あまりの暑さにクーラーをつける
よほど暑かったのだろう
いろいろな動物たちが家に集まりはじめ
またたくまにいっぱいになった

長い部位をもっている動物はそれをたたんだ
肉食動物は捕 ....
初恋は 待ち合わせした 陸橋で。

緑の風が 少女と髪を梳く
甘い香りを連れて来たのだと
あなたが  言った。


いつもあった思い出の情景が鼻をくすぐる

青と緑の溶け合った 海の ....
ゆふぐれに君とふたりで春の墓地ここでひととき幽霊しようか


「五千年前の約束忘れたの?」花火しながら妹が問ふ


昆虫がふたりの為の出会いなど知らづに運ぶ花粉かな


警報機こわし ....
あなたの好物を作ろうと
夕暮れ
サンダルを引っ掛けて買い物にでる

昨夜の 些細ないさかいの 償いに
海老の殻を
無心でむけば
いとおしさに変わるような気がして
という
無邪気な ....
掌の木々が育ちすぎてしまったので
部屋はまた落ち葉で満たされていく
金属疲労した喜びのような朝焼け
台所の隅にある停留所で
君は名の知らぬ街へ行くバスを待っている
その靴は曇り空の下 ....
何をしろって言うんだ?
これ以上。
増やすのか?
減らすのか?
生産的な会話をしようじゃないか

兵士達が帰るべきかどうかなんて
遠すぎるよ

蟻みたいに歩いてればいいのさ
蝶?
 ....
堕ちていく俺を
気に留める者はなく
そこにあるのは
孤独のみ

堕ち続けた
底に待ち受けるのは
死だろうか

ああ
誰か
俺を
受け止めてくれ

こぼれ落ちる涙は
とめど ....
もぅ怒らないで
もぅ叩かないで
もぅ悪口言わないで
もぅ傷つけないで
もぅ・・・あたしの{ルビ精神=こころ}壊さないで

何が悪いの?嫌われたくないから抱かれた
だってこういうことすれば ....
目が覚めると
右手がチョキになっていた
いったい僕は何と戦ったというのだろう
夜中、こんなものを振り回して
援軍の来ない小さいベッドの上で
別に無精していた訳ではないんです

たまに 時々
ボーっとしてたり 眠かったりして
忘れてしまうんです

なので
一週間もしたら ザラザラ
おやつの食べ過ぎで ブツブツ

あまりに ....
海を飛ぶ 魚は 空の鳥なれず 想いを波の しぶきに隠す タンスの裏 逃げ込んだ子猫
大きな瞳が潤んで見えたら
「怒ってないよ」と言うかわり
微笑みながら探すんだ
笑顔は言葉を超えるからね

お化け屋敷 大きな手離しちゃったよ
暗闇が段々滲んで ....
肌は白くないけれど
青白くなった体が
第1印象でした

目を瞑っていた
その人こそ
他の誰でもない

あたしの父親でした

嫌いでした
あたしを苦しませる
原因でした

そ ....
 どっかの国で
 戦争が起こった
 
 兵隊が来た
 飛行機も来た
 戦車も来た

 人が死んだ
 動物も死んだ
 家が消えた
 緑も消えた
 
 遠い国の話
 箱の中の話
 ....
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