降ると消えたくなる私と
晴れると元気になるお前

何が違うっていうの

頑張 ....
胃が重い

人の想いは

荷が重い
愚痴を聞いてくれる「誰か」
グロッケンを演奏する「誰か」
一緒に登校する「誰か」
会ったら手を振り合う「誰か」
優しくしてくれる「誰か」
思いきり罵れる「誰か」
愛している「誰か」

 ....
落ちこぼれなわたしは
諦めることを知りすぎて
嫌味を前に
表情をつくれない
きれいな部屋
テレビから伝わってくる
澱んだ空気
 ....
周りに合わせて
笑えば笑うほど
「楽しいって なんだっけ?」
 
可笑しそうに手をたたいて
笑う
あの子が
君が
おまえが
憎いよ

ただ「好き」という文字を追いかけて
一途に ....
じわり、じわり
おぞましい何かが
昼寝のあとの
とろけたわたしに
迫ってくる

自分を嫌いになることは、
悲しいことだよ
きっと
きっと
とても悲しいことさ

冷房が最高に効い ....
ゆず(85)
タイトル カテゴリ Point 日付
ひとりぼっちで泣かないで自由詩215/3/10 14:35
マネキン自由詩114/11/20 21:47
お弁当を作りたい自由詩114/11/20 21:39
人肌恋しいあなたへ自由詩213/11/4 22:38
夏のひかり自由詩113/5/28 20:39
車窓自由詩2*13/5/3 16:03
ひそやかな恋自由詩213/4/6 15:45
夏空自由詩3*12/7/9 17:15
ねえ、ご主人様自由詩012/2/26 21:37
_自由詩011/8/23 22:30
smiling自由詩1*11/2/17 16:39
アオミドロ自由詩3*11/1/27 17:03
_散文(批評 ...011/1/15 23:35
蒼い爪自由詩2*11/1/3 0:41
ふうせん短歌110/11/15 19:08
自由詩110/11/3 15:12
自由詩1*10/11/3 15:09
ありがちな日々自由詩1*10/11/1 15:33
あたたかな夢自由詩2*10/10/20 15:58
冷たい毛布自由詩3*10/10/8 14:21
募る日々短歌210/10/6 13:08
すれちがう香自由詩010/10/6 12:58
「趣味悪いよ」「え」自由詩1*10/10/4 16:37
Please 鬱 me自由詩010/10/4 16:34
逆流する恋文川柳2*10/9/12 17:31
期待に揺れて自由詩2*10/9/6 20:47
_自由詩1*10/8/31 21:19
3人で押す1つのボタン自由詩3*10/8/27 21:25
切れ端に自由詩3*10/8/24 19:45
「只今飼い主募集中です」自由詩3*10/8/21 20:23

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