すべてのおすすめ
大都会
夜を歩くよ
根無し草
ふわりふわふわ
漂うように
煙草の煙は真っ青で
空の彼方に消えてった

大都会
川辺を歩くよ
根無し草
ゆるりゆるゆる
漂うように
街の明かりは ....
駅までの途中

紺のひだスカート
髪はキュッと右上でくくり
鞄はぺしゃんこ
ローファーに「ズルズル」言わせて
学校、なんてかったるい場所(とこ)へ
しょうがないけど行ってあげる途中
そ ....
巡りあわせの歯車の
ひとつ欠けてしまった噛みあわせ
それでも
偶然は何事もなかったかのように過ぎて行くので
わたくしは あんぐりと みていました

あの方の書き残した言葉が挟まったまま
 ....
ばっさり斬り落とした短い髪に
唖然とたたずむ
 (なんか、めんどくさくって
照れたように君が笑う
右の頬を隠して

僕の知らない君の夏
正しい折れ曲がり方なんて
よく分からないけどさ
 ....
頭を下げるワタシ
カッコわるいワタシ
けど本当のワタシは
そんなとこにいない

本当のワタシを
わたしはちゃっかり
たとえば満月の夜に置いてある
たとえば公園のブランコに
たとえば詩 ....
金魚のいなくなった水槽
水だけが循環している

もともと
おしゃべりな生き物ではなかったけど
少しだけ部屋が静かになった気がするのは
名を呼びかける
右上がりの私の声

青く発光する ....
その朝 北の窓辺のカーテンは ゆっくりと
大きな呼吸した

潮の香りは
「訪ねよ さすれば 息つく夜を捧げよう」
鳴く鳥に委ねた

わたしは
一日中 呼吸していた

呼吸する潮の香 ....
夏を迎えた空に
片方から太陽の手が伸びていく
時々、雲をつかまえながら

よりコントラストが強くなった正午
ヘッドフォンの小さな隙間から
あなたの歌声がはみだしたような気がした
6年も前 ....
見上げることに疲れた日には
雨上がりの空
足もとに見ています。
空だって泣きたくなる日
いっぱいあって
大きな駄々をこねるのですね。
親父さん
わたしの心の片隅で 受け入れられない人がいると
まるで それは 鏡のように わたしの前に現れて わたしを戒める

向かい合わなければいけない 空間の 息が詰まりそうな時間
見せないのではな ....
花の名前を覚えた あの日
愛しい人が指差した
ライラック
陰りゆく歩道
いまにも 雨

コンビニの駐車場
一匹の子犬
しきりにしっぽを振りながら
通り過ぎる人を見上げる

その先 ....
{引用=
ねぇ、サザえさん
あなたの住む町の
空はいつも青空で
夜空には必ず星が瞬いて
ご近所さんは誰も親切で
悪人なんて大して悪人じゃなくて

ねぇ、サザえさん
人目を憚るようなわ ....
ラーメン屋のカウンターで
長い廊下にぐるぐる巻きにされる
あなたも厨房で
ぐるぐる巻きにされている
狭いお店のいったいどこに
こんなに長い廊下があったのだろう
聞けばあなたはこのお店の店長 ....
{引用=

 吹かした煙といっしょに、行っちゃうかと思いました
  
 薄くなりましたね、背中

 このビルが潤うたびに、課長さんは枯れてゆきますね

 決して幸せを期待できない結末に ....
私の大切な人は どこに居るんでしょう?


私の一番愛しい人は どこに居るんでしょう?



私の大切な人は 誰なんでしょう?


私の一番愛しい人は 誰なんでしょう?
 ....
青い瞳に見つめられ 

目が合うと その瞳に吸い込まれそうな僕

悲しいほど綺麗なその色は 深く心の中に入ってくる

君のその青い瞳は けして笑うことはない

いつも悲しそうな顔を ....
ぶっちゃけ あんたのこと嫌いです。


「キモイしあいつっ。」
電車の中で言われたことです。

「はい。キモイですが・・・何か?」
そう心の中で思う私。

「あいつ昔かなりキモかって ....
生まれ変わったら何になりたい
と、問われたので


と、私は答えた

それは或る時
貴方の頬を伝う涙であろう

再びこの世に生まれる時に
貴方を抱く羊水であろう

今はた ....
枯れた心 
砂漠 を実際に見たことはないけれど

死んだような
人の目と 魚の目 どちらの方が濁っているだろう

ください
まだ実際 薬 の厄介にはなっていないけれど

愚か
自分 ....
夜の更ける頃
君の身体から
今までに聞いたことの無いような
音が聞こえてきた
安らかに君は君の中で
溺れているのかもしれなかった

+

縄跳びの回数を
数え間違えて
少女はずっ ....
よく晴れた秋のグラウンド

100メートルのトラック
120パーセントのきみ
初めて見たような
険しい眼
逞しい足元

私は
どこを向いていた

抱えきれない悩み
仕舞い損ねた ....
月のおもてを みがいたのは
ウサギではありません
神さまに供える詩を たべてしまい
途方にくれているのも
ウサギではありません
バスの回数券を一枚ずつ切り離す
私たちの遊びは既に失効している
終わりがないプレイルームで
延々と始まりだけが続き
つまるところ距離が無いという意味の部屋で
初めて見た虹を汚らし ....
大丈夫。

私は大丈夫。

何も心配ないよ?

私は大丈夫。

私は強いから・・・・・

私は大丈夫。

あなたは自分のことを考えていて。

私は大丈夫。

心配し ....
せっかく外に出たのだから
妻と娘に土産を買って帰りたかった
二人が泣いて喜ぶようなものではなく
小さな包みのもので構わない
ほんの少し甘いお菓子で
お土産買ってきたよ
あら、ありがとう ....
ミッドナイトプレスを
買った帰り道

天王寺駅構内を歩いていると
笑っている人も
うずくまる人も
奇声をはっしている人も
中学生も
しゃべっているおばちゃんも
みんな真剣だなあと思っ ....
{引用=
ぽんぽんぽんぽん
なにかしら?
釣り糸ゆらゆら お隣りさんと なかよしさんさん
おぢちゃん おぢちゃん
まぁるいお空が 飛んできた
その隣りも そのまた隣りへ
ぽわんぽわん ....
人の生き死にをたやすく
詩になんかするものじゃない
と、貴方は私に云い
今のところ
概ねだけどそれは守られている

けれど私は
貴方の生きざまと
死にざまだけは
しっかりとこの眼 ....
私の中に
午前を飼っている
白い舟がいくつか
遠く漂う午前だ
華奢な草の葉がためらいがちに揺れ
吹く風のなかに
覚束なげな青さが
消えない午前だ

もう長いこと飼っている
だからも ....
立っているだけで構いませんからと
レジ係を頼まれる
お客さんがカウンターにやって来ても
その言葉を忠実に守り立っているだけにする
約束事のように一人また一人と列に並び始める
お弁当コ ....
草野大悟さんの自由詩おすすめリスト(409)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
創書日和「流」- 虹村 凌自由詩4*06-10-12
すれちがう- yaka自由詩3*06-9-16
あ〜ぶらかたぶら- ひより自由詩7*06-9-9
檸檬色の夏- 佐野権太自由詩39*06-8-24
ワタシ- yaka自由詩2*06-8-22
濃度のない水- ku-mi自由詩12*06-8-21
ばんかのはごろも- ひより自由詩10*06-8-15
虚空にも雲- ku-mi自由詩12*06-8-7
おとうさん- ひより自由詩4*06-7-19
愛してる- ひより自由詩6*06-6-29
雨だれ- ku-mi自由詩13*06-6-10
ねぇ、サザえさん- yaka自由詩6*05-12-1
ぐるぐる- たもつ自由詩705-11-25
A課長との無言の会話- yaka自由詩4*05-11-9
愛しい心- 天使自由詩1*05-11-5
青の瞳に映る世界- 天使自由詩1*05-11-5
ぶっちゃけ- 天使自由詩2*05-11-5
メタモルフォーゼ- 落合朱美自由詩15*05-11-5
- 自由詩1*05-11-4
小詩集「書置き」(八十一〜九十)- たもつ自由詩2105-10-23
よく晴れた秋のグラウンドに- yaka自由詩2*05-9-28
そろもん(十五夜の話)- みつべえ自由詩805-9-18
禁じられてない遊び- たもつ自由詩1205-9-13
私は大丈夫。- 天使自由詩105-9-7
漂流- たもつ自由詩3105-9-6
僕の世界は海になって- 石川和広自由詩10*05-9-5
まぁるいあれね- ひより自由詩5*05-9-5
永様- 落合朱美自由詩11*05-9-3
午前を飼う- 塔野夏子自由詩26*05-9-3
- たもつ自由詩705-9-3

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14