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ああ 蟻の体で
君の思考をあるいたら
どんなに気持が良いだろう
意味や理由から赦されて
わずかでもたしかな重みをもってあるいたら

でもこれは
ぼくの罪で
いつまでも脳を出ない
 ....
自由です迷子ですから自由です あなたに触れて明日も明後日も

迷子です自由ですから迷子です ひとつ触れたらひとつ忘れる
いまでもわたしはあの9月の川べりに座って、可愛いあのこと好きなものを言い合ってる。いいかんじに色あせたTシャツのプリント、外国のバンドのロゴが書いてある、ぼうぼうに伸びた雑草、東北のさばさばした風。で .... いいにおい
夜のおわりのみどりのにおい
なま白い手足で泳いでいく女のこたち
文字の群れとあかるいカステラ
いいにおい
頭の右うしろのほうの記憶
こうばしいおとこの子たち
めくばせとジ ....
わたしは初夏
水の跳ねるところへ座り
地べたを行く蟻に尋ねる
( )
空を行く鳩にも尋ねる
( )
枯れ行く薔薇たちに尋ねる

道を急ぐ人びとには
 ....
薔薇がそらを向いて開き、まちの花盛りは終わろうとしている。連休の留守から戻ったら、好きだったなにわいばらの花はひとつもなくなり、花弁さえどこかへ行ってしまった。なつかしいあの清廉な白。
来て半年 ....
鉢植えはすぐ枯れてしまった
だから爪を切った
爪はすぐに伸びてしまう
だから穴をあけた
穴はすぐに乾いてしまう
だから夜を買った
日はあっという間に登った
だから日傘を買った
 ....
このあおい夜を切り取って縫い付けた右腿は
ぐずぐずと黒く膿んでしまったから
風通しの良い洋服を探している
ふやけて黄ばんだ気に入りの本にはさんだ言葉をまだおぼえているか
いいえわすれて ....
どうしてまた
と 問う度に空瓶はふえ
瓶の立つ数とおなじだけ
言葉を見失う

不運と幸運を釣り合うように計ってのせた菓子盆
運ぶうちに混ざり合ったこれをいったい何と言う
それが大きいのかちいさいのかわたしには分からない
数だということだけ わかる
くらやみを射抜くような空ろないたみがビルを覆っているので
ひとびとはたえまなく降ってくる
切りそろえられた三角 ....
雨のあいまに草がのびていく
つみとってもつみとってものびていく
春は毒だ
帰る場所もないのに咲いてしまう
言葉がおちてる ぷつぷつにきられて
台所 タイルの水色
削りかけの鉛筆がむなしい
言葉はたびたび
うらぎるようなふるまいをする
季節や 温度もそうだし
寝起きの兎だってそうだ
手 ....
しらないと言ったそばからうそになる 知りたくないのだ 正しく言うなら

こわいのは戸棚の奥の砂糖壺 ざらめのついた世界はきれい

ここからはからだを脱いできてくださいね 心も脱いじゃう人も ....
手は 夜をすみずみまでたたいて きえた
大事なものと そんなに大事じゃないもの、
をくらべて
でも そんなに変わらなかった
あなたの抱擁のまえで
人生など
あってないようなものだった
 ....
ミサイルが飛んで落ちてまた昇るまでのあいだ、
くだらない冗談をひとつずつ言いあって
河原の小石をうめるようにしていた
川釣りのおじさんが面倒くさそうに餌を投げてくれる
もしかしたら彼もみか ....
いろんな花をつみながらあるいてきたね
あかるい花もくらい花も、つぼみも種も
ふりかえることもできないくらいいつもすべては近くにあって
コップはいつも割れそうに満ちていた
みちていた
そう ....
青のしたの鉄のむきだしすべりだい ななめにういた赤錆の音

(なるほど)と(それもそうだね)と(なるほど)
(出していいよ)と(でもまだ待って)

いつまでも凍えてるわけにはいかないでし ....
ダンスはここから遠い場所でつくられた
彩色された記憶 プラスチックの
開かれない窓、錠のない鍵
閉ざされながら きみょうにあかるい
箱のなかの部屋

物語を
つくる というよりも 願 ....
お誕生日はよく晴れた。いつものように洗濯機をまわして床をみがいたあと、夫がベビー・カーを押してくれたので公園まで娘と手をつないでいることができた。
午後は眼鏡を新調したあとでお鮨をたべにいった。安い ....
夜をむかえるのと
朝をむかえるのは
どうちがうだろう

うえになるのと
したになるのでは
愛するのと
愛されるのでは
生きてくというのと
死んでくというのは

どうちがうだろ ....
かんがえてみる
あなたの肉にうまった
あなたの背骨のこと
となりにいながら
月面のように遠い
わたしたちの午後

手を握る
頷き わらいあう
影をみつけて
光を逃がす
吸わな ....
朝にはりついた夜はかわいて
とかげみたいにちいさく息をしていた
バターひとかけら食べさせてやる
もうおそいのだ、 外は朝で
朝がきたからにはまた夜まで待たなければならないし
夜がきてしま ....
氷を抱いて熱へとびこむ
飛び込み台にかえるが落ちている
踏んでしまうのとゆう声が聞こえる
踏んでしまう、でもたぶん
さむい朝
ベッドのうえで
あなたは眠っているのではなかった
あしたにも雪が降りそうな朝

似たようなことが
いくつもあった
雨の日や 風の日に
なまぬるく繋いだ体のなかで
あなた ....
ねむってたら
枯れた実になって転がってた
拾われて
じぶんもとうとう
あつい釜のなかへ と
身がまえていたら
偉いのがきて
それは数には入らないよ
と言う
ぬるく ちいさいての ....
しじゅう痛みのなかにいて思うのもむつかしい夜には、すきま風でもありがたい
手を離せばかんたんに瓶は割れてしまうが
手を離すのはかんたんではないのだ
いつかした夜のようにからだを集めて、
で ....
もういいじゃん
バッグが空
よごれてきたけど
樽も空
ついさっき出荷されたのたちが
残していった空気をぜんぶ肺に詰めて
それで忘れないってことにできたらどんなに素敵だろう

なんど ....
車輪のないバスがとまっている
低い木のしたに

たぶんそこにあなたはいる
破れかけのシートに心地よさそうにまるまって
外は
こんなになってしまったというのに
さびしい、という言葉も知 ....
いつもなんか握ってる
石とか棒とか拳とか
それって子どものくせみたいで
一度風俗に勤めてみたが
最終的に
寿司屋に就職した
ここがいつもの世界なら
投げ入れた石は水底にしずんでいくし
まるい波紋も できるだろう
郵便ポストは1本あしで立ちつくしているし
ひとびとは
笑ったり泣いたりしている

さていまは
 ....
梅昆布茶さんのはるなさんおすすめリスト(308)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
蟻の体- はるな自由詩616-5-25
迷子- はるな短歌216-5-20
刺繍糸のこと- はるな散文(批評 ...716-5-19
いいにおい- はるな自由詩1216-5-14
よろこび- はるな自由詩116-5-12
ばらのこと3- はるな散文(批評 ...316-5-8
00- はるな自由詩116-5-1
- はるな自由詩416-4-18
菓子盆- はるな自由詩416-4-18
かみの長い男のひと- はるな自由詩916-3-28
つみとる- はるな自由詩916-3-26
手足- はるな自由詩416-3-24
しらない・砂糖壺- はるな短歌416-3-20
抱擁- はるな自由詩716-3-20
ゆうやけ- はるな自由詩616-3-10
コップ- はるな自由詩516-3-9
むきだし- はるな短歌416-3-8
あかるい部屋、暗い部屋- はるな自由詩216-3-4
ちいさいのこと- はるな散文(批評 ...616-2-29
ちがう- はるな自由詩516-2-25
月面- はるな自由詩616-2-19
バター- はるな自由詩916-1-17
氷を抱いて熱へとびこむ- はるな自由詩616-1-12
さむい朝- はるな自由詩315-12-21
- はるな自由詩315-12-14
すきま風- はるな自由詩315-12-4
裏地のないスカート- はるな自由詩715-11-30
シート- はるな自由詩415-11-29
寿司屋- はるな自由詩315-11-27
ここがいつもの世界なら- はるな自由詩615-11-27

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