すべてのおすすめ
{引用=
経血の、色も知らないきみですが こどものれしぴをしってたふしぎ。
}
シャイニングナイト・クラウディモーニング・雨風虹影の地球光
ただ無為に時を過ごすよコーヒーを飲み本を読み土になりたい
「また後で」テレスコープの先の君と飲む微炭酸ソーダみたいな春
....
いつまでもアンモナイトは眠るだろう。うたかたと月を夢に見ている
サンダ−ソン セオ メイ カール アトキンス 宇宙人ジェフ、鐘鳴らす
サガリバナー咲く夜を通うもあしびの祖母が孕みし寅年の母
その母の父は縊りて廃屋で良人は東風を聞きつつ死せり
螢光灯テレビが照らし下肢温む炬燵死体の春の宵かな
べりべりとせんべい布団引き剥がし ....
なんだかさ、まるいやつが欲しいんだ ぐるぐる回るるーびっくきゅーぶ
引き潮に 身体つかまれ 流されて 溺れ死ぬ夢 うたた寝破る
落下する夢にも似た
戸を開けば陽の光さす通り道妻は日曜勤務にいでし
冷気こめ朝の空気すがすがしくも今日の集会妻は欠席
夜くれば食卓囲む幸せを思いつ友の車来るまつ
寝て覚めて起きて辺りを見渡して 結局暗い一人の小部屋
右の手に残る昨夜の多幸感 今すぐ首を括って死にたい
「夢の夜」夢幻と形容し 夢幻と夢を貪る
目前に 戯れ踊る 憧れは 一晩経ても ....
サヨナラをいうタイミング探してる君との距離が微妙にひらく
誕生日来れば必ず電話する元気ない母歳を誤魔化す
空を飛ぶ鳥の背中に乗せられた想いはいつか君を動かす
天ぷらやフライを揚げるあ ....
どうしても 欲しかったんだ きみの腕 貝殻つなぎで 街に繰り出す
実朝の末期知るなる大銀杏八百年後の雪に折れけり
夢自体めったに見ないし、まして樹木絡みの夢など、木を相手の仕事をしている割には見たことが無かった。
それが、今日の未明、倒れる大木 ....
青侘びた外葉の白菜持ち重るサナギの中で誰の子眠る
ストーブの火見つめ猫がもの思う人は卓にて白菜を剥ぐ
ゴミ捨て場レシートのたば見つけては きみと同じ商品をかう
そらのないひろばにひびけきみのこえきみのかなしみきみのぜつぼう
んわ構もてっ喰 は{ルビ鳥=スカ} {ルビ豚=ケボ} {ルビ牛=ホア} いたり守 (もラジク)カルイい賢 てく愛可
適当にご飯は済ませろその代わりたけのこの里は噛みしめて食え
ペケをするマルをするまたペケをする答案用紙が涙ぐむまで
カゴの中震える果物くださいなろくでもない日に ....
わたくしを 不安にさせた 罰として 車で轢いて ペシャンコにする
春めくね君の瞳のモンブラン弥生の日差し甘酸っぱい
駅染める弥生の西日切り取って胸へとしまう兄と妹
また明日また明日へと環はめぐり環は環をめぐりまた会う日まで
....
てけてけとんつかたんつかたんぺけぺけぴーとかつくとかつくぺけぺけぽー
デパートで母を買いたし腹腔に溢れたる癌きれいに取りて
たい鳴てっンーボ とすら揺子り振 のな計時 もとれそ?体死 君い白
破れては縫い直してる恋心自由な恋をさせない縫い針
故郷に残した想い下を向き都会暮らしに馴染めない肌
新しい道路を作る目的であらゆる武器で山を虐める
雪が降り黒ずむ想い白に変え風に揺ら ....
もうひとりには戻れない この背中の温かさを知った後では
ガラス窓に映るわたしに寄り添い、最後の日が終わろうとしてる。
本当は誰でもいいの わたしの手を引いて逃げてくれるひとなら
....
幸福はひとさじのスープいつもよりお腹すかせて食べるのがいい
死ぬ時の 自分の顔が 見たいなら 合わせ鏡を ダイブして行け
夜感情のボタンを長押しして電源を切るおやすみなさい。
しろいろが通るくろいろの上をぺたぺたと痕を付けてまっしろに。
かみさまを消しゴムで消したらそれ ....
母の骨 太鼓の中に 詰め込んで ドンガラ叩く 月夜の{ルビMarch=やよい}
ただいっしんに首を振りあたまの中の炭酸ソーダを泡立てる。
ぱちぱちとはじける泡の数だけあなたに言いたいことばがあるの。
泡も抜け残酷なひとが通りすぎ鏡 ....
桃かじる 熟すたびに 苦くなる 重ね重ねた 年齢の味
かくしごと 二人だけの 笑顔だよ あの子にちょっと 分けてしまったけど
1 2 3 4 5 6 7