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浅い日だまりが
いってん はぐれて
そこだけが
闇のようになった

おいつけないままで
見つめている
春の日の
少年のような
しゃくなげの苗が売られている。

その名まえは冬に教えてもらった。だからしゃくなげが、あんなふうな、つつじのお化けみたいな花なんだっていうのを知ったのはずっとあとになってだった。だって、これは ....
この街の雪はべったり重く
ささやきが凍るほど冷酷だ
あなたは出てゆき
わたしはここにいる

あなたのことを愛していたらよかったね
あなたがわたしを愛してたみたいに

しらない人びと ....
からだがなかなか
かわかないので

手当たりしだいに
夜をあつめ
からからのからだを
あたためている

あたためている
そのうちに
いままで使った
うそや悲しみが

いっ ....
夜をつくれるし
温度も変えられる

あなたが泣いていても
笑うことができるし

一日に七個のケーキを食べることもできる

わたしは

あなたのものになることもできるし
あ ....
ロージー
なあ
いらないよな
しあわせなんて
いらないよな

ロージー
金なんて
いらないよな

ロージー
なあ
季節なんて
いらないよな

いらないよな

ロー ....
ちか頃では
傷ついたほうが
えらいので

みんなずたずた

わたしは
Tシャツに
「まんこ野郎」

プリントして

まちをあるく
じりじりと焼く鯵の身の焦げ方にわたしの罪をひっそり重ねる

降り出して濡れゆくまちで動けずに 空があまりに重たくあるので

なにもかも違う ここではなにもかも違う あなたが過す場所とは違う ....
梅昆布茶さんのはるなさんおすすめリスト(308)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
少年- はるな自由詩412-3-19
すべてが思い出になったあとで- はるな散文(批評 ...312-1-31
師走- はるな自由詩411-12-14
かわかないからだ- はるな自由詩611-9-10
できる- はるな自由詩311-9-10
ロージー- はるな自由詩511-9-8
まちをあるく- はるな自由詩811-8-30
違う場所- はるな短歌2*11-8-23

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