王様の耳はロバの耳
耳に刺さった叫び声が
笑顔の君を閉じ込めるコトバになれば
馬車の下にほった深い穴に
何も埋めずにすんだかもしれないのに
　

超団地グリーンハイツ
いつまでも完成することがない
内部の図面は失われ
割れた窓は直されない
泣いた子供が走っていき
生き物のように増殖するｎ号棟
到達しない伝声管の声が
描かれた渦の断点から
空の部屋へ漏れている

#なんか無理ありすぎ^^;
　

慕っていた
いたずらじゃなかったし
確かに嘘じゃなかった
たまに思い出すあのひといきれ
きれぎれの辞書すら
スラッシュを載せている
イルミネーションの裏
占うのは昨日のゆめ
ゆめ疑うなかれ
彼の心はもはや
はやてのように駆け去り
さりとて
とてもかわりは見つからない
ないないづくし
奇しくもスラッシュ
宿命だったはずなのに
野にも山にも海にも見えず
絵図にも書けず
削り取ったきれぎれの辞書だけが
けがれるだろう明日のわたしを
しおしおと掲載する
　

くれよんでかきました
ましたにあおいくさ
いくさがおわります
ますたーきーをください
さいこうのよるでしょう
しょうがいわすれません
せんかいなまえをよんで
よんでよんでよんで
でも
もうおしまい
　

いなぁい　いなぁい　ばぁ

１５になったばかりの息子に
久々にやってみたのだが
喜ぶわけがない　それは分かっていた
普通に無視されてしまった

１３の娘にもやってみたのだが
「おやじきもーい」と嫌悪された
ケータイでメールをうったまま　目も合わせずに

妻だけが　隣に座る妻だけが
「小さい頃は二人とも　お父さんがこれやると
すごく喜んでいたのよ」と　ふふっと笑った

君だけは　どうか　そのままでいてくれよ
　

イケル．．

私の眼はまるで
獲物を狙う豹のようだったと思う

だが
まんまと獲物に逃げられてしまった

右折のタイミングは瞬発力だ
微かな躊躇がタイミングを逃し
幾台もの車の通過を許してしまう事になる

私の後ろには
一台また一台と列が出来る

ったく、トロイな．．

いま曲がれたじゃねえか．．

テレパシィでもないのに
頭の後ろからそんな声が聞こえる
気がした

いつだったかは
後ろの車が先に右折してしまったことがある

情けなや．．

右折指示の→が出る前に
曲がりたいが曲がれない

嗚呼
今日の私は調子悪いぞ

今日も　か．．

あ
矢印がでた

この信号って
ありがたいなぁ
　

瀬よ　冷たい背中
泣かずとも夜は来る
くるくると日は昇り落ち
遠近（おちこち）のひとびとは
永久に目覚めを知らぬ
ら抜きで喋れ
ベレー帽を脱げ
ぬけぬけと走れ
痴れものたち
たちの悪い黒雲
曇りのないガラスは割れ
われわれは無実だ
実弾を装填しろ
城を落とせ
賭（と）せ　おまえ自身を
芯をさらけ出せ
惰性に身を任せ
化石のようにじっと待つ
末日の日射し
　

種まきした朝
浅い海に干上がる
ガルシンの赤い花はどこに？
小憎らしいエビが
美がなんとかと解説する
スルメになっちまえ
前から後ろから
身体はがんじがらめ
ラメ散りばめて

馬手（めて）に拳銃

弓手（ゆんで）にナイフ

If I wish
修羅しゅしゅしゅ
主体という幻想よ
うようよ蠢く
めくるめく幻から
辛い現実を抽出せよ


#やっぱりルビがうまくふれない…
　

回る　黒い部屋の中
鏡に映る　沢山田舎少年
年貢の納め時が　丑蜜時が訪れ
ズレた認識の中で　黒いドレスが引き裂かれ
レンガ造りの海を　蜘蛛が　這う
蠢く狂気の　マタニティドレス
すずらん通りで漏　らした
田代のギャグは　ミニにタコ
子供騙しんぢまえんがちょんまげんこつつぼいんらんこうこうこうきょうし
しかばねこだましままさとしゅいんこうまんころしてやりてぇ
エロスの為に、お前を殺したのだったね
　

ルビーを片手に泥棒が逃げる
ルビーを片手に強盗が逃げる
ルビーを片手に館長が逃げる
ルビーを片手に婦人が逃げる
ルビーを片手に下男が逃げる
ルビーを片手に警察が逃げる
ルビーを片手に探偵が逃げる
ルビーを片手に少年が逃げる
ルビーを片手に少女が逃げる
ルビーを片手にきみが逃げる
ルビーを片手にぼくが逃げる
ルビーを片手に地球がまわる
　

マスマティックスな靴下
下向きに生える樹木　
木星まで飛ぶなら　
ならず者たちも黙れ　
まれには神の袖が　
出がらしの言葉とともに　
喪に服すこともあるだろう　
老人よ　
陣容を解け　
時計回りに日は暮れる
　

照る夜中の月は丸く
ルクセンブルクまで光る
かるいかるいしゃぼんだま
だまされてあげる
ゲル化してあげてもいい
言い訳がましい顔しないで
凪いでゆくこの宇宙に
注入してよ勢いを

#なんでこうまとまっちまうかな…
　

神田の古書店で
てんでなってない
てないい加減な
げんなりする真冬ビル街
意外な事件もないまま
今また新しい年が始まる

#微妙に反則(w
#三文字とりはむずいです
　

＞ユーリさん
すみません…！削除していただいてもかまいませんので、宜しくお願いします！（汗
　

たまよって誰よあんたちきしょうめ
　

小さな花

小菊 子手鞠 勿忘草

みないで
こっちをみないで

飾るのは

わたしたち

お水の中 あなたの中じゃない

もういる


また 寄ってね
　

四隅にはさびしさの影
灰の空気がそこに居る
窓を開けると冬の色風
耳くすぐり吹き抜ける
白の色風は部屋を回り
四隅連れ去りまた外へ
色風残してくれたのは
窓辺のちいさな雪の花
　

削り取られた　と思う
そう思う頃には　それが何だったかすら　
忘れている
大事だったような　伝えたかった何かのような
忘れちまうって事は　どうでもいいって事
ばっかじゃねぇんだ　とも思う
やんごとない事が何一つ無い日に書く詩が
中々良かったりするのと　同じだろうよ
煙草を一箱空けちまった　夜明けみたいな
妙なモヤモヤと爽やかさの混ざった
素敵な珈琲だよ
　

マウイから吹く風に
是にあれ非にあれ
荒れた唇はなつかしみ
しみとおる冷たさが
探していたものとは違うと
うといわたしでも気付く
づくづくと崩れゆくわたし
確かめることができない記憶
臆することのなかったあのひと
ひとはひとをとどめ得ない
ナイフで心臓をえぐり取って
手の中に収めておかない限り
ぎりぎりと時計は動く
ごくわずかな望みも
身も蓋もない嘲笑につつまれ
まれびとよ
とよみわたる波音の果て遠い遠い南から
からかいの声浴びてくるひとよ
とよあしはらのちいおあきのみずほの
ほのくらい土にその足を置け
　

毛髪そのものが障壁
壁面を汚す涙滴
滴下する毒薬
薬効は明鏡止水
水面下に謎の修理人
人外の君に恋文
文脈を逸れて上昇
昇降機にも幽霊
霊魂なんて妄想
想像力だけで生存
存在価値は五里霧中
中傷誹謗は一切御免
免許皆伝これにて御免
　

#承[7]

悪い人に追われ　
我ながら白痴　
口を開けば糸が肺から　
絡まりをほどいてくり出されてくるような　
うなりにも似た苦しみが　
磨かれないまま床を這い　
入らないようにドアを閉める人がいて　
射てしまう　
舞う人は床に倒れ　
俺は焦りながら逃げようと　
うとうとしはじめ　
地面は糸で覆われ　
我々は巻き込まれたまま　
ままならぬものとおもう
　

足りないのは酸素
素粒子のたつまき
まきつく螺旋
旋回するおかあさん
酸化した鉄
徹底的に消してしまう昨日
脳味噌をバニラシェイク
いくつになってもかばはかば
かばうならあのひとにして
シテ役はだあれ
あれてる空にもすばるはるかに
かにかくに
国にささげるものはない
ないならないで
いでそよ人を忘れ
スレッド立てたらきちんとしよう
用件は簡潔に
津に津々浦々にあふれるから
からっぽの鞄蹴飛ばし
ばしっとシュートすれば
レバーみたいな血の味が
自我の舌にさわる
　

ぐれちゃったわん
湾曲するカーブ
カブレラのバットの如きホームラン
ランダムで打ちまくる
車のクラクションが走る
シルビアのバックライト
いと煩わし
わしづかみにした
したったらずの声
怖えな
えなりかずきの裏の顔は
おはよう、今日も明日がこなかった
かたつむりの気分です
ですます調は禁止だってば
手羽先を頬張り
ばりばり飛ばすハーレーの
れーのーしょーねんになりたかった
かたつむりの気分だった
韃靼人の脱いだ靴が
つがいをもとめているのだ
野点みたいな
田舎の匂いだけど
毛同士がよりそいあって、なんとなくつがいだ
偉大なるレンアイという幻想よ
うようよしてる夜がくる
車から出られなかった
かたつむりの気分ですが
姿も見せないままでも
デモクラシイの声、日々。
響き渡り
　

鳥もちに巻き込まれたシジュウカラ
カラフトに取り残された赤ポスト
ストーブと散策して過ごす捻れた日暮れ
　

乱気流とおどり
ドリスデイとうたう
　

菌糸伸ばして
シテ島脱出