最近の紙ってのは
紙じゃないね
ケント紙だとかルーズリーフだとか
下らない
にじまない紙の何処が紙だというんだ

紙はね

にじんでこそ紙の価値が問われるのさ
とく ....
 どこまでも続く道を一人暗闇の中歩いている
 一人で一人で一人で一人で ひぃっ

 人生知れたこと
 どうなる地球
 どうなるルー大柴

 まだこんなことろにいる自分
 さっさと片 ....
彼は眠りこけているが彼女は目覚めている。

息で曇る車窓の向こうは夜更けた雪国、
どうせなら洒落たペンションにでも泊まりたかった、
と彼女は思うけれど、
財布の中身を考えれば車中泊もしかたな ....
一緒に笑った今日は
ただの思い出になったりしない
空っぽの話でバカみたいに笑った時間は
辛くて泣きたい明日を 一つ減らしてくれる


一緒にバカやれる最後の日は
笑った思い出を語って ....
何杯も
何杯も
インスタントコーヒーの素を
カップに入れた

別に勉強するつもりなんてない
ただ私の胃をおかしくしたいの
そうしてその痛みで
私の感情を
全て消し去りたいの

感 ....
お前みたいにようできた妹を持つ秘訣はな

兄ちゃんみたいな駄目な兄貴を持つことや

何やってもあかん
お父ちゃん、お母ちゃんに
心配ばっかりかけよる
こんな駄目な兄ちゃん見てる ....
そのように、生きてみたいと願う
いつまでも二階より上の景色に臨めなくても
遠い車窓に同じ肩幅で揺れているだけだとしても


ノイズ混じりのカーラジオの表面に
透き通らない感情を混ぜている
 ....
みなさんどうしてそんな顔してるんですかと
もう猫も言わない
電車はいくつもの死体を引きずって走る
国民みんなにワライダケを月一回配給すればいい
ついでにあんこにくるんで北朝 ....
ブランコの順番を並んで待っている
子ども達の笑い声が響き渡る
傍らで親達は井戸端会議
夕飯の献立で頭がいっぱい

この場所にミサイルは届かない

滑り台で横入りしたと
些細な事で喧嘩が ....
今夜は 君の部屋にあがれないんだ
意気地がないワケじゃないんだ

今夜は 君の部屋にあがれないんだ
君が嫌いなワケじゃないんだ

靴下に穴が開いていて 靴を脱げない
ただ 今日は靴下に穴 ....
もてない男が集まって
深夜のファミレスで話した
しみじみとふかぶかと話し込んだ
夜も更けて
やっぱりぼくらはもてないままだった

『もてないことのかなしみは
近代的な発明にすぎない』
 ....
#71

 ありきたりな憂鬱に
 絶望なんていうおおげさな名前をつけて
 誰も見たことがないペットみたいに
 かわいがって育ててんだろ
 そんなのどこでも売ってるぜ



#72
 ....
私の歌を聞いてくれる人は
一体どれくらいいるのだろう
私の声はどこまで届いてゆくのだろう

生まれたばかりの頃
私の歌は純粋無垢に
ただ愛を乞うる歌
聞くものすべては眼を細め
優しい抱 ....
 上 ”鈍器を奉呈すれば何でも手に入る”


耳を剥製にして、ゼラチンで流れる歌舞伎町を、笹舟に乗って下る。
笑顔のうねり、スキンシップの渦、枯葉は醗酵して流木は勃起する。
酒と煙草と調理油 ....
ランドセルから鉄屑をまき散らし
小学生たちが歩いていく
賞味期限が切れて
生温くなった答案用紙を
噛み砕きながら
テレビで見るホームレスも
ここにはいない
家がなければ居てはいけない
 ....
クラクションを鳴らされたんで
あははと笑って通り過ぎた
通り過ぎた後で怖くなって
部屋に帰ってから外に出られない

友達に話をしようかと思うけれど
「相手のことを考えた結果、カレンダーが日 ....
「ロビン・グッドフェローを探せ」


悪を憎む男
ロビン・グッドフェローを探せ
晩秋の森の奥深くに隠れている
弓の使い手を探せ
見えない未来とさかさまな世の中
逆転の力学を背負って迷っ ....
 深夜に太陽が昇る
 俺は頭に血が上る

 まだまだ、自分の宿命を見つけることできず
 モラトリアムな時を過ごす
 あちこちに回る街には
 それぞれのドラマがあって
 知る由もなく
  ....
動物園通りっての繁華街の中にあって

ちゃちなアーチに書かれてる

この通りの中には

きっと

けもののような夜に流されたおっさんたちがひしめきあって

わさわさ

わさわさ ....
私は今こそイナバウアーしようと思う
一年間この時を待っていたのだ
君はあの感動を思い出せるか?
君は感動したことを大切にしているか?
私は流行というものに対して今こそイナバウアーする
これで ....
もういいから
ぶちまけっぺもう
な、
えらくむかつくから
ぶちまけてさっさと
天一食って帰っぺ
せっかく高円寺まできたんだから
絶対下痢すっけどしょうがね
もうしょうがね

おいダ ....
その女は
爪先から
生れ落ちてきたので
岬の先端の
切り立った崖から
飛び降りるときも
やはり
爪先から
落ちていったそうです

波頭が捲れ上がるように
荒れた岩場に
打ちつけ ....
ひろしくんは
歴史を調べました
 
広島に
大きなキノコが落ち
たくさんの命が奪われた事を
知りました
 
「僕のキノコは
命を作る事が
出来るのに…」
 
ひろしくんは
と ....
みなさん、
このままでは我が国は衰退の一途です。
私に政権を託してください。

手始めにイラクに
浪花節を2万節ほど派遣いたします。
さらに世界が望むならば
一流寿司職人の沈黙を3万沈黙 ....
鉛筆を指で回す君
鉛筆に指を回される僕
色の付いた服を着ている先生
お花畑の隣にある工場でつくられた黒板
下手糞なうそ
という言い訳

筆箱を空けると
いつもそこには青い空が広がってい ....
あなたのことなんか考えてないわ
ご愁傷様
わたしの頭の中は
ナチュラルパインクローゼットのことで
いっぱいいっぱいなの
19800円
押入れにもどうぞ!!!
そりゃまた豪勢ね
電話は後 ....
イイイイイイイイイイイイイ

大丈夫ずっと元気でいられる方法はある
大きく!大きく!大きく!

イイイイイイイイイイイイイ

脳天から左右に割れるよ
口の周り涎だらけになるよ
大丈夫 ....
おかもと君は
わたしの初めての人に
なってもいいと思ってたのに
夢ばかり語って
てんこーして行ってしまった
手紙を書くよと言ったきり
年賀状もこなかった

おかもと君の夢は
とほうも ....
エジプトに行った。
二週間行った。
世界遺産ピラミッドの佇む地ギザでは。
乗ろうとした駱駝の口が超臭かったから。
気持ちが萎えて結局乗らなかった。
駱駝は怒ったのかツバを飛ばしてきて靴につい ....
それから
細かく散った蒸気が窓に寄り添い
部屋の外の冷たさを教えてくれる

目を瞑っても消せないあかりがある
ここが最果てだってことはいつでも言える
手を伸ばしただけ今が伸びていく

 ....
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