エレキが唸り
ボーカルが雄叫び
ドラムが轟き
ベースが渋い

平和の鐘は鳴り
今世紀の夜明け
時代の幕開け
今聖者が挙る

一人泣き
人生を絶望し
夢を失う。
人生を諦める。 ....
どんでん返しの日常の繰り返しで
あわてて僕は
鍋から落ちそうになったこんにゃくを拾おうとする
わかっているのかな
この僕を
こんにゃくはぬゆりと簡単には掴めない
のっぺらぼうで無愛想
角 ....
鮮やかな黄緑色 水の蒼さに
うっとりとする季節

赤いトラクターが 行き過ぎる
アスファルトではない 畦道

遠い昔 笑顔で乗りこんでた
妹と 従兄弟を 思い出します

盆の帰省 ....
マッサージから帰る道すがら南国の落日の光景にお客さんは皆さん感激してくれた

今夜は今回のマレーシア企業視察団の第ニ陣との交流夕食会だった

第ニ陣にはイガタアヤコがついていた

職場のように挨拶をす ....
ティッシュペーパーに百円ショップのサインペンで絵を書いていたよね。いちばん毒々しい色合いになるからって。僕は意味がわからなかったけど、なんとなくかなしい感じにえがかれるティッシュペーパー嫌いじゃな .... 水の吐息
水のしらべ
ながれにそって
そっとさみしさを
うちあける
きらめいて さざめいて
どこまでも すきとおるほどに
きよらかに ながれゆけ
水のうたごえ
水のはなうた
どこへ ....
  動物園で
  きみは言った
  しあわせならそれでいいと



  ライオンはライオンの檻
  シマウマはシマウマの柵
  帽子をかぶった飼育員が
  かれらに餌をやる
 ....
  僕たちは、
  同情で。



  僕たちは、
  どこまでも
  青く、
  青く、
  終わっているだけな。
  ダンボール詰めの、
  ぎゅうぎゅうの果実みたい ....
新しい職場の老人ホームで 
初めて司会のマイクを持った日 
お年寄りの皆さんに 
塗り絵用の色鉛筆を渡した 

十二色の鉛筆の先っぽは 
どれもきれいに尖っていたので 
今日は鉛筆削りの ....
懐中時計の ねじを巻こう

私の人差し指と、親指にどれくらいの時間がつまっているの
抱いて

あなたが
海を渡ってしまう前に

強く
優しく

あなたの印を
いっぱいつけて

あたしを
ふるわせて

ねぇ
抱いて

身支度をする前に

とろける ....
きらめく星に
願い事を込めて
手を合わせる
どうか...

この時が永遠ならば
安らかな時
心落ち着く時
どこかで太鼓の音

花火が上がり
盆踊りの人だかり
1日が終わり
行 ....
こいつの人生ぜんぶを

過去もいまも未来も

ぜんぶそばにいなければならないと思った


となりで女が泣いていた

手をあたためてやりたかった

肩をあたためてやりたかった

 ....
鯨は賢いから
殺してはいけないのだと
海の向こうでは騒ぎが続いている

賢くないわたしは
きっと殺されてしまうから
その前に沈んでしまおう
深く、深く
肺が潰れてしまうところまで
 ....
これ以上泣いたり笑ったりできないくらいに疲れてそれでもお金は味方だと思った。一粒500円のチョコレートを買ったり髪の色を5日ごとに変えたりしてそれでやっと立てている感じがした。洋服より下着にお金をかけ .... 凸凹のこころは
少しずれた
凸凹を探し

おたがいの
凸凹を埋めたいの
かもしれない

そうじゃなければ
この胸の
ざわざわは
何?

恋でもない
愛しさでもない
同情で ....
あなたもそうだろう

死んだらまっさきにあなたの過去にゆき

ぼくはあなたに寄り添うから

ぼくはあなたに寄り添うから


幼稚園のときいじめられっ子だった

でもいじめっ子たち ....
いのちにいろがあるとしたら
なにいろでしょうか

たいようみたいにあかいのかな
おそらみたいにあおいのかな
ゆきみたいにまっしろなのかな
もりみたいにみどりなのかな

いろいろないろを ....
  ゆうぐれのいろを
  おしえてあげたいけれど



  かすかなひびきでさえ
  てのひらにつつんで
  あなたにあげたいけれど
    


  ふれることから
 ....
{画像=110806230826.jpg}



ホームに止まった電車の窓越しに見える
同じく所在なく立つ隣人を想う
二本の平行した線路上に交わる事なく
二人は未来永劫交差することは無い ....
小人の国
軽快で軽い
繊細で小さい
スプーンも小さい

仲間でひっそりと
生きてゆく
喧嘩もせずに
仲良く過ごす

皆働き者
マリア様に
お祈りをする。
そんな生活もいいかも ....
奈々子さんが亡くなった。交通事故死らしい。

奈々子さんは、人懐っこく暖かい笑顔が印象的な清楚系の美人さんだった。
彼女は兄の友人で、私が最も好意を抱いていた女性であっただけに
彼女の死は ....
この夏はいったい どれくらい うめぼしを食べるのだろう。

梅雨明け前くらいから 急に暑くなったから、当然 汗をかく。暑がりのあたしは ハンパじゃない。
スポーツドリンクの中途半端な甘さは嫌いだ ....
アスパラに絡まる首飾り
ねぇ ねぇ 構って♪ と

笑いながら 近寄る 
少女のよう

近所の住宅地も 昔は空き地で
草ボーボーの 遊び場だった

擦り傷に効く 魔法の葉っぱ
 ....
繰り返される日々の只中で 
長い間{ルビ蹲=うずくま}っていた私は立ち上がり 
澱みきった自分の姿に 
力一杯ひとつの拳を、振り下ろす。 

言葉にならない叫びが 
青い空の鏡を、震わせる ....
 
  
道に紙が落ちていた
人の名前が書いてあった
知らない名前だった
畳んでポケットにしまった
家に帰って紙を広げた
十分経っても知らない名前だった
ひどく蒸して
退屈な夏だっ ....
{引用= ――はるな「桃のこと」に寄せて}

  桃を剥く
  なるたけ薄く
  しゅるしゅると
  あなたを剥く
  透明な肉



  最初に
  いだかれた痛み
  それ ....
夜の森は怖い
手入れされた花壇の植物は怖くない
花瓶の花は才能のない画家がデッサンの練習に使っている





アスファルトを突き破って出てくる双葉に村人は勇気をもらう
地球にやさし ....
 
キリンの背中に乗っている間に
世界は終わった
大好きだった人たちも
名前すら知らない人たちも
見慣れた建物も、古代の遺跡も
季節の匂いも
すべて跡形も無く消えてしまった
出来るだけ ....
  それはあなたですか

{引用=   いいえ、それは麦藁帽です
   それはかぶることができます
   それは夏の人々に好まれています

   いいえ、それはすみれです
  ....
はなもとあおさんのおすすめリスト(599)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
Let_it_go!- ペポパン ...自由詩4*11-8-19
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*_水田の_苗の隙間に_実る夢- 藤鈴呼自由詩2*11-8-19
音のない洞窟(_落日編)- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...711-8-19
つたの洋館- はるな自由詩711-8-17
水のいのち- 佐々木青自由詩6+*11-8-17
メナジェリー- 草野春心自由詩15*11-8-17
同情で- 草野春心自由詩611-8-17
無数の手_- 服部 剛自由詩511-8-16
無題#- くろきた自由詩611-8-15
抱いて- 森の猫自由詩13+*11-8-15
流れ星に願いを- ペポパン ...自由詩6*11-8-10
髪の匂い- 吉岡ペペ ...自由詩411-8-10
24時に自殺する鯨- 士狼(銀)自由詩12*11-8-9
嘔吐- はるな自由詩811-8-8
凸凹- 森の猫自由詩23*11-8-8
タイムマシン- 吉岡ペペ ...自由詩511-8-7
いのちのいろ- 洞野いち ...自由詩611-8-7
あなた- 草野春心自由詩411-8-7
隣に立つ異世界の住人へ_/_夏はやっぱり不思議話- beebee自由詩20*11-8-6
ドワーフ- ペポパン ...自由詩3*11-8-6
幽霊に花束を- 北大路京 ...自由詩18*11-8-6
うめぼし- 森の猫散文(批評 ...7*11-8-6
ネジ花- 藤鈴呼自由詩2*11-8-6
目を開く_- 服部 剛自由詩311-8-5
紙の夏- たもつ自由詩911-8-5
桃を剥く- 草野春心自由詩5*11-8-3
自然と人間- 馬野ミキ自由詩511-8-3
黙祷- たもつ自由詩611-8-2
らぶ・ぽえむ- 草野春心自由詩4*11-8-2

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