ぼくの想い
大切に 大切に
水をあげて
ようやく花が咲いたんだよ
でも
きみにはもう
見てもらえないんだね
凍りついた私の心は
あなたの暖かさに包まれて
やがて涙となって
ぽたぽた ぽたぽたと美しく
それを私は掌ですくい上げ
やがて指の隙間から
ぽたぽた ぽたぽたと儚く
地面に ....
君が○○だ!
それは、決して軽はずみに口にしてはいけない言葉
君との距離が遠くなってしまいそうで…
君のその微笑み、その眼差し
君の事が、いつも頭から離れない
気 ....
嘘つきな人は
最終的には嘘をつく事を
止めると思うんだ。
嘘が暴かれた時
自分が哀れで
惨めで
悔しい思いをする事を
知っているから。
だから僕は
君が本当の事を ....
この話したら、君に嫌われちゃうかなって思って、ずっと言い出せなかったんだけど…
どうしても気になって。
君は、身体の全てのパーツどこ取っても綺麗で可愛いくて、ほんと素敵だなって思うんだけど…だ ....
○ すべての道はローマに続く
× すべては無知な老婆が作る
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わたしは今
森の中でひとり
懸命に穴を掘っている
穴を掘り終えたわたしは
はらりと着衣をすべり落とし
たおやかに穴に横たわって
願う
「水をください」
わたしはここで根 ....
まあるい形状
さんかくの形状
しかくい形状
そんな単純な形状ではなく
そう
例えるなら鍵
人はみんな、心のなかに
鍵と鍵穴のような形状を持っている
人はみんな、自分 ....
多分
ちょうど良かったんだ
あの頃の君と
あの頃の僕の距離は
多分
ちょうど良かったんだ
それから
君はさらに君になり
僕はさらに僕になって
二人の距離は
....
僕が目指す場所は、確かにその壁の向こうにあった。
僕は10年掛かってその壁を超克した。
すると目の前には、レンガが描かれた壁が立ち塞がっていた。
僕はまた10年掛けて大きくなり、その ....
ちょうどいい
あつい
あつい
あつい
ちょうどいい
さむい
さむい
さむい
昨年の夏
砂で造ったぼくの城
いつの間にか波に襲われ
音を立てる間もなく崩れ去った
秋になって
城跡が気になり浜辺に行くと
そこにはBBQの炭と花火の抜け殻が転がってただけ
冬の ....
ああ、
世の中には
99対1くらいの
理不尽なこと、あるよね
あんたの作るカフェ・オ・レ
牛乳と珈琲の割合
99対1
それってほんとにカフェ・オ・レ?
某テレビ ....
昨日までの激しい雨が
嘘のように澄み切った青い空
なのに気分はブルー…
昨夜のデートで彼女が
「その紺のスーツとスカイブルーのネクタイ、すごく似合ってるよ」
って言ってくれた ....
いつの日も
隠れてたんだね
このはちょう
でもぼくは
見つけたんだよ
このはちょう
ゆらゆらと
風に揺らめく
このはちょう
くるくると
首回すのは
....
はるのやまは
そのいただきに
じゅんぱくの
ヴェールをまとわずとも
うつくしい
じわじわと
紫紺のまどろみを
勿体つけるように
愉しみながら
じりじりと
虹の軌道を
滑らかに
辿り続け
私はというと
ぴうぴうと
加速された
強風を心配しつつも
....
君がいないと イライラする
一緒にいると ハラハラする
君がいないと 心配が絶えない
一緒にいると 心労が絶えない
君がいないと ソワソワする
一緒にいると ムカムカする
君が ....
きみがふわふわと
優しい歌声を張り巡らすので
ぼくはバシャバシャと
激しいリズムを打ち鳴らした
やがて二つはしとしとと
美しいハーモニーを
一月(ひとつき)もの間
奏 ....
或る日世界が限り無く黒い、灰色の霧に覆われるような頭痛に襲われ
眠れない夜がほんの微かなやる気を咀嚼しきれずに、腹痛へと変えてゆく
私ときたら、その場に立たされている事が
嬉しいのか ....
51年前の或る日のこと・・・
「お願い、一度だけでいいから、きみの手料理食べてみたいんだ」
・・・嘘つき
「しょうがないなぁ、一回だけだよ?」
....
貴方が私を
引き出しの奥に大切に
仕舞い込んでくれたと
思ったあの日から
50年の月日が流れ
あなたは
素敵な奥様や子供たち
孫たちに囲まれて
私はと言うと
....
行き詰まったあなたは
歩きたいのに、道がないのですか
それとも
道があるのに、歩きたくないのですか
わたしは
そんなあなたの、道標 ....
ぼくときみは違うから
同じものにはなれません
でも
同じくらい価値のある
別のものにはなれるはず
よく、
「星に手が届きそうな夜」
という表現が使われるが、
そんな光景を想像してみた
「星に手が届く」ための条件は二つある
一つは、手が何万光年という途方もない長さにびよ〜んと伸びること ....
ねぇ君
過去の出来事で
くよくよ悩むのは止めようよ
今日という日が
すべての人にとって
これからの未来の
最初の日だとしたら
きっと君は
貴重な経験を重ねた分
....
花は決して人間に
美しいと思われたくて
咲いていない
種を残すため
命を賭して
周りの誰よりも美しく
とは思っていないであろう
自分の姿を知る術がないのだから
....
来る日も来る日も、「自分はなんて不幸なんだ」と嘆いていた男は、或る日神様と出会った
「おまえの望みを一つだけ叶えてあげよう。但し、代わりにおまえの一番大切な物をいただく」
男は悩んだ
....
旅人は
暗い雲が垂れ籠める中
追いかけて
追いかけて
どうしても手が届かなくて
ついに追いかけるのを止めた
地球がまあるい事に気付いたから
雲の笑顔の隙間からは
....
子供の頃のように
過去も未来も関係なく
無邪気に笑う事ができたなら
きっと君に
好きだって
伝える事ができたのに
君の桜色のその泪
はらはらと散る前に
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