あたたかな夢
ゆず

小さい子どもを間に挟んで手をつなぐ、なんて


最初で最後かもしれない
そう思ったら
なんだか泣きそうになった


明日の保証なんてどこにもないし
想いを伝える日もきっと来ないだろう
それでも
戸惑いながらも付き合ってくれる君と
つながる二人分の手があたたかい


それだけで(それだけ、が)

わたしは一番の幸せ者になったような気がした


自由詩 あたたかな夢 Copyright ゆず 2010-10-20 15:58:19
notebook Home 戻る  過去 未来