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静かな雨が
かさついた街を
音も無く濡らしていて
それを見つめる
かさついた瞳も濡れていって

静かな雨の
音の無い雨音を
傘の花が
走り去る車輪が
拾って行って

それが ....
あなたのフォークギターの音色が、
いまならわかる。
父よ。

あなたの米の飯の硬さが、
いまならわかる。
母よ。

はじまったばかりの夜空に、
大きな星ふたつ。
 それをさせてくれるのは友人でも恋人でもなく

 きみが生まれてから
 したことのない努力をし
 したことのない我慢を覚え
 優しさについて 事あるごと考え
 煩わしい毎日をどうにか越えて ....
  国語は嫌いでした。
  算数は嫌いでした。
  さりとて体育は苦手でした。
  モテナイ君でした。
  9人兄弟の末っ子で、中卒でした。

  情けなくてある日つい白状してしまいました ....
すべてが終わると
その町にも銃を担いだ人たちがやってきた
彼らはこの国の言葉や
この国の言葉ではない言葉で話すものだから
町の人々はますます無口になった

少年は喧騒と沈黙でごったがえ ....
満天の星の下で
優雅に飛び交う蛍たち

手のひらに降りてきた光
そっと抱きしめる

静と動!
遠と近!
悠久と一瞬!

異質の小さな光たちは
それでも絶妙のコラボレーションで
 ....
ええ レモンの花は咲きません
ええ こがねの柑子も実りはしないのです

くらい森に目立つのは
変にほうけたタケニグサ
それからキノコ
ススキの穂

でもあのはるかかなた森の奥
湖があ ....
今日も俺は核家族のために働く
核家族を食わさなけらばならない
路頭に迷わせてはならない
俺はいとも簡単にスマイルを作り出し
その唇の端には
いつも核家族がぶら下がってる
連休は月並 ....
俺が眠れないと

お前は一緒に

月を見ていてくれた

なにも話さなかった


俺は

子どものころは

なんの不自由もなかった

お前もそうだと言っていた


大 ....
{引用=
群集に埋没してしまいそうな

あらゆる完全なものの中で
自分の価値を見失ってしまいそうな

ツクリモノの世界で
ツクリモノの自分が
ツクリモノのコンセプトで
ツクリモノの生 ....
心臓の近くでセミの声がしている
冷蔵庫を開けると
大きめのロブスターが、ヤー、ヤー、と
おもちゃの銃を振り回しているのが見える
いつだって無邪気な者には罪が無い

野菜室からよく冷えた ....
あなたを誘って

映画でも観たいけれど

観たい映画がないんだ


あなたを誘って

食事に行きたいけれど

誘いたい店がないんだ


俺は自分がいやだと

何だかんだ ....
ゆっくりと ためいき
ジェムストーンのひとりごとに

生きているものなら 好きでした
手あたりしだいにつかまえていたトンボ

実は お酒も飲みました
煙草はやめました

鉱石ならブル ....
君がくれた

手紙の束をどうしよう


黙って二人

レンタルビデオをみた日は

もう帰らない


仕事の帰り

チーズケーキを二つだけ買った日は

もう戻らない

 ....
夕方になると

俺を呼ぶ電話が入る

俺は真夜中のゴールキーパー

真夜中だけ

ゴールを守ることを許される


俺が守るのは

俺と俺の仲間達


夜になると気がふれ ....
イメージの中では ブルーの球体

1枚 膜をへだてて

違う時間を 生きるしかなくて


イメージの外では

灰色の なんでもないもの

あちこちの隙間から 入り込んできて

 ....
特に何も言うことのない 細胞分裂

アフタヌーンのアフタヌーン

えらくしゃかりきな 真夜中の哲学

夕暮れ時の魔法使い

砂と砂と砂

金色の排水口

45度傾いた 口笛
 ....
あいの おしり

よろこびの おしり

なぐさめの おしり

しんでしまった おしり

いきている おしり

うたの おしり

はなさく おしり

げいじゅつの おしり
 ....
“信じる”って何ですか?
“信じろ”って誰をですか?
友達を信じろ?人を信じろ?
そんなモノ信じられるはず
         ないでしょ?
信じて何になりますか?
ただ、信じれば裏切られる ....
娘が補助輪無しで
自転車に乗ることが出来るようになった
それは昨日のこと

最近左手がきかぬと
父がペットボトルの蓋を人に開けさせた
それは今朝のこと

僕は時のパズルと戯れながら ....
じーちゃんは 耳が遠い
ばーちゃんは 歯がなくて発音が悪い

二人の会話は
何度も聞き直し
何度も言い直し
互いの顔を
くっつけるように近づいて
可愛らしくて
仲がいい

ばーち ....
冬の陽射しの中

公園のベンチに座って

君のことを想う


悲しみの後には

きっと喜びが来る

凍りついた涙も

きっと雪解けのようになくなる


冬の陽射しの中
 ....
君は

冬の湖に白鳥を観に行きたいって

言ってたね


お互いの休みが合わなかったり

忙しかったり

すれ違った日々もあったけれど

僕たちは乗り越えてきたね

冬の ....
おとぎばなしで
ねむらせてください

ちいさな わらやね
ふりつむゆきで
ねむらせてください

おにさんのなみだで
ねむらせてください

たろうどんや たごさくどんと
いっしょに ....
いくらでもふくれあがるおもいかかえて

かこばかりをみていると

どんどんつめたくなってゆく

まにあわなかったゆうやけが

どんどんとおくなってゆく

かたむいたすみっこのゆきど ....
絶望を語る人は
絶望を語る上において
楽しそうだ

恋の苦しみを語る人は
恋の苦しみを語る上において
楽しそうだ

国を憂うことを語る人は
国を憂うことを語る上において
楽しそうだ ....
心臓は崖へとつながっている
推定二百メートル
くらいでしょうか
そこから下を覗きこむのも可ですが
寧ろ僕は
ヤッホー
の魅力にとりつかれいつまでも
ヤッホー
ヤッホー
と繰り ....
今日もわたしの手足は冷たい
だからお風呂に入ります
するとわたしの肌は乾燥して
ぴきぴきとひび割れを起こす
だからクリームを塗ります
そして靴下を履いて
布団に入ります
布団は布団乾燥機 ....
下駄箱の中
君はいったいどれくらいの間
神と呼ぶものに祈っていたというの
十七歳だったころの
愛されていた少年よ
牛皮の匂いがする両手で
夕日のたまごを包み込んで
海の底に潜む深海魚が
巨大な目で
わずかな光をとらえるように
目をこらしていましょう

そうすれば
この暗闇に
光を見いだせるはず

貴方の隣にいると
いつも泡のように
綺麗な言 ....
草野大悟さんの自由詩おすすめリスト(409)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
静かな雨- yaka自由詩3*05-6-11
手紙- 涼(すず ...自由詩305-6-10
きみが生まれてから- yaka自由詩4*05-6-7
マギーさんの手紙- yaka自由詩7*05-6-2
すべてのあとで- たもつ自由詩4705-6-2
星と蛍- フォマル ...自由詩8*05-5-26
ミニヨンならざる者の歌- 佐々宝砂自由詩605-5-21
核家族- たもつ自由詩1505-4-23
☆192_ツキヲ、ミテイテクレタ- 貴水 水 ...自由詩305-4-15
暫定的に死んでゆく- 043BLUE自由詩305-3-27
減速- たもつ自由詩1305-3-24
☆190_アナタハ、ヒトリデ…- 貴水 水 ...自由詩405-3-8
ひとりへ- こむ自由詩305-3-5
★129_デキヤシナイ- 貴水 水 ...自由詩505-2-19
☆188_マヨナカノゴールキーパー_Ⅲ- 貴水 水 ...自由詩4*05-2-13
イメージ- こむ自由詩5*05-2-12
支離滅裂- こむ自由詩3*05-2-12
おしり- こむ自由詩5*05-2-12
信じて何になる?〜grudge_and_hate〜- 天使自由詩105-2-6
毎日- たもつ自由詩1805-2-5
なかよし- さち自由詩25*05-2-2
★127_ハト- 貴水 水 ...自由詩605-1-28
★126_ハクチョウ- 貴水 水 ...自由詩205-1-28
おとぎばなしで- こむ自由詩5*05-1-27
おもい- こむ自由詩205-1-20
賢者は多くを語らないと想像していたい- 煙と工場自由詩1305-1-19
転落- たもつ自由詩1005-1-19
ありふれた日常- チアーヌ自由詩13*05-1-17
たまご- たもつ自由詩905-1-17
希望について- 佐々宝砂自由詩8*05-1-11

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