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別にロマンチックじゃなくて
ふつうでいいですから


ほら、それ
お箸じゃないですよ


ふつうでいいですから
いっしょにいるの嬉しいですから


そうやって
なんで ....
だだっぴろい海の上

たれさがる旗


こんな日は

昼寝でもするか

なぁ、野郎ども


たれさがる旗

だだっぴろい海の上
どこに吹いているのだろう
どよめく風の中に
探し求めているものは

人からの毒をはらんだ風が
わたくしの肺に充満して
わたわたと苦しみ始めたのは
おこんじさんを初めて見たときだったか
 ....
夕暮れ発 明日行き
手をすり抜けた紙飛行機は
いつまでも落ちない


深まる緑の季節も
夕焼けを背景に影になる
傾いていく時刻に
明日を見ながら祈って
紙飛行機を折る

飛ばした ....
駅のホーム
喫煙コーナーのベンチ、夕暮れでは少女が
メールを打つ少女
メールを打っている

少女はメールを打つ
指、その速度の指で
穏やかな夕暮れ、穏やかな煙
少女よ、今、僕はカフ ....
『のびたままのかっぷらーめん』

おかあさんは言った

いい?
3分よ、3分たったら目を開けるの
砂時計の上の砂が下に落ちきったら3分だからね
それまでは目を開けちゃだめよ?
分かった ....
深夜、男友達から『お前のことずっと上海してた』と電話。ひどく
驚き、『ごめんなさい』とだけ応えて電話を切る。自分の言動を振
り返り、しばらく彼には会わないでおこうと決める。図らずも点と
点 ....
 恋をするのはめんどくさい

 語らったり
 理解したり
 どのみち理解など
 できるはずもなく
 中途半端に抱きあったりして
 そうして

 さみしさを希釈する

 カルピスで ....
冷蔵庫のモーターの音だけ響く部屋で
ベッドに横たわると
たった一人の自分の呼吸さえも
聞こえなくなる

こんな夜は毛布に蹲るしかない
枕と頬の間に絡まる髪をかきあげ
コットンの感触を確か ....
決まって
微熱がでるのは
実らなかった果実を葬る準備の
涙の熱さ

下腹部の奥深く
あなたのオスは死んでいて
私のメスの両腕が
それでも離すまいと
必死に掴む時の
痛み

 ....
  

 
いつもの散歩道が行き止まりになっていた


そうなんだ

今朝 ニュースを見ちゃったんだ


別の道が 大きく口を開けていて
みんな足並みをそろえてる
とりあえず ....
 「チャンスはいつも平等に」

 急行の止まらない駅でチャーリーはいつもつぶやく
 いくつもの携帯電話の着信音が鳴り響く遺失物届所には、
 いつまでも使われない傘と
 これからも役に立た ....
 君のいう「君」が
 ボクなら 
 いいのに

 君のせつないことのはが
 呼んでいるのが
 ボクで
 あるなら

 ボクは
 この人ごみにすっくと立って
 いまより

 ず ....
その喫茶店は
電車の形をしていて
街外れにぽつんとあって

わたしと彼のお気に入りだった

彼といるとき
わたしは何も知らない
女の子でいられた
彼は
はじめての人だったから

 ....
朝の気だるさに風が吹いた
驚いたことに 涙は 出ない
哀しいはずだった 私はいつの日も 常に
夜のかなしみは 朝には 薄くなっていく
主人公には なれずにいた

母がふ、と呟きそう ....
一本
二本
三本

指が沈んでる

あなたに触れようとしたら
全部
落ちてしまった

水槽で泳ぐ
さみしそうな指に
ゆらゆらと
水草がからみつく

しょうがないので
エ ....
ぼくたちが住む
この星の
実態を知るべく
ならば
地球を割ってみよう、と思いついた

ぼくがやらないにしても
いづれ壊れるみたいだよ
と 
誰かが言ってたし
それなら いいよね
 ....
14:34発

皐月のシャツ着た
ゆふいんの森5号
水平線を描く
電線を
斜め下から
追ってゆく
風景も
ゆったりと
融けて
車窓の後ろへと
帯びてゆく

電車の中は
か ....
女の子とはかわいいものだ
かわいがれるうちには可愛がりたい

手に負えなくなったら
秋葉原に行くか、
ひきこもるか、
戦争をおっぱじめるか

目が笑ってない場合どうすればいいのか
東 ....
田舎の小さな駅に

僕と君の靴音だけが響く

君は今にも泣きそうに言ったね

もう少しいられないの

東京に帰るのは明日でいいでしょ

そういうわけにはいかなかった

まとまっ ....
 夏の気配をちらつかせては
 まだ肌寒くなる朝には
 寒がりな君のことを想うよ
 
 咲いてしまった躑躅の並木や
 同じくらい鮮やかになってしまった街の色が
 こんな日は胸に痛くて
 ....
私はまだ一度も夢を見たことがない。

いや正確には見ているのかもしれないが憶えていないのだ。何かを見たかもしれないという程度の感覚も一度も味わったことがない。学童になり友人達が夢の話をするのを聞く ....
ドーナツの穴から覗くと
世界はいつも
いいにおいがした
食べ物で遊んではいけない
そう教えてくれた人が
今ではもういない
難しい言葉はきらい
難しい言葉は 結局
何も表現していないことがあるから

でも

簡単な言葉ばかりをよく使う人が
難しい言葉を使うのはすき
きっとその言葉でしか表せない感情なんだろう ....
蒼木りんさんの自由詩おすすめリスト(294)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
焼肉- Monk自由詩904-5-5
上海された- あとら自由詩1*04-5-4
答えは風の中にあるか- 香澄 海自由詩3*04-5-4
夕暮れ発- 霜天自由詩1104-5-4
穏やかな夕暮れ- たもつ自由詩1104-5-4
おかあさんはいった- 桜 葉一自由詩604-5-4
上海された- 石畑由紀 ...自由詩57*04-5-3
恋カルピス- umineko自由詩4*04-5-3
ワンルーム- 野島せり ...自由詩304-5-2
ヒメギミ- 石畑由紀 ...自由詩904-5-1
そう言われればそうかも知れないと、僕は照れ笑いをかみ殺す'- AB(な ...自由詩204-5-1
チャーリー- たにがわ ...自由詩704-5-1
君のいう「君」が- umineko自由詩3*04-4-30
電車の形の喫茶店- チアーヌ自由詩10*04-4-30
アットホーム症候群- 田島オス ...自由詩104-4-29
落ちる- チアーヌ自由詩11*04-4-28
地球儀- 望月 ゆ ...自由詩7*04-4-28
14:34発- 湾鶴自由詩704-4-28
オレオレ詩- 馬野ミキ自由詩804-4-28
★72_エキ- 貴水 水 ...自由詩8*04-4-27
キャラメルマン- マッドビ ...自由詩304-4-26
- たかぼ自由詩604-4-25
世界- たもつ自由詩3904-4-2
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