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何故に詩という詩人にとって最も
その存在を証立てするものを
便利な道具として使うのだろうか。
「あなたが嫌いです」
何故メールなり私信なりで直に言わないのか。
それを言う度胸の無い小 ....
鉛色の岸辺
蒼い木馬が燃えている
塩辛く 蝕まれた 薄い身体を 震わせて
揺れている
錫色に泡立った 波頭の拍子を 執りながら
砂の一粒一粒は 鋭く ....
石と夜の間に 硬質な 大気が宿る
焔の中に描かれた 淡い筋 その熱
鏡の水面に 風が揺れる 針のように
黄金の雨に 濡れながら 光る
蝋燭が 泣いて 熱い涙 生命を融かして
....
ぼくが
何をしてきたとしても
何を望んできたとしても
今の
ぼくの心を 信じて下さい
ぼくの心を 許して下さい
もし
あなたに信じて貰えないのなら
あなた ....
がらくたに音を立てた雨は
まばらに窓を濡らしただけで 止んでいた
真っ直ぐな風が一通り
花弁を泥の上に 押し退けた後だった
冬よ去らないで
夜よ
暗がりのまま
....
艶やかに唇濡れ 薄紫 柔らかい澱み 胸の奥底に 藍色の沼は
甘く渦巻く 鬱血 指先の冷たさ ぬるい痺れ 重い流砂状の心
沼辺の風草靡く廃土の奥に 優しげに 傾いた
脊髄の鐘楼が 鈍く軋ん ....
※
寂れた風車が ぐらり と回り ぎい と短く 鳴る音を
運んでくる風が 含有する骨粉を 嗅ぎ分ける 臭覚神経の
末端の 鋭さから 染み込んでくる 苦味の
粘付く 痺れに似た この感触 ....
暗い部屋の一角を 橙に染める白熱灯
闇と光の境界面に 一羽
透けた油色の水鳥が 羽根を休めて
緩い波紋 円の波を生んでいる
この胸まで 波は 広がっては消え また広がる ....
無色の眼光に崩壊した空は いまだ自転の歯車を回し続ける
微かに揺れている 渦巻いた日蝕の環に 写影機は 操られている
非具象絵画が 乱雑な閃光に 連写される
既に太陽と月は 暦を稼 ....
黒目を搾って炭化した果汁の渋味を垂らして
滝のように濡れてゆく白い部屋を睨み
眼光の輝度を上げて透視力を発揮しろ
眼球の白に血走る毛細血管を密集させて開拓してゆく
暗室に舞い降る ....
メチターチェリさんの小野 一縷さんおすすめリスト
(10)
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日付
チンカス詩人への「あて付け散文」。
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小野 一 ...
散文(批評 ...
9+
11-4-13
蒼葬_/_****'02
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小野 一 ...
自由詩
10*
10-5-10
寂然の果てに帰す_/_****_'02
-
小野 一 ...
自由詩
5*
10-5-5
手紙_/_****'98
-
小野 一 ...
自由詩
6*
10-4-28
未明_/_****'99
-
小野 一 ...
自由詩
9*
10-4-23
鳴子沈夢_/_****'01
-
小野 一 ...
自由詩
6*
10-4-20
風車のための散文詩_/****'04
-
小野 一 ...
自由詩
5*
10-4-17
詩_04_/_03_/_02_/****'02
-
小野 一 ...
自由詩
5*
10-4-17
流些の刻_/_****'01
-
小野 一 ...
自由詩
6*
10-4-6
宇宙遊泳_/_****'01
-
小野 一 ...
携帯写真+ ...
7*
10-4-5
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