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真夜中にアンモナイトは目を覚まし月の光をたべてまた寝る
あこがれのバニーガールを追いかけて月まで行った行方知れずの
稲妻がいつまでたっても落ちてこないとぐろ巻いてる 「春なの? バカなの?」
あたらしいスライムを素手で殴りたいきみのしっぽにかじ ....
灰色の卵を割ったらからっぽだった。僕は黙ってねぎを刻んだ。
さまざまなことが一度に起きるこの一つの点は世界と呼ばれる
あたたかな春の日差しの雨上がり傘はやさしい涙を流す
待ちぼうけ 曇天 スリープ クロロフィル アンテナ 未来 受信しました
今はただ生きる意志だけあれば良い。サナギのままで腐るのは嫌だ
いつまでもアンモナイトは眠るだろう。うたかたと月を夢に見ている
ひとつひとつの瞬間が僕をつくる
ひとつひとつの出来事が僕を変える
僕は僕じゃない。
僕は、死に続けている
死んでいった僕が僕になる
生きている僕が、僕を変える
何にでもなれる
僕は、何に ....
そらのないひろばにひびけきみのこえきみのかなしみきみのぜつぼう
てけてけとんつかたんつかたんぺけぺけぴーとかつくとかつくぺけぺけぽー
鏡を見なさい。
忘れないように
顔を洗いなさい。
なくさないように
幸福はひとさじのスープいつもよりお腹すかせて食べるのがいい
気の抜けたとんびが空をとんでいる。コペルニクスに会いにいこうか
まっさらな雪の上を歩くのはいい。
歩くということがわかるから。
踏み固められた道をゆくのもいい。
{ルビ他人=ひと}の重みがわかるから。
冬空をひこうき雲はまっすぐに。どこまでもゆく、どこまでもゆけ。
あのこはね、きれいなはなびら はなびらはちょうちょ ちょうちょはきまぐれなはな
あの空はきっと誰にも描けない{ルビ薄紫=うすむらさき}のグラデーション
気がつけば骨まで{ルビ柔=やわ}くなるようだカルシウムが少し足りない
この道は知らない場所へとつづく道なくしたものの重みを{ルビ背負=しょ}って
暗やみの道の途中にぽつぽつと火が{ルビ焚=た}かれている道しるべだろう
月を踏むうさぎの白さ軽やかに
ジグザグジグザグ
ぶつかりながら
ジグザグジグザグ
みぎへひだりへ
止まらなければ、
どこへでも行ける。
革命はピンボール
現実はノイズ
空白はエピローグ
静寂はナイフ
しましまの囚人みたいな服を着て四角い窓から空を見ていた
あいはぶあぺんしるあるいは稲光
存在のすべてを懸けて
赤ん坊が泣いている。
そのうたに、
誰もかなわない。