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アジサイの蕾ふくらむ真昼どきふと戦争の頃思いいず
公理さえ定理もいらぬ人もいる健全に過ごさねば滅ぶ
妻ととも来年からは二人して新しき人生はじめむかな
雨後の庭朝日に青葉色さえて妻は明るく出勤しゆけり
遠くから近くから様々な楽しき音今朝の坂本陽ざしに映ゆる
後一年妻は最後の勤めなり読書をすると朗らかに言う
春かすみ藍色の水鳥が舞う湖の架け橋渡りけるかも
枯れ葦の水辺たわむる鴨の群れ飛び立つ音に心騒げり
浅みどり新芽つけたる木々を見つ心新し空を仰ぎて
黄みどりの芽と花が合い桜咲きける ....
朝早し冷たい空気通り抜け妻の車は勤務にいそぐ
妻に又何かをせむと心やり描き始めにし昨日の絵
一人いて心に懸る妻のこと共に料理を作る楽しさ
緑野にタンポポが一面に咲き妻と喜ぶ春のひと日に
春風がそよそよと吹く畦道を伝道奉仕に妻と行きけり
陽は翳り大イヌフグリ点々と春風の吹く川のほとりを
風に揺れ柳芽吹ける川沿いの野に鳥な ....
風温しさがし来てみた野っ原に土筆採るなり妻と友らは
早春の枯葉まじりに青草と前景にある杉の林が
喫茶「風」心は浮きて妻と共トーストとコーヒー
山際の店にいて人五・六人薪ストーブ窓辺の ....
戸を開けば陽の光さす通り道妻は日曜勤務にいでし
冷気こめ朝の空気すがすがしくも今日の集会妻は欠席
夜くれば食卓囲む幸せを思いつ友の車来るまつ
如月の温くき休日二人して柿右衛門展思い出になる
洋服を二・三点も出されけりどれも似あいて妻はみめよき
妻出勤部屋を出でゆき戸を開けば横顔見せて運転席に
陽の照る日おにぎりを二人して勾当内侍の塚の前にて
友くれし水仙の花しばしの間さびしい色に妻の花瓶に
ソロモンの言える如くに空しかり花も吾らの愛でさえをも
ことり ま菜さんの生田 稔さんおすすめリスト
(9)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
五月二十一日
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生田 稔
短歌
5
10-5-21
朝のしばし
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生田 稔
短歌
4
10-4-21
湖の春
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生田 稔
短歌
6
10-4-18
朝早し
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生田 稔
短歌
4
10-4-16
春風が吹く
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生田 稔
短歌
3
10-4-4
花折れ峠辺り
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生田 稔
短歌
3
10-3-23
朝の一刻
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生田 稔
短歌
3*
10-3-14
月曜の朝
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生田 稔
短歌
3
10-3-1
愛
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生田 稔
短歌
4
10-2-24
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